辛めの“黒アイテム”がいいんです…！一気にあか抜ける春コーデのコツって？《スタイリストが解説》

2023.4.21

パーソナルスタイリストの高橋愛です。

私と同じ世代から上の方は、マリークヮントとといえば、ミニスカートブームの火付け役のイメージがあるのではないでしょうか。今回ちょっと久しぶりにマリークヮントの春の新作を見せていただき、この春夏に楽しめるコーディネートを組んでみました。

私のイメージをいい意味で裏切ってくれるアイテムが豊富で、これは春コーデをおしゃれに彩ってくれること、間違いなしです！

春コーデが一気にあか抜けるためのコツは、どこかに辛め要素をONすること。特に所持率の高そうな黒のアイテムをピックアップしているので、お手持ちのアイテムでも楽しめると思います。

【辛めアイテム】黒ライダースジャケット

ライダースのハードさをカラーパンツで中和したスタイリングは、大人にもぴったり。

春らしい淡いピンクのパンツに、ちょっとピリッとしたエッセンスを加えたい時は、ライダースのアウターが使えます。素材感もそうなんですが、カラーの重さもピンクの甘さを抑えてくれるので、甘めアイテムを着たいけど、苦手意識がある方や、可愛い印象にしすぎたくない時に使えます。

こんな感じのクールさのあるアウターのインナーは、きちんと感のあるアイテムを合わせてしまうと、ちょっと頑張っている印象が強めになるので、Tシャツくらいのカジュアルさがバランスよく着こなせます。

小物の使い方もポイントで、ミニバッグを合わせてみると、大人ならではの余裕のあるカジュアル感が出て素敵ですよ。

〈使用アイテム〉
・フェイクレザーライダースジャケット（ブラック） 24,200円
・フォトプリントミニ Tシャツ（アイボリー） 6,380円
・バックサインロゴパンツ（ピンク） 14,300円
・クリスタルビジューガマ口ポーチ（ブラック） 6,380円
・ミルフレームネックレス（シルバー） 3,960円

【辛めアイテム】黒リュック

サロペットパンツに合わせたアウターは、ぽこぽことした生地感がポイント！ブルゾンも素材感にこだわると、周りとかぶりにくくなって、かつおしゃれ度も底上げしてくれるので、おすすめです。

気になるのは、リュックとサロペットパンツの組み合わせではないでしょうか。大人世代にとっては、素材や合わせるアイテムを間違えてしまうと、若々しさが目立つスタイリングになりやすいアイテム。少し構えてしまう組み合わせかもしれませんね。

こんな時は使う色に注意してみると、そのお悩みを解消できます。あまり甘めの柔らかいカラーを使いすぎずに、落ちついたカラーを意識。素材もカジュアルすぎない、てろんとした生地やハリ感のあるものをチョイスして。足元はヒールだとバランスよくまとまり、大人も取り入れやすいサロペットコーデになりますよ。

〈使用アイテム〉
・フクレジャーカードデイジーブルゾン（グレー） 13,200円
・エンボスデイジーボンディングプルオーバー（ベージュ） 14,300円
・フロントタックデイジーサロペット（ベージュ） 14,300円
・ナイロンデイジーフラップリュック（ブラック） 15,950円

【辛めアイテム】黒スカート

最後はポロTに、メッシュスカートを合わせたコーディネート。画像だと伝わらないのですが、合わせたスカートは、裏地がひざ下くらいの長さで、ふくらはぎあたりからデイジーが透けて見えるデザイン。足元に抜け感をプラスできるアイテムになっています。

襟付きでも素材がニットだと一気に大人な雰囲気に。地の色と襟の色が違うバイカラーデザインは、モノトーンコーデのポイントになってくれますよ。この上にカーディガンを羽織って、襟だけ見せるスタイリングにしてもおしゃれで、おすすめです。

ちょっと可愛い要素があるアイテムの時は、モノトーンベースにしてみると、大人世代も楽しめるので、やってみてくださいね！

〈使用アイテム〉
・ロゴエンブロキャップ（アイボリー） 4,950円
・バイカラーデイジーポロプルオーバー（ホワイト） 7,150円
・メッシュデイジーロングスカート（ブラック） 8580円
・デイジーパッチブガッティ 2WAYミニトート（ブラック） 13,200円

※記事内の情報は筆者購入時および記事執筆時点の情報です。価格変更や売り切れ、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。

著者：高橋愛（Instagram / OFFICIAL BLOG）
パーソナルスタイリスト、コラムニスト。服飾の学校にてデザインと縫製を中心に、幅広くファッションについて学ぶ。アパレル業に10年従事し、5万人以上のスタイリングの経験を経て、2015年にパーソナルスタイリストとして独立。著書「迷わないおしゃれ」WAVE出版 / 店頭トークイベント・出版社でのセミナー・学校講演、テレビ出演（NHKあさイチ他）/ 新聞紙面での連載、広告スタイリングなど活動は多岐に渡る。
撮影：fort / 編集：TRILLニュース