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なぜ?大谷翔平が“日韓戦”ではなく中国相手に登板する理由…日本記者が明かした見解とは【WBC2023】

  • 2023.3.6

「初戦という象徴的な意味もある。ダルビッシュも優れた投手だ」

侍ジャパン(日本代表)の大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)は、東京ドームで行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンド初戦となる中国代表戦で先発登板する見通しだ。

日本が誇る現役最高のメジャースターであり、日本が誇る現役最高の選手が、なぜ宿命のライバル対決“韓日戦”ではなく、中国戦で先発登板するのか。

日本記者が明かす「大谷初戦登板」のワケ

 

日本国内のメディアは、侍ジャパンがWBC1次ラウンドの4試合で起用する先発投手を早くも確定したと報じている。

初戦の中国戦(9日)で大谷が先発登板し、韓国戦(10日)はダルビッシュ有(36、サンディエゴ・パドレス)、チェコ戦(11日)は佐々木朗希(21、千葉ロッテマリーンズ)、オーストラリア戦(12日)は山本由伸(24、オリックス・バファローズ)が投げるローテーションと予想されている。

3月5日、大阪の杉本商事バファローズスタジアムで韓国と日本の練習を取材していた日本メディア『Full-count』の小谷真弥記者も、「大谷は中国戦、ダルビッシュは韓国戦で先発登板させる」と述べた。

侍ジャパンを率いる栗山英樹監督は、なぜ大谷を格下と見られる中国相手に大谷を先発登板させるのだろうか。

2006年の第1回WBC優勝メンバーである日本球界レジェンドの上原浩治氏は、5日に放送された『サンデーモーニング』に出演した際、「大谷を中国戦の先発投手として起用するのはもったいないと思う」と言及した。

ただ、小谷記者は大谷の中国戦先発を予想する理由として、「栗山監督が直接明らかにはしていないが、中国戦は日本代表の大会初戦という象徴的な意味がある」と述べた。

侍ジャパン最高の選手が、WBC初戦の最初の投手としてマウンドに上がるという意味だ。また、中国戦では大谷が1番打者兼先発投手として出場するという話もある。投手・打者ともに一番最初という意味だ。

小谷記者は「韓国戦で先発登板するダルビッシュも良い投手だ」と笑顔で話していた。

「大谷を取材するため100人近い記者が…」

大谷への象徴的な待遇、さらには1次ラウンドの先発ローテーションは、その後の準々決勝、準決勝、そして決勝までを念頭に置いた布石という解釈もある。

侍ジャパンは準々決勝に進出した場合、1次ラウンドでの順位に関係なく16日に試合を行う。そして準決勝に進めば、20日に試合をする日程となっている。

大谷が9日の中国戦で軽く投げた後、準々決勝(16日)まで中6日の休息期間を設けられるということだ。ダルビッシュは10日の韓国戦に登板した後、準決勝(20日)で登板することができる。決勝は佐々木や山本をはじめ、すべての投手を投入する総力戦となる見込みだ。

大谷は今月1日、オープン戦のオークランド・アスレチックス戦で先発登板し、2回1/3を投げて2奪三振2四球無失点を記録した。そして翌日にアメリカから日本へ移動し、1週間ゆっくり休んで中国戦で投げることができる。

大谷は去る4日、バンテリンドーム名古屋で行われた中日ドラゴンズとの強化試合に先立ち、フリー打撃で9本の柵越えを披露した。ただ、WBCの規定により試合には出場できなかった。

(写真提供=OSEN)大谷翔平

5日の練習で、大谷はキャッチボールなど軽めのメニューで調整をしていたが、この日は日本の報道陣だけでも100人近くが集まっていた。

小谷記者は「大谷を取材するために100人近い日本の記者が来た。大谷は明日、ブルペンセッションをすると聞いている」と伝えた。

大谷は本日(6日)18時、京セラドーム大阪で行われる阪神タイガースとの強化試合に打者として出場するが、試合前にブルペンピッチングをするものと見られる。

(記事提供=OSEN)

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