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勉強で伸び悩む中学生「まず一教科で点数アップを」。狙い目はどれ?

  • 2023.3.5
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反抗期を迎えた中学生のわが子との接し方に悩む保護者にとって、声掛けの方法は悩みの種だ。成績が上がらないと悩んでいても、親がつきっきりで勉強を見てやる年齢でもないし、下手に口を出せば喧嘩の元に。そんな親子におすすめの本がある。

2023年2月24日『マンガでわかる 中学生の成績アップ勉強法』(主婦の友社)が発売された。

勉強の伸び悩みには、「動画やSNSが気になって勉強に集中できない」「部活でヘトヘトで勉強する気になれない」「宿題はやっているのに伸び悩む」など、色々な理由が考えられる。頑張っているつもりなのに、効率的に成果を出す方法がわからずに中学生活を終えてしまうというケースも。

本書では、元公立中学教師で現在は思春期の子育てアドバイザーとして幅広く活動する道山ケイさんが、中学生の成績アップの秘訣を紹介していく。

小学校と比べて範囲が広くなり、難易度も上がる定期テストは下記のポイントをおさえるとよいと言う。

・最初に点数アップをねらいやすい教科・やる気をあげるための親子での約束・勉強効率をあげる環境づくり・ワークをするときにやりがちな間違い・寝転がりながらでも毎日してほしい「五感勉強法」

ごほうびも目標も高すぎるのはNG

勉強には地道な努力が必要だ。でも、コツコツやるのが苦手な子にとって、努力とは苦行に等しい。道山さんは、「努力することが楽しくなる3つのコツ」として、1つは「一教科でいいからテストで点数をあげること」と言う。「最初に点数アップをねらいやすい教科」は理科や社会など暗記科目がおすすめとのこと。2つ目は、「ライバルを見つけること」。同じ志望校をめざす友達と一緒に勉強に取り組むむのがおすすめだ。同志として、ライバルとして刺激し合える関係になれたらベスト。3つ目は「勉強のごほうびと目標を親子で決めること」。その際、高すぎるごほうびや高すぎる目標を設定するのはNGだ。親子で一緒に納得できるラインを話し合おう。

本書はマンガがメインなので、文章を読むのが苦手な子でもスラスラ読める。学年上位を狙う子から平均点を目指す子まで、子どものレベル別に学習方法が紹介されており、どの子もすぐに取り入れることができる。

また、「やる気がでない原因チェックテスト」、思春期で親に反抗しがちな時期の親子関係改善のための「お悩み相談」など、気になるテーマも収録されている。まずは一教科から成績アップを目指して、親子でできることから始めてみては。

■道山ケイさんプロフィールみちやま・けい/思春期の子育てアドバイザー。「親を変えることで子どもの成績を上げる」プロとして活躍。また、子どもには、塾なしでも必ず成績が上がる勉強法を伝授。元公立中学校の教師で、教師時代に学級崩壊の地獄と学年最下位クラスを9カ月で学年トップに変えた天国を経験。この体験から" 道山流思春期子育て法" を確立。教師の立場からできることの限界を感じて独立。「道山流で子どもに接すると成績が上がる」「志望校に合格できた!」と信頼が厚い。年間3000 組の親子をサポートし、全国各地で開催される有料勉強会もすぐに満席になるほどの大人気。近著に『親子で一緒にやるからできる 中学生の勉強大全』(主婦の友社)がある。

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