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ヴィヴィアン・ウェストウッドの孫娘、ミニのウェディングドレスでショーに登場。

  • 2023.3.8

パリ・ファッションウィークでの印象的なシーン。3月4日(土)、コラ・カレは、12月29日に祖母が亡くなって以来、ブランド初のファッションショーのフィナーレに登場した。

ヴィヴィアン・ウエストウッドの夫でデザイナーのアンドレアス・クロンターラーと腕を組むヴィヴィアン・ウエストウッドの孫娘コラ・カレ。(パリ、2023年3月4日)photography: Getty Images

そのスタイルも込められた想いも印象的なフィナーレだった。3月4日(土)、パリのオテル・ド・ラ・マリンのサロンで行われたヴィヴィアン・ウエストウッドのファッションショーのフィナーレで、伝統的なウェディングドレスをデザイナーの孫娘であるコラ・カレが着用し、一層感動を呼んだ。

目に涙を浮かべた若き24歳の彼女は、ワイドスリーブのミニウェディングドレスを着て、頭に小さな角、手に花、そしてもちろん高さのあるプラットフォームブーツを履き、アクセサリーをつけて、会場でふわりと浮かんでいるかのようにさえ見えた。2022年12月29日に亡くなったヴィヴィアン・ウエストウッドと、常識を覆し、世界を揺るがすという彼女の美学に忠実なシルエットである。

ヴィヴィアン・ウエストウッドのトリビュートショーの最後に歩くコラ・カレ。(パリ、2023年3月4日)photography: Getty Images

コラ・カレがヴィヴィアン・ウエストウッドのランウェイを歩いたのは、今回が初めてではない。2001年、まだ3歳だったコラは、モデルのヴェルーシュカ・フォン・レーエンドルフと一緒に恥ずかしそうにランウェイを歩き、その後、祖母のファッションショーのフィナーレに手をつないで同行するようになったが、アンドレアス・クロンターラーとは、3月4日に初めて行われた。

2015年春夏ショーに、祖母のヴィヴィアン・ウエストウッドとともにウェディングドレスで登場したコラ・カレ。(ロンドン、2014年9月14日)photography: Getty Images

生意気で創造的

ヴィヴィアン・ウエストウッドは、すでに数年前から30年来の夫であるアンドレアス・クロンターラーにアーティスティック・ディレクションを委ねていた。待ちに待った今回の秋冬コレクションでは、40年にわたる生意気で創造的というメッセージを込めている。デザイナーは68のルックを発表したが、そのほとんどがふたりで集めた布の切れ端を使ったもので、コレクションに特別な魂を込めている。真っ直ぐにパワフル、尖りつつも、感情や感性にあふれていた。まさにトリビュートと呼ぶにふさわしいショーが、堂々たるフィナーレと共に幕を閉じた。

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