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うんちだけおむつでしちゃう子、考えられる7つの理由【保育士解説】トイレで排便を促す方法も

  • 2023.3.4

乳幼児の育児では、誰もが通るトイレトレーニング。長期化したり、途中でつまずいたりとうまくいかないことも多く、悩みはつきものですね。この記事では、インスタグラムで【無理しない育児】をモットーに子育てや保育に役立つメモを投稿している保育士ごんちゃん(@hoikushi_gonchan)が「おしっこはトイレでできるのに、うんちはトイレでできない」というお悩みについて、子どものトイレでの排便を促す関わりについてご紹介します。

「うんちだけできない」はよくあるお悩みのひとつ

おしっこはトイレでできるようになったのに、うんちはなかなか教えてくれない…というのは、よくあるお悩みのひとつです。まずは悩めるママたちの声を紹介します。

  • 3歳、うんちだけはなかなかトイレで出せません。いつもオムツ。どうしたらいいの?
  • トイレでうんちは頑なに嫌がるので、トイレに連れていくこともできません。
  • うんちをなかなかトイレでしてくれません。どのように教えたらいい?
  • うちも3歳の娘でおしっこは大丈夫ですが、大きい方がトイレでできません。どうしたら…
  • 3歳。うんちが出るタイミングは分かり、おむつでしたい気持ちをなだめてトイレに連れて行くまでは成功ですが、いざ便座に座ると出せません(引っ込んじゃうみたいです)。何か対策はある?

子育て中の皆さんに私のインスタグラムでヒアリングりた結果、うんちとおしっこだと、おしっこの方が先にトイレでできるようになった子の方が多かったです。およそ7割くらいの方が、おしっこが先でした。

うんちだけできないのはなぜ?

では、おしっこはできるのに、うんちができないのは何故なのでしょうか。原因として、以下のことが挙げられます。

  1. おむつに慣れていて安心感がある
  2. 便座に座るのが嫌だ
  3. うんちが落ちる感覚や水跳ねが嫌だ
  4. トイレだと踏ん張れないから嫌だ
  5. トイレで一人になるのが嫌だ
  6. トイレで見られているのが嫌だ
  7. タイミングをコントロールしにくい

子どもよって原因も違うので、当てはまりそうなものを考え、それに合うアプローチを試していきましょう。

1.おむつに慣れていて安心感がある

子どもにとっては生まれてからずっとおむつで排便してきているので、それが普通なんですよね。ですから、安心感を持つ気持ちは当然と言えば当然です。

対処法としては、下記の2つがあります。

【1】自分から卒業するタイミングを待つ

【2】うんちの時だけおむつに履き替えている場合、おむつを準備しない(タイミングは子ども本人に自覚があるので、トイレへ促す)

※トイレへ促してからの対応は、次の2〜7も参考にしてみてください。

2.便座に座るのが嫌だ

何が原因で便座に座るのを嫌がっているかによって、下記の対処法を試してみましょう。

【1】便座が冷たいこと
便座カバーをつけて、お尻がひんやりしないようにする。

【2】長く座れないこと
一緒に数を数えて座ってみる。「5数えるまでに出るかな?」など、遊び心を大切に楽しくなるような声掛けができると◎

【3】トイレの空間が嫌
まずはいきなりトイレではなく、リビングなどの生活空間でおまるに座るところから始める。

3.うんちが落ちる感覚や水跳ねが嫌だ

【1】トイレットペーパーを水の中に浮かべることで水跳ねを軽減する。

【2】まずはおまるでうんちが出る感覚に慣れる。(底までの距離が短いので、落ちる感覚を軽減。慣れたらトイレに移行)

4.トイレだと踏ん張れないから嫌だ

脚が中ぶらりんになっていると、踏ん張れずに用を足しにくくなっているかもしれません。

対処法は踏み台を用意すること。子どもが自力で登れて、座った時に足裏が届くならどんなものでも◎!

5.トイレで一人になるのが嫌だ

【1】トイレの空間が怖い
好きなキャラクターのポスターやシールなどで装飾する等、明るい雰囲気に。

【2】トイレに一人でいるのが怖い
そばにいて手を握ったり、前から抱きしめたりしてみるのも◎

6.トイレで見られているのが嫌だ

子育て中のママさんから寄せていただいた体験談を紹介します。

  • 2歳の子、おしっこはだいぶ行けるようになっていましたが、最近うんちもトイレでできるようになってきました!きっかけは、見られていて緊張していたと…。笑 ドアから少し離れて見えないように待つようにしたら、できるようになってきました。 最近はうんちの時だけはドア閉めて、と。笑 子どもといえど、確かになあ、そうだよなあ、人間だなあとしんみりしました。

「一人だと怖い」と感じるお子さんがいる一方、「見られていると嫌だ」と感じる子もいます。トイレの何がハードルになっているのかによって、それぞれにできる対応を考えていけるといいですね。

7.タイミングをコントロールしにくい

「うんちが出そうな感覚」が分かるようになって慣れていくと、出る直前ではなく、少し前のタイミングで「うんちが出そう!」と教えられるようになります。

まずは、排便のタイミングが分かることが大切です。子どもに排便を我慢させないようにするために、生活空間におまるを置くのがおすすめです。そして、「うんちが出る」と感じた時にすぐにおまるに排せつするようにします。排便のタイミングが分かるようになってきたら、徐々にトイレに移行していきましょう。

私が日ごろ関わる子どもたちに話を聞いていると、うんちはおしっこよりも出ると思ったらすぐに出てしまう子が多いように感じます。「出そう!」と思ったら「トイレ」という前に我慢できずに出ちゃう…と言っていた子もいました。

子どもの排せつコントロール能力は成長過程にあります。排せつを教えないのは、悪気がないケースも多いです。気長に見守っていくことが大切ですね。

原因になっていそうなことに向けたアプローチを

これまで、おむつでの排せつが当たり前だった子どもにとって、トイレで排せつするというのは大きな環境の変化になります。ですから、すぐにうまくいかなくても大丈夫です。

子どもも失敗する経験から学び、少しずつ成功経験を重ねていくことで、確実におむつ卒業に向かっていきます。

トイレトレーニングは焦らないことが鉄則。子どもの成長を信じて見守っていきましょう!

著者:保育士ごんちゃん

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