植物と科学の最高峰バランスを具現化した、新ホリスティックスキンケア。&Beauty キレイの理屈 〈THREE〉

現代のヒトの暮らしにおいても存在しない100％ナチュラルを追うのではなく、1％以上のサイエンスをかけ合わせることのほうがむしろ自然体であるーー。2009年のデビュー以来、「自然体こそ美しい」「自然体のバランス」など自然の恵みを科学してきた〈THREE〉。その柔軟な発想を極め、ブランドの原点ともいえる”バランシング”シリーズを、自然の恵みをベースに、植物と科学の最高峰バランスを具現化し、新時代のホリスティックケアへと昇華させた。新”バランシング”シリーズは、我々を取り巻く環境因子が誘因する「心・からだ・肌」の悩みや不調をしなやかに整えながら、生命力に満ちた美しさを目指す「FINE BEAUTY」がテーマ。さらに2022年に新設された「THREE ホリスティック リサーチセンター」での知見をもとに、自身でサバイブする力を高めるための原料や処方を、一から見直すという力の注ぎようだ。
ラインナップは肌をニュートラルな状態へと導くクレンジング2種を基本とし、普通肌〜乾燥肌向けのスキンケア、バランシングネクター3品が第1弾の発売に。4月には混合肌〜男性にも使いやすいラインも発表予定だ。シリーズの共通成分としては、廃棄されていたサフランの花弁と有用植物バードックの根を掛け合わせたオリジナルエキスを開発。またスキンケア3品には、ホーリーバジル油をはじめとした独自ブレンド精油などを配合、心身のバランスをエナジェティックに整えてくれる。また化粧液と保湿乳液にはバリア機能をサポートするパンテノールやアルギニンなどのアドオン成分も。甘くスパイシーな香りの効果も相まって没入感のあるケアへと誘ってくれる。不動の人気を誇る「THREE バランシング クレンジング オイル N」は、美容液で洗っているようなトリートメント力。化粧液の「THREE バランシングネクター ローション」は、花蜜のようなとろみでうるおいの膜を形成。そこに天然乳化で生まれた保湿乳液「THREE バランシングネクター モイスチャライザー」を重ねると、うるおいがレイヤードされ、光がバウンスするようなハリ肌に。また、ボトルに使われるリサイクル原料は”濁り”を”遮光”と捉えるなど、アップサイクルな発想に至るまで美意識が光るのである。

文／永富千晴
ながとみ・ちはる／美容ジャーナリスト。〈club C.〉主宰。女性誌やウェブで、企画、編集、執筆に携わる。YouTubeチャンネル「永富千晴キレイの未来」も。

※この記事は、No. 112 2023年4月号「&Beauty」に掲載されたものです。