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「焼肉に一番お金を使っている都市」ランキング!3位「岐阜市」2位「大分市」を抑えた断トツ1位は?

  • 2023.5.2
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画像:Chiristsumo/Shutterstock.com

アツアツでジューシーなお肉をお腹いっぱい食べられる焼肉

誕生日などの特別な日に、家族や友人、パートナーと食べに行くという方も多いのではないでしょうか。

でも、どの都市の人が焼肉にたくさんお金を使っているのかは知られていませんよね。

そこで今回は、総務省統計局の家計調査(2020年~2022年平均)をもとに焼肉に対する年間支出金額が多い都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)をランキング形式でご紹介します!

ちなみに全国平均は6,135円でした。

※都道府県庁所在市以外の政令指定都市(川崎市、相模原市、浜松市、堺市及び北九州市)

【第3位】岐阜市:8,855円

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出典:Hawk777/Shutterstock.com

第3位にランクインしたのは、飛騨牛で有名な岐阜市です。

農林水産省のホームページによると飛騨牛とは、
①飼養期間が最も長い場所が岐阜県
②飛騨牛銘柄推進協議会登録農家制度にて認定・登録された生産者が肥育
③14ヶ月以上肥育された黒毛和種の肉牛
④公益社団法人日本食肉格付協会が実施する牛枝肉格付により肉質等級5等級・4等級・3等級と格付けされたもの

これら4つの条件を満たした牛のことを指すのだそうです。

また、岐阜県は北アルプスの高い山があり清らかな水や澄んだ空気など自然環境に恵まれているため、きめ細やかで柔らかい肉質を持った牛が育つんだそうです

岐阜の方は、肉そのものの旨味が味わえる焼肉にお金を使う傾向があるのかもしれませんね。

【第2位】大分市:9,377円

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出典:tomoyuki3/Shutterstock.com

第2位は、豊後牛が有名な大分市です。

豊後牛(ぶんごぎゅう)の歴史は古く、1921年に東京で開催された畜産博覧会で、種雄牛「千代山」号が一等賞に輝いたことから始まったのだそう。

その後も牛の飼育に力を入れ、2017年には和牛のオリンピックである「第11回全国和牛能力共進会」において、種牛の部の日本一を獲得したりと、その美味しさは全国的に評価されています。

また、豊後牛の中でも肉質等級が3等級以上の肉は「The・おおいた豊後牛」と呼ばれ、認定を受けた店がシールを貼って販売しているそうです。

【第1位】高知市:12,033円

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出典:Sanga Park/Shutterstock.com

第1位は、大川黒牛や土佐あかうしなどが有名な高知市です。

土佐あかうしは、全体の和牛生産量の0.1%ほどの出荷率であり、「幻の和牛」とも呼ばれる牛です。

赤身とサシのバランスが良く、甘みを感じるアミノ酸は、黒毛和種の2倍以上も持っており、熟成によって4倍まで増えるのだそう。

また、サシが細かく喉越しが良いため、シンプルに塩のみで食べる焼肉でも美味しく頂けるのだといいます。

焼肉に使う全国平均額が6,135円のため、高知の方は平均の倍近くも焼肉にお金を使っていることになります。

産地によって牛肉の個性もいろいろ!

全国さまざまな場所に「〇〇牛」は存在しますが、それぞれに特徴があることがわかりました。

地元の人は、自分の地域の名産牛に誇りを持っているのでしょう。興味がある方はぜひ地元の有名な牛や焼肉店について調べてみてくださいね!


参考資料:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2020年(令和2年)~2022年(令和4年)平均)」、飛騨地区[販売]指定店ガイド、おおいた豊後牛とは、土佐あかうし(土佐褐毛牛) | 高知県庁ホームページ