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「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

  • 2023.3.8

東京・御茶ノ水にある日本茶レストラン【レストラン1899お茶の水】では、福岡県のブランド苺「あまおう」と福岡県の八女茶の玉露、そこに春を告げる桜を使ったアフタヌーンティーやパフェを2023年4月30日(日)まで用意。お茶や和食と融合したアフタヌーンティは、驚きの美味しさ。今まで経験したことのないお茶の味も楽しめます。

お茶の魅力を引き出したアフタヌーンティー

お茶専門のカフェが注目を集め、お茶を使ったパフェやケーキなどが続々と登場するなど、とどまる所を知らないお茶ブーム。創業124年になるホテル・レストラン運営の老舗「龍名館」が運営するレストラン1899お茶の水では、お茶と苺、桜とがマリアージュ。和食の味に精通しているお店だからこその美味しさです。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲「レストラン1899お茶の水」は、1899年(明治32年)に神田駿河台で創業したお宿「龍名館」が運営するレストランです <画像提供:レストラン1899お茶の水>

「いちご×桜×抹茶」をテーマにした和のアフタヌーンティープレート。純和風のセイボリーも加わる、彩りあでやかな全9品が並びます(ドリンクは別料金)。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲「1899 アフタヌーンティープレート」 ¥2,500

「濃茶アイス」は、京都産一番茶を石臼でひいた茶葉を使い、抹茶よりも濃い“濃茶”のアイスクリーム。あまおうの甘酸っぱさに、桜の塩漬けがアクセント。甘さを抑えた大人の味は、お口直しにも最適です。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲「濃茶アイス」には桜の塩漬けをはさんだあまおうをトッピング

「桜とあまおう苺の抹茶レアチーズケーキ」は、あまおうのゼリー寄せの下に、クリームチーズとマスカルポーネチーズを使った緑の抹茶の層と、桜の塩漬けを使ったピンクの層、さらにベースの自家製サブレが重なります。くるみの飴煮も香ばしく、小さなケーキの中に様々な味が映えています。

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▲「桜とあまおう苺の抹茶レアチーズケーキ」

料理人こだわりの出汁巻き玉子を抹茶のパンでサンド。アフタヌーンティーに出汁巻き玉子が加わる意外性はもちろん、上品な出汁の風味は和食レストランならではの出来栄え。セイボリーの感覚で、スイーツの合間にいただきました。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲優しい色合いと美味しい出汁使いに感動の「抹茶玉子サンド」

洋風に仕立てたタルトにも、和の要素が加わります。緑色は抹茶とお豆腐を使ったチョコレート。ピンク色は桜餡で、そこにあまおうをトッピング。材料を知っておくと、食べる楽しさも高まります。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲お豆腐も使った「桜あんと抹茶のチョコレートタルト」

アフタヌーンティーのセイボリーに天婦羅が並ぶのも斬新ですが、和食の料理人が作るだけあって、これがたいへん美味しくて驚かされました。初春を連想するタケノコには上品な下味がついていて、菜の花とフキノトウも抹茶塩でいただきます。

さらに緑色の苔玉を思わせるのは、その姿から味とレシピの想像ができない「抹茶ポテトサラダ」。ベーコンが入った丸いポテトサラダには、ローストした1899の“酒茶ケーキ 抹茶”をまぶした、アイデアな一品です。

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▲セイボリーの「春野菜の天ぷら」と、丸い苔玉に見立てた「抹茶ポテトサラダ」

「桜豆乳プリンとあまおう苺のヴェリーヌ」は、豆乳を使った桜プリンをベースに、あまおうやベリーソース、生クリーム、ローストした抹茶味の酒茶ケーキなどが何層にも重なります。あまおうやベリーソースの甘酸っぱい味わいに、おこしのカリカリ食感がアクセント。抹茶で飾ったお店のロゴもおしゃれです。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲グラスに入った「桜豆乳プリンとあまおう苺のヴェリーヌ」

「あまおう苺と桜の春色パフェ」は味も彩りも鮮やか

こちらも4月30日(日)まで、あまおう苺と桜の風味を楽しめる「あまおう苺と桜の春色パフェ」。苺や桜のジュレ、桜豆乳プリンや濃茶アイスなど、17種類の素材を色鮮やかにデコレーション。そこへ桜ソースが添えられて、味の変化も楽しめます。

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▲「あまおう苺と桜の春色パフェ」 ¥1,800

生クリームを敷いたトップには、桜もちをイメージして、塩漬けにした桜の葉で巻いたあまおうのほか、栗の甘露煮や黒豆をデコレーション。苺には桜の花の塩漬けが添えられます。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲桜の葉で包まれたあまおうは、桜もちをイメージ

パフェグラスの中には、濃茶アイスやあまおうを筆頭に、桜ジュレ、抹茶あられ、おこし、挽茶シャーベット、真っ赤なベリーソース、自家製桜豆乳プリンなどが入ります。多彩な味と食感が、入れ替わり立ち代わり感じられ、混ぜ合わさり、豊かな味わいを満喫できました。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲カラフルな彩りが幾重にも重なる美しさ

今こそ知っておきたい“日本茶の世界”

この機会にぜひ体験をしておきたいのが1899での“日本茶の世界”。例えば「八女伝統本玉露」は、まるで出汁のような味わいです。福岡県八女市周辺で生産される伝統本玉露は、あえて剪定をしない自然仕立てで栽培。光合成で増える苦味成分のカテキンを抑えるため、茶園全体に稲わらの覆いをかぶせるなど、美味しいお茶作りのために手間のかかる栽培をしています。

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▲1日5セット限定の「八女伝統本玉露」は、一杯の茶葉で味の変化を楽しむ試みです ¥1,200

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▲お茶が急須内に残らないよう丁寧に注がれます

最初の1杯となる1煎目は、深い旨味と独特の香りが存分に感じられ、出汁を飲むような驚きの味わいです。茶葉を替えず、お湯を注ぐ2煎目、3煎目と煎を重ねるごとに味がどんどん変わり、旨味やコクが軽やかになっていきます。それぞれ違いを楽しんでみてください。

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▲1煎目は出汁のような旨味が特徴。それまでの“お茶”の味に対する考え方がガラリと変わるほどでした

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▲3煎目は味がマイルドになって、一般的なお茶の風味に近づきます

そして飲み終えた茶葉にも驚きの利用法が! 八女伝統本玉露は、枝の先端にある芯と2枚の葉だけを摘む「一芯二葉」。手摘みで新芽だけを収穫しているので茶葉が柔らかく、食べることもできるんです。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲お茶を淹れた後は、茶葉を食べる! 写真は4煎いただいた後の茶葉です

茶葉は、優しい味わいの酢醤油をかけていただきます。ホウレンソウのお浸しに似た絶品の味に驚きました。茶葉には食物繊維が多く含まれ、強い抗菌・抗酸化作用で知られるカテキンや、ビタミンCなど栄養価も高く、なんとビタミンEは食品の中でナンバーワンの含有量。お茶の葉はスーパーフードなんです。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲1899特製の酢醤油でいただく茶葉は、驚きの美味しさです!

さらにおすすめのお茶は、同じ地域の茶種の違いを試す飲みくらべセット。「福岡の八女茶 煎茶 天雫の匠」と「福岡の八女茶 深蒸し煎茶 天雫の楓」。お茶の味って、どれもほぼ同じと思っていた人も、ちがいがはっきりわかる趣向です。知らなかったお茶の世界に、ちょっと近づいた気持ちになりますよ。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲「福岡の八女茶 煎茶・深蒸し煎茶2種飲み比べセット」 ¥850

ちかごろ出会う機会が増えている和紅茶。国産の茶葉で作った紅茶のことで、こちらでは濃厚で甘味のある茶葉「やぶきた」と、花のような香りと爽やかな後味の「さやまかおり」をブレンド。和紅茶にはテアフラビンという成分が含まれ、抗菌や抗ウィルス作用が期待できるといわれます。インフルエンザが流行る時期にもおすすめです。

「いちご×桜×抹茶」がテーマ。お茶の魅力を楽しむ【レストラン1899お茶の水】アフタヌーンティー

▲渋みが少なくまろやかな「和紅茶 紅優香」は、鮮やかな色合いも魅力的 ¥750

なお、新橋6丁目にある姉妹館「ホテル1899東京」1階のカフェ【チャヤ1899東京】でも、八女茶のドリンクメニューをいただけます。

お茶の世界がひろがる【レストラン1899お茶の水】のアフタヌーンティーやパフェ。スイーツで楽しむお茶の冒険を心行くまで楽しんでみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:レストラン1899お茶の水 https://1899.jp/ochanomizu/>

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