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約130点の肉筆浮世絵が日本初公開! 上野の森美術館で「肉筆浮世絵-美の競艶」がスタート。

  • 2015.11.25
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初代歌川豊国「時世粧百姿図」(一部) 絹本二十四葉 文化13年(1816) ©WESTON COLLECTION

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2016年1月17日(日)まで、上野の森美術館にて、「シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵-美の競艶~浮世絵師が描いた江戸美人100選~」が開催中だ。

アメリカ・シカゴの日本美術収集家、ロジャー・ウェストン氏所蔵の肉筆浮世絵は、個人コレクションとしては世界有数の規模と質を誇る。同展では1,000点を超える同氏のコレクションの中から厳選された約130点が里帰りし、日本初公開。菱川師宣、勝川春章、喜多川歌麿、歌川豊国、葛飾北斎、河鍋暁斎など、50人を超える絵師たちによる多彩な作品を通して、江戸初期から明治にいたるまでの肉筆浮世絵の流れを知ることができるまたとない機会となる。

鮮やかな色彩で摺られ、量産された「版画」に対して、肉筆浮世絵は、絵師が絹や紙に筆で直接描いたもの。絵師たちが腕をふるった多くの作品には女性の髪の生え際や、華麗な衣裳の文様まで精緻に描かれている。浮世絵版画では、摺る時に絵の具を使わず紙の白さで美人の顔を表現するが、肉筆画では貝殻を砕いた胡粉を使って白粉を叩くように何度も薄く重ねることで、白く滑らかな肌を描いていたのだとか。同展では、こうした超絶技巧が楽しめるよう、高透過アクリル、LED照明、有機EL照明を用いた超薄型展示ケースで、至近距離から自然光で鑑賞しているかのような展示を実現。作品本来の色や繊細な筆づかいや華やかな美人たちの競艶を堪能して。

「シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵-美の競艶~浮世絵師が描いた江戸美人100選~」

開催期間/~2016年1月17日(日)

・会期中展示替あり

開催場所/上野の森美術館 東京都台東区上野公園1-2

開館時間/10:00~17:00、金~20:00

・入館は閉館30 分前まで

観覧料/一般 1,500円、高校・大学生1,200 円、小・中学生 500円

休 館 日/毎週月曜日、1月1日(金)ただし、11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館

http://weston.exhn.jp/

参照元:VOGUE JAPAN

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