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圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~

  • 2023.3.1
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今年も心おどる桜の季節がもうすぐやってきます。じつは、開花宣言の基準となる桜の品種「ソメイヨシノ」は、東京の駒込が発祥の地。今回は、圧巻のしだれ桜で知られる駒込の庭園「六義園」を訪れます。カフェやランチの隠れた名店が多い駒込~千駄木エリアで、のどかな春のおさんぽを楽しんでくださいね。

圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
樹齢は約70年。六義園のしだれ桜
圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
ことりっぷ

江戸幕府の5代将軍・徳川綱吉の側用人だった柳澤吉保が自ら設計した「六義園(りくぎえん)」。和歌の趣味を基調とする回遊式築山泉水庭園です。園内には和歌に詠まれた名勝や、中国古典の景観が八十八境として映し出されています。

園内の桜は30本ほどありますが、中でも内庭大門をくぐると視界に飛び込んでくる樹齢約70年のシダレザクラが有名。段になって地面までしだれる滝のような樹形は、高さ約15m・幅約20mに及び、息をのむ大迫力です。

園内の「吹上茶屋」でいただける、和菓子とお抹茶
圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
抹茶と季節の上生菓子を味わえる「お抹茶セット」(510円)

園内の休憩所「吹上茶屋」では、お菓子とお抹茶で一服もできます。季節ごとに変わる生菓子は、桜のシーズンは春らしいモチーフのものがいただけます。数種類の中からどれが出てくるのかはお楽しみ。

日本一美しい本棚で知られる「東洋文庫ミュージアム」
圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
ことりっぷ

六義園から不忍通りをはさんだ場所にある「東洋文庫ミュージアム」は、その岩崎久彌氏が設立した東洋学の研究専門図書館「東洋文庫」の膨大で貴重な資料を展示公開する場所として誕生しました。

館内2階には、息をのむような美しさの「モリソン書庫」があります。床から天井近くまで、書架3面に書籍がびっしり並んだ様子は圧巻で、厳かな雰囲気。照明を落とした空間に、モリソン書庫が足元からほんのりと照らされています。この書庫には、岩崎久彌氏がオーストラリア人ジャーナリストのG.E.モリソン氏より購入した約2万4000点の本や貴重な資料が収められています。

併設のカフェで文庫型のお重に入った知的でおしゃれなランチを
圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
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ミュージアムからカフェにつながる道「知恵の小径」の突きあたりには小岩井農場運営の「オリエント・カフェ」があります。岩手県にある小岩井農場で作られた乳製品をはじめ肉や野菜をふんだんに使った料理が人気です。

ランチタイムの人気メニューは、1日10食限定の季節のお重「マリーアントワネット」。本をかたどった重箱は、東洋文庫が実際に所蔵している、マリーアントワネットが所有していた書籍をモデルに作られました。小岩井農場の杉を使用し、塗りの漆にもこだわった特注品で、ミュージアムの余韻にひたりながら食事を楽しめそうです。

どこか懐かしい昭和レトロの空間で束の間の休息「駒込カフェ」

“息抜きの場所”として、肩の力を抜いてくつろげる「駒込カフェ」。美味しいコーヒーやスイーツ、ワインやおつまみ、ピザトーストまで、店主が厳選したメニューを懐かしいレトロ空間で楽しめます。1Fはカウンター席、2Fにはソファー席が。落ち着く空間で、お散歩の合間にほっと一息つきましょう。

“生活を楽しくする”がコンセプトのお店「CIBI Tokyo Store」へ
圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
ことりっぷ

ランチのあとは、ゆったりとした時間が流れるおしゃれで温かな雰囲気の千駄木エリアに足を伸ばし、「CIBI Tokyo Store」へ。オーストラリアに本店を構える「CIBI」のTokyo Storeで、健康的でバランスのいい朝食やランチ、スイーツなどを提供しており、プロダクトなどの販売も行っています。

畳でまったりくつろげる、千駄木の隠れ家カフェ「雨音茶寮」
圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
ことりっぷ

細い路地にひっそり佇むこぢんまりとしたカフェ「雨音茶寮」。古い家屋の趣きをそのままに、大胆にリノベーションされた店内は、雨の日でも長居したくなる、くつろぎの空間です。

店名にもなっているお茶を味わうなら、お茶菓子と緑茶がセットになったAセットを。
この店の緑茶はどれも、茶の原点とされている本山茶の産地、静岡市の水見色の緑茶を使っています。
数種類の茶葉がありますが、おすすめは甘みの強い「つゆひかり」です。

懐かしい味が魅力の専門店「大平製パン」
圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
ことりっぷ

千駄木駅から徒歩5分。都営バス千駄木2丁目バス停すぐ目の前に、「大平製パン」はあります。
赤と白のストライプがかわいらしいひさしをくぐり、引き戸を開けて中へ入ると、昔ながらのガラス張りのショーケースにコッペパンをはじめ、食パン、シナモンロールなどの柔らかい生地のパンが。

写真は、お昼ごはんにぴったりな「明太子ポテト」と「ナポリタン」。売り切れてしまうことも多い人気商品です。サンドイッチのような“調理パン”は、ほかにも「焼きそば」、「ホットドッグ」など、常時8種類ほど。「カフェオレ」や「黒蜜きなこオレ」などのドリンクメニューも用意されているので、一緒にどうぞ。

圧巻のしだれ桜「六義園」と、のどかな駒込&千駄木エリアを散策~東京 桜さんぽ~
ことりっぷ

店内には5席ほどのイートインスペースも。大平さんが好きなブサかわいい置物や、スタッフが描いた温かみのある優しいタッチのパンの絵が飾られていて、バスを待つお客さんや買い物帰りのお客さんが休憩していく姿が多く見られる、下町情緒漂う空間です。

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いかがでしたか?
六義園から歩いて行けるエリアには、すてきなスポットがたくさん。おさんぽ前には、ぜひ公式サイトで最新情報をご確認の上、おでかけくださいね。

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