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イヤイヤ期を乗り切る「選択肢の与え方」って?【保育士解説】自己肯定感が高まるポイントも

  • 2023.3.3

赤ちゃんだった子どもに自我が芽生え、「自分の思うようにしたい!」という気持ちが強くなる、イヤイヤ期。これまでと違って思うように物事が進まないことも多いこの時期…。この記事では、インスタグラムで【無理しない育児】をモットーに子育てや保育に役立つメモを投稿している保育士ごんちゃん(@hoikushi_gonchan)が、できるだけストレスを抱えないようにする関わり方のコツをお伝えします。

イヤイヤ期とは?

イヤイヤ期は、第一次反抗期とも言われ、子どもに「自分でやりたい!思い通りにしたい!」という自我が芽生えてくることで、思い通りにならないときにそれがイヤイヤや抵抗となってあらわれる時期のことです。

子どもの成長に必要不可欠な発達段階ではありますが、親としては「正直疲れちゃう…」ということもありますよね。

子どものイヤイヤに!選択肢の与え方のコツ

子どものイヤイヤに対して「選択肢を与えて自分で選んでもらうこと」は、その後の行動をスムーズに促すために有効な方法のひとつです。皆さんも、育児書などで対処法として聞いたことがあるのではないでしょうか?

物事を進めたいけれど、子どもが「いや!」と主張してなかなか思うように物事が進まない…。そんな時は子どもに選択してもらうのがおすすめなのですが、そこには大切なポイントがあります。

どれを選んでもOKな選択肢であること

小さな子どもにたくさんの選択肢から一つ選んでもらうより、まずおすすめなのは「これとこれ、どっちがいい?」と2択の選択肢から選んでもらうことです。その場合、選択肢を提示する時は「親にとって子どもがどちらを選んでもOKな選択肢になっていること」がポイントです。

子どもを着替えさせたい時を例に、具体的な場面を見ていきましょう。

例えば、子どもに着替えさせたい場合、「赤の服にする?青の服にする?」と聞くなら、赤の服と青の服どっちを選んでも実際に着せられるものであることが大切です。

2つ選択肢があるのに、親としては本当は赤を着てほしいと思っていたら、子どもが青を選んでも結局「赤にしようね」と赤を選ぶように誘導することになり、選択肢を与えている意味がなくなってしまいます。それにより、選んだ子どもとしても、自分の意思が尊重されなくてイヤイヤがヒートアップすることも。

もし、着せたい服が赤と決まっているなら、「この赤い服、こっちのお部屋で着替える?それともあっちのお部屋で着替える?」のように、どちらを選んでもOKで結果的に赤い服が着せられるような選択肢になっていることがポイントです。

「子どもが決める」ことの大切さ

これは大人にとって好都合な選択肢を用意していることにはなるのですが、それでも大丈夫です。

なんでも親が勝手に決めてしまう状況と比べると、子どもは選択することを通して自分の意見が尊重されていることを感じられるので、実際に行動に移しやすくなります。

自己肯定感が大きな鍵

いかがでしたか?今回はイヤイヤ期をうまく乗り越える、選択肢の与え方について解説しました。自分で決める感覚というのは自己肯定感にも関係があると言われています。一部の研究では、自己決定度の高い人が、幸福度が高い傾向にあることがわかっているそうです。「自分で決める」はそれほど大切なのですね。

まずは2択から「子どもが選ぶ」「子どもが決める」体験を積み重ねてみてほしいと思います。

著者:保育士ごんちゃん

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