ヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーが帰って来る！新しいショーに期待

ランジェリーブランドであるヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーが約4年ぶりに復活することが決まった。（フロントロウ編集部）

2021年に体制が一心したヴィクシー

ランジェリーブランドのヴィクトリアズ・シークレットは、ミランダ・カーをはじめ、ジゼル・ブンチェン、ハイディ・クルム、アレッサンドラ・アンブロジオ、アドリアナ・リマといった人気モデルを輩出し、広告塔のエンジェルになることは“トップモデルの登竜門”とまで言われた。

しかしここ数年ヴィクシーが推す“理想の女性像”と、多様性を求めるようになった世間の流れとの間にズレが生じてきたことなどがあり人気が低迷し、毎年開催してきたファッションショーを2019年に中止。

その後、ヴィクトリアズ・シークレットは2021年に体制を一新させるために、新たなパートナーシップのプラットフォーム「The VS Collective」を発表。ブランドの未来をつくり多角的にアプローチしていくために、世界各国のさまざまな分野で活躍する個性豊かな7人の女性たちが招集された。

体制を一新させたヴィクトリアズ・シークレットの広告には、ベラ・ハディッドやヘイリー・ビーバーといった人気モデルだけでなく、プラスサイズモデルや、ダウン症モデル、そして黒人トランスジェンダーモデルが起用され、多様性を見せている。

そんなヴィクトリアズ・シークレットが、約4年ぶりにファッションショーを復活させることが分かった。

4年ぶりのファッションショーは2023年後半

ヴィクトリアズ・シークレットは2019年にファッションショーを中止して以降、再開させる気配を見せなかったが、2021年にヴィクトリアズ・シークレットの最高経営責任者であるマーティン・ウォーターズが、電話会議で投資家に向けて、「私たちの意図は、文化的に適切な方法でファッションショービジネスに復帰することです」「ファッションショーが我々のビジネスの一部になることを期待してください。我々はそれを再定義します」と語り、ファッションショーを復活させることを明言。

その後、ファッションショーについて動きはなかったものの、先日行なわれた2022年の決算説明会で、最高財務責任者のティモシー・ジョンソンは「このビジネスへの投資として、トップ・オブ・ファネル（購買プロセスの初期のこと）と、今年後半に予定されている新バージョンのファッションショーへのサポートにマーケティング費用の投入を継続します」と発言して、2023年後半にショーを行なうと話した。

毎年、豪華アーティストによるパフォーマンスだけでなく、ジュエリーがあしらわれた1億円以上するファンタジーブラが登場するなど、華やかな世界観で多くの人を魅了してきたヴィクトリアズ・シークレットのファッションショー。体制が一新したヴィクトリアズ・シークレットは、2023年後半にどのようなファッションショーを見せるのか期待したい。（フロントロウ編集部）