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全部読めたら漢字博士かも!?読めたらスゴい「木」がつく漢字5選

  • 2023.3.16

小学校1年生で学ぶ「木」の漢字。

「木」は誰でも読めるかと思いますが、「木」を使った熟語には意外と難しいものがたくさんあるものです。

今回は、「え?初めて見た!」とびっくりするような「木」を含む熟語を紹介します。

1.「啄木鳥」

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漢字を見ると想像できる通り、「鳥」と関係のある漢字です。

4文字で読み方を考えてみてくださいね。

「き◯◯◯」と読みます。

正解は「きつつき」でした!

コゲラ・アカゲラ・アオゲラ・クマゲラなど、森林にすむキツツキ科の鳥の総称。鋭いくちばしで木をつつき、長い舌で中の虫を捕食する。ケラ。タクボク。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.419

なお、「啄木鳥」は「きつつき」以外にも「けらつつき」「たくぼくちょう」「けら」と読むことが出来ます。いずれも「きつつき」の異名なんだそうですよ。

2.「木履」

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「ぼくり」とも読みますが、今回は違う読み方を考えてみましょう。

「履」の漢字が使われていることがヒントになりそうです。

正解は「ぼっくり」でした。

楕円形の材の底をくりぬき、後方を丸く、前方を前のめりに作った駒下駄。側面に漆を塗ったものが多い。少女や祇園の舞妓が用いる。ぼっくり。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1612

下駄のことだったんですね。

「ぼっくり」のほかに、「ぽっくり」や「きぐつ」などと読んでも正解です。

3.「木栓」

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こちらはズバリ「もくせん」と読みます。

では「木栓」とは何を表しているのでしょうか?

ワインやシャンパンなどに蓋をするためにはめ込まれているものですよ。

開けるのに失敗すると、ポンっとどこかへ飛んでいってしまうアレの名前です。

そう、正解は「コルク」でした!

コルクガシの表皮下に発達した保護組織。軽くて弾力性に富むので、防音材・保温材・瓶の栓などに加工する。キルク。
出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.640

防音材や保温材としても使われているんですね。

4.「空木」

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「からき」や「くうき」と読んでしまいそうですが、違いますよ。

「空木」には、3つの読み方があります。読み仮名は3文字のものが1つ、4文字のものが2つです。

正解は「うつぎ」「うつろぎ」「うつおぎ」でした!

「うつぎ」は「ユキノシタ科の落葉低木(一部抜粋)」、「うつろぎ」と「うつおぎ」は「中が腐って空洞になった木。うつろぎ」(引用:『デジタル大辞泉』小学館)とあるように、どちらも「木」に関連した言葉です。

5.「造木」

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こちらは、もちろん「ぞうぼく」や「ぞうもく」ではありませんよ。

読み仮名は、なんと5文字です。「◯◯◯◯ぎ」と読みます。

少し難易度が高い漢字かもしれません。

正解は「みやつこぎ」でした!

聞き慣れない方が多いかと思いますが、「みやつこぎ」とは『植物「にわとこ(接骨木)」の古名』(引用:『精選版 日本国語大辞典』小学館)のことです。

にわとこは、スイカズラ科の落葉低木のこと。本州や四国、九州などに生えているそうです。

全部読めたら漢字博士かも!

「木」の漢字そのものは多くの方が知っているものですが、「木」を使った熟語となると、難しいものが多くありましたね。

「コルク」のように、普段は漢字であまり書かないようなものもありましたが、ぜひこの機会に覚えてみてくださいね。