人の本質、ちゃんと見ている？見た目で決めつけたその後…『隣の芝生は黒い』

優しそうな人と、口調の厳しい人、皆さんはどちらと仲良くなりたいですか？おそらく、優しそうな人と仲良くなりたいと思う人がほとんどではないでしょうか。特にそれが、住居の話となるとますます近隣住民は優しい人であってほしいものです。ご近所トラブルなどは避け、良好な関係を築きたいですよね。今回ご紹介する話は、そんな近隣トラブルをテーマにしたお話です。『隣の芝生は黒い』をご紹介します。どうぞご覧ください。

念願のマイホーム購入。その近隣住民は対照的だった

この物語りの主人公はゆきえさん。念願のマイホームを購入し、一家4人で引っ越してきました。新しい生活に夢いっぱいのゆきえさんです。

さっそくお隣さんへの挨拶へ行くことに。伊藤さんのお宅は、子どもの年齢も近く優しそうな奥さんもいて、仲良くなれそうとホッとするゆきえさん。しかし、神谷さんのお宅は、ひとり暮らしのおじいさんで犬を飼っています。きつい口調に、ゆきえさんはあまり関わらないようにしようと思います。

果たしてどんな新生活がスタートするのでしょうか。

新生活スタート早々、相次ぐ嫌がらせ…。防犯カメラに映った犯人は？

新生活が始まって早々、嫌がらせが始まります。ゆきえさんの家のゴミだけ荒らされていたり、玄関の前に犬の糞が落ちていたりすることが続いたのです。

せっかく憧れのマイホームでの生活が始まったのに、そんなことばかりが続いたら誰でも気が滅入ってしまいますよね。

ゆきえさんは神谷さんを疑いますが、夫は防犯カメラを設置して様子を見ようと提案します。そこに映っていたのは、なんと伊藤さんの奥さん、ともこさんでした…。

見た目ではなく、本質を見抜く大切さ

ともこさんは「むかつく」という理由だけで、ゆきえさん一家に嫌がらせを続けていました。ともこさんの夫は仕事が忙しいこともあったせいか、家のことに追われ必要以上に追い込まれていたようです。そのうさ晴らしをしていたのでしょうか…。家族の団らんがある様子が羨ましく見えたのかもしれませんね。

一連の事件が解決し、神谷さんとの交流が盛んになったゆきえさん一家。ゆきえさんは、人を見た目などで判断してしまったことを反省しました。

人の本質とは見えにくいものです。ですが、交流を続けていくうちに必ずみえてくるでしょう。見た目で思わず嫌煙してしまっている人はいませんか？まずは挨拶から始めてみるのもよいかもしれません。本当の人となりを理解する大切さを教えてもらいました。

著者：ゆずプー