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コレは意外!ツラ~い「片頭痛」の原因となるNG習慣3つ

  • 2015.11.25
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今年は例年になく、いつまでも気温が高かったり気圧が不安定だったりして、頭痛に悩まされている人が増えているようです。

なかでも片頭痛はアラサー・アラフォー世代の女性に多いことが知られています。しかし片頭痛が“いつものこと”になっていると、脳腫瘍やくも膜下出血など命にかかわる病気を見逃してしまうリスクがあるんです。

そこで今回は、予防医療推進協会の理事長を務める筆者が“片頭痛の症状と原因”についてご紹介します。原因をしっかり知って、対処できるようにしていきましょう。

 

■片頭痛ってどんな痛み?

片頭痛といえば、頭の“片側だけ”に起こる頭痛だと思われがちですが、じつは“両側”に起こることもあります。

痛む場所は“こめかみから目の周辺”にかけて。なかには「頭に心臓があるように感じる」という人がいるほど、脈打つようなズキンズキンもしくはガンガンと表現される痛みが生じます。

頻度は人によってさまざまで、月に1回、週に1回ということもあれば、1度痛みはじめたら薬を飲まない限り3日ほど続くこともあります。また、姿勢を変えたり頭をちょっと動かしただけでも痛みが強くなるため、動けなくなってひどいときには寝込んでしまう人も。痛みだけでなく、吐き気を感じたり、光がまぶしく感じるといった症状を伴う場合もあります。

片頭痛を訴える人の20~30%の人に前兆が見られ、視野の一部が見えにくくなったり、フラッシュのような閃光を感じたりします。この前兆は数十分でなくなりますが、その後頭痛がはじまります。

 

■締め付けるような痛みを感じたら「緊張型頭痛」かも

頭痛といえば片頭痛と思っていませんか? 実は、そうではないのです。脈打つような鋭い痛みを感じるのに片頭痛に対して、頭にタオルを巻いて締め付けられているような鈍痛を感じる“緊張型頭痛”というのもあります。

慢性化しやすく一旦痛み始めると1週間近く痛みが続くこともあり、ひどい肩こりや軽いめまいを伴うこともあります。動くと痛みがひどくなる片頭痛とは対照的に、動くことで痛みが楽になるのが緊張型頭痛の特徴です。

 

■ストレスから解放されても起こる!? 「片頭痛」の原因3つ

(1)女性ホルモンの乱れ

女性の片頭痛の大きな原因と言われているのが“女性ホルモン”の変動。

エストロゲンの分泌量が減り、プロゲステロンが増える排卵期から月経開始後3日くらいの間に片頭痛を訴える人が多くいます。実際、妊娠中や閉経後に片頭痛が治まる人が多くいます。

 

(2)生活習慣・食習慣の乱れ

“週末頭痛”と呼ばれる片頭痛もあります。これは週末に朝寝坊をすることによる睡眠過多や、生活リズムが乱れ朝食を抜くことによる低血糖が原因だといわれています。

また、身近な食材に含まれる成分が片頭痛の原因になる人もいます。

たとえば、赤ワインに含まれるポリフェノールやチョコレート、チーズ、かんきつ類があげられます。なかには、加工食品の防腐剤に使われている亜硝酸ナトリウムや、うま味調味料に含まれるグルタミン酸ナトリウムが原因で片頭痛を起こす人もいます。

 

(3)

ストレスからの解放

意外に思われるかもしれませんが、ストレスに関してはストレスがかかっているときよりも、“ストレスから解放されてホッとしたとき”の方が片頭痛が起こりやすいのです! なぜなら、ストレスがかかっているときは交感神経が優位になり血管が収縮していますが、ストレスから解放された途端、副交感神経が急に優位になり血管が一気に拡張して血管周辺の神経を刺激するからです。

とはいえ、ストレスを発散しなければいいかといえば、それは違います。何より大きなストレスを抱え込まないことが重要です。

 

まずは、生活習慣や食習慣を改善することからはじめましょう。過度な飲酒や加工食品を出来るだけ避け、大豆製品やナッツ類、海藻類などの“マグネシウムを多く含む食品”や納豆などの“ビタミンB2を多く含む食品”を意識的にとることを心掛けてみてくださいね。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Piotr Marcinski / shutterstock

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