「ホント、要領悪いね」絶対的な母の言葉に傷ついて｜家族、辞めてもいいですか？

著者である魚田コットンさんにとって母は大きな存在でした。何でも知っていて、おしゃれできれい。バリバリ仕事をする完璧な母。それは崇拝にも似た感情でした。ある日、母と姉と3人で出かけた先でコットンさんはかわいい服を見つけます。しかし、母に鼻で笑われ「センスが微妙」と言われ、落ち込みます。そしてコットンさんが考えたこととは？この記事では、魚田コットンさんによる漫画作品『家族、辞めてもいいですか？』電子書籍をご紹介する、試し読み企画をお送りします。※本記事は『家族、辞めてもいいですか？』から一部抜粋・編集しました。

幼少期の魚田コットンさんにとって母は憧れの存在。しかし、母に服のセンスが微妙と言われ、否定された気持ちで落ち込むことに。

母親からすればほんの軽口だったとしても、子どものコットンさんにとっては大きな傷だったのではないでしょうか。絶対的な存在の母が言うのなら…と、自身を否定する言葉にすら納得してしまう気持ちもわかります。そしてたびたび家で一人になっている件も気になります。不安な思いでいっぱいだったのではないでしょうか。

親からの言葉は、子どもに突き刺さる

コットンさんにとって絶対的な存在であった母。そんな母から「センスがない」「微妙」と言われれば、落ち込むのは当たり前ですよね。もし仮にそう思ったとしても、傷つけない伝え方はいくらでもあったはず。暴力というと身体的なことを一番に思いつきますが、言葉もまた武器になることがあるでしょう。心の傷はずっと記憶に残り、子どもを傷つけ続けることも。

大人にとっては冗談のつもりでも、子どもは純粋に受け止めます。言葉の選び方や伝え方は気をつけなければいけません。

家族、辞めてもいいですか？』電子書籍も発売中

家族、辞めてもいいですか？

￥1,100〜（楽天市場）

著者：魚田コットン 出版：KADOKAWA

家族に翻弄された幼少時代から、自分の価値を見つけるまでの物語。

両親の離婚、子どもだけの生活、継父からの性的虐待、ＤＶ… 「あれ？ ウチの家族って、もしかして普通じゃなかった？」 そう気づいたのは、大人になってからでした。
機能不全家族のリアルを描く、大反響のコミックエッセイ

著者：魚田コットン
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著者：こびと