田舎の八百屋に嫁いだユメさんは、夫・ダイと義母の言動にずっと我慢していましたが、あるとき自分の人生を生きようと決意。そんなとき、ユメさんの書いたチラシがテレビ局のスタッフの目に留まります。ユメさんはテレビ局の男性スタッフ・コースケと話すうちに、次第に「似顔絵を描きたい」という気持ちが芽生え始めました。こうして、ユメさんは八百屋の店先で似顔絵を描く仕事をスタートさせたのです。似顔絵の仕事が好調になり忙しくなったユメさんは、息子を保育園へ預けるようになりました。ある日、保育園で息子・いっ君が転んだ拍子にトクマの娘も巻き込んでしまい、けがをさせてしまったそう。トクマは気にしていない様子でしたが、義母は八百屋のメンツのためにもう一度謝ってこいといいます。子どもの起こした問題に関わる気のない夫を残して、ユメさんはひとりで改めて謝罪に行くことに決めたのでした……。
トクマの自宅へ謝罪に訪れたユメさん。マンションの雰囲気に圧倒されながらも、中に入っていきます……。
出迎えてくれたのは、トクマと……。
「ユメさんがご迷惑でなければ、上がってお茶しましょう」
トクマは、家政婦さんとともにユメさんに手作りのクッキーまで用意して快く迎え入れてくれました。
トクマの妻の姿は見当たりませんでしたが、彼と家政婦さんの温かさに触れて楽しいひとときを過ごしたユメさん。
そして、同時に義母やモラハラ夫がいる自分の家族との違いを痛感したのでした……。
ユメさんは、夫や義母からの理不尽な扱いを受け続けていますが、常に一緒にいることでそれが当たり前となってしまっているのかもしれません。
このことをきっかけに、ユメさんは自分が受けている状況や言葉はモラハラであると少しずつでも気づいて、今後は本当に心地いいと思える人との関りが増えていくといいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター イルカ
息子・ウミ君のママで、ブログにて育児マンガや体験談マンガを連載中!
ベビーカレンダー編集部