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「え…カビだらけじゃん」彼に騙されて嫁いだ先は逃げたくなるほどのゴミ屋敷で!?

  • 2023.3.6

結婚が決まった私たち。彼に「俺の実家に住むとメリットがたくさんあるよ」と説得され、私たちは義実家で暮らすことになりました。しかし、荷物をまとめて彼の実家に引っ越すと……!?

義実家に住むのはメリットだらけ!?

結婚が決まった私たちは、住居や金銭管理など、結婚後の具体的な相談を始めました。私としては彼とふたりで暮らしたかったのですが、今までずっと実家住まいだった私は、生活費がどれくらいかかるものなのか想像できません。ひとり暮らしの経験がある彼から、生活にかかる費用を細かく教えてもらって初めて、費用がかなりかかることに気づきました。

そこで、彼が「俺の実家に住めば家賃や光熱費を抑えられるし、将来的には土地が手に入るかもしれない」と言い出したのです。彼の実家には、母屋とは別に築5年ほどの離れがあります。2部屋あるうちの1部屋は義母と義祖母の倉庫と化しており、嫁いだら私の部屋にするとのこと。彼の提案を聞いた私はメリットを感じ、義実家に引っ越すことにしました。

賃貸の場合だと、将来的に子どもができて夜泣きをしたら、近所迷惑になるかもしれないという思いもあったのです。

離れのドアを開けると…そこはまるでゴミ屋敷!

そして迎えた引越し当日。「今日からお世話になります。よろしくお願いします」と義母たちが住む母家へ伺い、あいさつを終えました。そして離れの扉を開けてびっくり。窓が開けられないほどたくさんの物で溢れかえっていたのです!

「使っていない離れの部屋は、母と祖母の倉庫になっている」と彼には聞いていましたが、実際に見てみると、そこは倉庫というよりもゴミ屋敷でした。

「こんなに物が多いなんて聞いてない! 多少片付けたとしても、人が住めるような場所じゃないよ……」

思わず文句を言ってしまいましたが、彼には「しょうがないじゃん。俺だってこんなにひどいとは思ってなかったんだよ。でも、もう母さんたちにもここに住むって伝えちゃったしさ」と、かわされてしまいます。

そのあと、2部屋あるうちのもう1つの離れを見にいき、そちらのほうが比較的きれいだったので、私たちは最初に見たゴミ屋敷とは別の部屋に住むことにしました。

義母が出入り自由な家は気が休まらない

その日から部屋の掃除を始め、私と彼の前途多難な新生活がスタートしました。ちなみに、もう片方の部屋は相変わらずゴミ屋敷のままです。このころの私たちは喧嘩することが多く、私が唯一ひとりになれる至福の時間は、彼が仕事でいない平日の、私が休みの日(職業柄シフト制だったため)だけでした。

ところが、義母は合鍵を持っていて、私たちが住む離れの部屋への出入りは自由。彼がいないときに部屋でくつろいでいると、義母が勝手に部屋のドアを開けて、必要な物を取りにくることも。さらに、隣のゴミ屋敷と化した部屋には、義母や義祖母が毎日何かしら荷物(ゴミ)を出し入れしに来ていて、大きな音が響くこともあり、なかなか気が休まりません。

隣の部屋は大量のゴミが邪魔になって窓を開けられないため、湿気やカビが生え、悪臭が立ち込めています。その臭いは、私たちの住む部屋まで漂ってくるのです……。そんな状況に疲れてしまった私が「引っ越したい」などと不満や文句を言えば、「出ていけ!」と彼や義家族に怒鳴られる始末。新婚だしまだ頑張ろう……と思い、なんとか耐えていました。

それでもやはり耐えられず、ストレスがどんどん溜まり、ついに私はうつ状態に。もうここでは暮らしたくない、ひとりの時間が欲しいと思って、義実家を出て実家へと逃げ帰りました。その後、実父に相談すると「離婚しなさい」と言われ、実父を交えて彼の家族と話し合いをすることになりました。

実父に「離婚しなさい。今の環境は精神的に良くない」と背中を押されたことと、彼はモラハラ・DV夫でもあったので、将来を考え直した結果、私は彼との離婚を決意しました。離婚した今は、仕事をしながらもたまの休日に自分の好きなことをして気の休まる時間を作るようにし、ストレスフリーの生活を送っています。

著者/灰ジン
作画/おはな

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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おはな

2014年生まれの娘を持つ母。はちゃめちゃマイペースな娘(と時々、夫)との日々をマンガにしてSNSやブログで発信中!

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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