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夜中に殺人事件の現場と噂の屋敷へ→まさかの警察沙汰に…【これがアメリカの女子大生(25)】

  • 2023.3.5

<夜中に殺人事件の現場と噂の屋敷へ→まさかの警察沙汰に…>これがアメリカの女子大生[#25]

(前回の続き)オカルト好き女子大生のアンジー達と飲み会をしていると、当時地元で殺人現場だと噂になっている家の話になり、皆で行ってみる事になったのです。

アンジーはお目当てのアメフト部のスター、ウィルも一緒に行くとあってノリノリ!
噂の屋敷に着くと、『KEEP OUT(立ち入り禁止)』のテープでぐるぐる巻かれていて、さすがに物々しい雰囲気が漂います…。

入る前からビビりまくって大騒ぎする私達でしたが、筋骨隆々のアメフト部のウィルは「みんな俺の後ろを歩けよ」とリードしてくれる頼もしさ!
私も含め、ビビリ組はウィルの後ろをキャーキャー大騒ぎしながらついて歩きます。

オカルト大好きアンジーは、終始「何かを感じる…!」、「鳥肌が立ってきた…。」と怯えていましたが、大好きなウィルに抱きつきながら歩いているので、「それ、作戦か…?」なんて考えがよぎったその時。

ある部屋の前で急に立ち止まったアンジーが、「何か音がする!」と言い出したのです。

一気に緊張感に包まれる私達。

耳を澄ますと屋敷中をコツコツと歩き回るような足音が確かに聞こえるじゃないですか…!

「霊がいる!」「こっちに来る!」とパニックを起こし号泣する女子たち。
「霊を怒らせたのかも!!!」とウィルに抱きつき、過呼吸気味のアンジー。

全員パニック状態で動く事も出来ずに立ち尽くしていると、あちこちから聞こえてくるコツコツ音が近づいて来て、急にドアが「バーーーン!!!!」と開いたのです。

そこに立っていたのは黒ずくめの大男!!…ではなく、なんと私たちの大騒ぎに気づいた近隣住人の通報を受けた警官だったのです。

ほっと胸をなで下ろしながら横を見ると、頼りのウィルは乙女のような悲鳴をあげて、同じアメフト部の男子に抱きついて震えているじゃありませんか…。
しかも、気絶寸前になりながら抱き着いていたアンジーをウィルは思いっきり振りほどいた様子…。

その後、警官から厳重注意を受けた帰り道、アンジーはウィルを氷のように冷めた目で見続けていたのでした…。

ちなみに、当時未解決だったその事件はその後無事に解決したそうで、アンジーいわく「あの屋敷は殺人現場でもなんでもなく、ただの私の失恋現場だったって事!」だそうです。

次回は、アメリカの卒業式で遭遇した思わぬ罠をご紹介します!

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