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恋愛カウンセラーが「このカップルは続かない」と思う9つのケース

  • 2023.2.28

クチャクチャと音を立てて食べる彼にイライラする? ベッドメイクをしようとしない彼女の態度が気に入らない? 「こういう小さな問題はどのカップルにもありますし、それだけで2人の関係が続かないと決めつけるのはいけません」と話すのは、恋愛カウンセラーのメリッサ・コーヘン。でも、コーヘンを含む多数の恋愛カウンセラーによると、カウンセリング中のカップルの言動から、2人の将来を脅かす規模の問題が見えてくることもある。2人の絆を深めたいなら、この9つのケースに注意して。

1.相手を批判/侮辱している

「ねえ、あなた、食洗器の中身を片付けて」と頼む代わりに「あなたには精神的な病気があるの? それとも頭が悪すぎて、頼まれたことも忘れちゃう?」などといって、タスクではなく相手を直接批判するのは大きな過ち。「あなた(頭)おかしいでしょ/大丈夫?」というようなフレーズは、その人の人格を攻撃するものなので、頻繁に使っていると2人の関係が少しずつ壊れていく。

その一方で、パートナーを侮辱するということは、あなたがパートナーより優れていると思っているということ。「どうして私が全部やらなきゃいけないの? あなたはなにもしてくれない」というのは典型的な侮辱フレーズ。あきれた顔を見せたり、鼻で笑ったり、相手の癖を嫌味っぽく真似たりするのも、言葉を使わない侮辱行為で、火に油を注いでしまう。

コーヘンによると、ネガティブな発言はポジティブな発言5つで打ち消すようにするといい。「例えば、パートナーの運転スキルを批判してしまったら、無理にでも、その日のうちに愛情のこもった発言を少なくとも5回して事を丸く収めましょう」

2.信頼関係が築けていない

パートナーに浮気をされたり、お金のことで騙されたりするのは最悪。著書に『Money, Sex and Kids: Stop Fighting about the Three Things That Can Ruin Your Marriage』を持つ心理療法士のティナ・B・テッシナ博士によると、このような行為によって一度壊れた信頼関係は、修復できないこともある。この状況を乗り越えるには、信頼関係を壊した人がパートナーに真実を語り、信頼関係が回復するまでプライバシーを一部諦める覚悟をするしかない。

3.スキンシップが少ない

Women's Health

「スキンシップは、ロマンティックな関係におけるつながりと親密さの基盤です」とコーヘン。「仲のいいカップルはスキンシップが多い傾向にありますが、本当の意味で健全な関係を示すのは、パートナーに触れられる回数ではなく、あなたのスキンシップに対してパートナーがスキンシップで返してくる頻度です」。つまり、お互いにスキンシップが多ければ多いほど、心と心の距離が近くなり、2人の関係に対する満足度も高くなるということ。

著書に『Bad Boys: Why We Love Them, How to Live With Them, When to Leave Them』を持つ恋愛カウンセラーのキャロル・リーバーマン医学博士によると、お互いを避けるようなボディランゲージ(双方が腕や脚を組んでいたり、お互いに背を向けて座ったり)を見せるカップルも先行きが怪しい。

性生活だけは充実していることもあるけれど、だからといって2人の関係がヘルシーとは限らない。「セクシーであると同時に破壊的な関係もありますからね」とコーヘン。寝室の外でも相手の体に触れる努力を。

4.芝居がかった行動が多すぎる

テッシナ博士によると、ケンカばかりのカップルは(どちらかが暴力を振るう場合はとくに)同棲しないほうがいい。「そのようなカップルは、かんしゃくを起こしたり、駄々をこねたり、お互いを誹謗中傷したりといった芝居がかった行動をやめ、健全なコミュニケーションの取り方を学ばなけれななりません」

5.大事な感情を表に出さない

その一方で、泣くのはおろか怒りなどの強い感情も表に出さず、お互いに冷たくしているカップルも先行きが不安。「これは、お互いに傷つきすぎて、相手に対するすべての感情を遮断しているケースです」と説明するリーバーマン博士の話では、お互いに無関心で無表情なカップルよりも、お互いに怒鳴ったり叫んだり泣いたりするカップルのほうがマシ。「カウンセリングルームから早く出たくて仕方ないといった素振りを見せる人は、カウンセリングを受けたところで関係は改善しないという結論を勝手に出してしまっています」

テッシナ博士も同じ意見。「片方または両方が自分の気持ちや考えを話さないカップルや、片方が話を聞かないカップルは、その人が変わろうとしない限り絶対うまくいきません」

6.片方が他のことで忙しい

テッシナ博士によると、片方がほかのこと(浮気、元カノ、仕事、家族や子ども)で忙しく、パートナーに時間を割こうとしないカップルも非常に危うい。

7.お互い興味が失せている

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ディナーの席で口をきかない? 共通の趣味もない? 「相手に対する愛情、ユーモア、関心、興奮、喜びが著しく欠けているカップルもいます」とコーヘン。このようなカップルは、否定的であることも言い争いをすることもないので表面上は問題がなさそうに見えるけれど、危険なことには変わりない。「これは、自分の世界をパートナーと共有しなくなったケースです」。もはや友達とさえいえないような関係が長く続くはずはない。

8.思いやりが感じられない

相手の気持ちを思いやることがほとんど/まったくないカップルは、限界に達しているといっていい。自分の痛みや苦しみを感じ取ってもらえないわけだから、お互い孤独で大切にされていない感じがするはず。自分の痛みや苦しみを分からせるため、相手に対して残酷な行動を取ってしまうこともある。

9.その状況を改善する気がまったくない

「カップルのカウンセリングでは開口一番、それぞれの目を見て『この関係を続けたいですか?』と聞くようにしています」とテッシナ博士。そうすると、大抵は本音が出てくる。別れるためにパートナーを連れてくる人もいるので、この質問は非常に重要。ちなみに、パートナーを連れてくる人は「相手に暴力を振るわれたり怒鳴られたりするのが怖いので、カウンセリングルームという安全な場所で別れたいと思っているか、私の力を借りて相手の気持ちを傷つけずに片付けたいと思っているかのどちらかです」

※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。

Text: Cari Wira Dineen Translation: Ai Igamoto

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