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【川﨑志穂プロLESSON】ドライバーで飛ばしたかったら、両手で大きなU字を書きましょう!

  • 2023.3.3

ドライバーショットの飛距離が伸びると、2打目以降が短いクラブで打てるようになるので、スコアアップにもつながります。そこで、今回は川﨑志穂プロにドライバーショットの飛距離を伸ばすコツを聞いてみました。ポイントはV字ではなく、U字とのこと。一体どのような意味が隠されているのでしょうか。

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◆飛ばしたかったら右脇をギュッと絞める動きは禁物です

私が見る限り、ドライバーの飛距離が伸びないと悩んでいる女性ゴルファーは、決してパワー不足ではありません。むしろ力はあるのに生かし切れてない印象です。その原因は、ズバリ、ダウンスイングにあると思われます。

飛ばない人の多くは、アドレスからトップまでは問題ないのに、そこからクラブを鋭角に下ろそうとします。両手の動きだけを見ると、まさにV字ですよね。その結果、クラブヘッドが最短距離で降りてくるので、ヘッドスピードが加速しないうちにインパクトを迎えてしまうんです。これではどんなに力があっても遠くへ飛ばすことは難しいでしょう。

ヘッドスピードを加速させるには、ダウンスイングからインパクトにかけて、ヘッドが動く距離を長くしてあげることです。そのためには、ヘッドが体の近くではなく、体から離れたところを下りてくるのが理想なんです。V字ではなく、大きなU字を描くイメージを持ちましょう。

両手の動きが大きなU字を描くようにクラブを振るには、ダウンスイングの際に右脇を閉めたり、右肘をグッと絞るような動きは禁物です。右腕は曲がったままでも構いませんが、右脇を少し開いた状態でクラブを下ろしましょう。右脇を閉めるとクラブが鋭角に下りるだけでなく、窮屈なインパクトになります。そのままインサイドにクラブを引っ張り込むか、もしくはそれが嫌でクラブフェースを開いた状態でボールをとらえることが多く、引っかけやスライスの原因になるので気をつけましょう。

ダウンスイングで右脇を閉め、右肘を絞るような動きは禁物です

右肘は曲がったままでいいので、右脇は少し開きましょう

両手をV字のように鋭角に下ろしてくると、ボールにパワーが伝わらず、飛距離が伸びないだけでなく、スライスの原因にもなります

詰まった形でインパクトを迎えると、クラブを引っ張り込んでしまい引っかけが出ます

両手で大きなU字を描くつもりでクラブを下ろすと、ボールにパワーが伝わり、飛距離が伸びます

右脇を閉めるのではなく、少し開いたままクラブを下ろしましょう

◆ボールの位置は左足カカトの延長線上か左足親指の前

V字軌道のダウンスイングになる人は、クラブを急いで下ろしてくる人に多く見られます。ダウンスイングでは、慌てずゆっくりとクラブを下ろしましょう。U字をイメージすると、スイングアークが大きくなり、ボールにしっかりとパワーを伝えることができるので、飛距離アップにもつながります。

また、ボールの位置はできるだけ左足寄りにセットしましょう。左足カカトの延長線上か左足親指の前ぐらいが理想です。この位置なら、スイングの最下点を過ぎてからボールをヒットできるので、ヘッドが一番加速した状態でインパクトを迎えることができます。当然、飛距離もボールの高さも出るので有効です。逆に、ボールを中に置いてしまうと、V字軌道になりやすいので気をつけましょう。

ボールを左足カカトの延長線上にセットしましょう。左足親指の前でもOKです

ボールを内側に置くと、V字軌道になりやすいので要注意

◆教えてくれたのは…川崎志穂プロ

かわさき・しほ/千葉県出身。ミツウロコグループホールディングス所属。身長170cm。父の影響で7歳からゴルフをはじめる。拓殖大学紅陵高等学校出身。2017年にプロテスト合格。モデル級の長身から放たれるドライバーの飛距離を武器に活躍中。インスタグラム(@shiiiistagram__official)

撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 撮影協力/スイング碑文谷

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