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三陸の雄大な自然に癒やされる「石巻・川のビジターセンター」

  • 2023.2.28
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こんにちは!石巻市地域おこし協力隊のお笑い芸人・清水狸です。

私が石巻に移住をした決め手として、趣味があります。 バードウォッチングが趣味でもう30年以上になるのですが、元々住んでいた神奈川県では見られない野鳥が宮城県にはたくさんいるのです。

特に冬はハクチョウやガンをはじめ、様々な渡り鳥が石巻にもやってきます。休日は野鳥を探して田園風景の中を一日中歩き、夕暮れ時に飛んでゆくガンの群れを見て、石巻に来てよかったと実感します。

今回はそんなバードウォッチング好きな私のおすすめスポットをご紹介します。

自然を学び自然とふれあう「石巻・川のビジターセンター」
出典:リビング仙台Web

石巻・北上地区にある川のビジターセンター。住民バス等を乗り継げば石巻市街地からも1時間半ほどで行ける場所です。

住民バスは北上川に沿って走っていくので、途中でハクチョウの群れが川の上を飛んでいくのを観察できました。

出典:リビング仙台Web

しじみやワカメ等、北上地区の特産品が買える「北上観光物産交流センター」と隣り合っているこちらの建物が「川のビジターセンター」です。

早速中へ入ってみます。

出典:リビング仙台Web

周辺の自然に関する様々な展示があります。

出典:リビング仙台Web

イヌワシのはく製。国の天然記念物です。

出典:リビング仙台Web

なにやら面白そうなものを見つけました。サケ生すごろく?

出典:リビング仙台Web

なんと人生ゲームのサケバージョンでした。秋にはすぐ近くの北上川でサケの遡上が見られるそうです。サケの一生をすごろくとして楽しみながら学ぶことができます。それにしてもサケ生はなかなかハードモードですね。

出典:リビング仙台Web

手作りの展示も充実してますが、実際に自然とふれあえるプログラムも充実しています。

バードウォッチング以外にもデイキャンプやたき火、水生生物の観察など、季節によって様々なプログラムが行われています。

海・山・川の三拍子!

せっかくなので園庭を散策してみることにしました。

冬鳥の代表格・ツグミがそこかしこをぴょんぴょん飛び跳ねています(動きがすばしっこすぎて写真は撮れませんでした。読者の皆様すみません)。

出典:リビング仙台Web

園庭に流れる小川や池には、アオサギやマガモの姿も(こちらもすぐ飛び去ってしまいました。野鳥は撮影が難しい…)。

出典:リビング仙台Web

「うなぎの道」がありました。ウナギは雨の日に濡れた地面を這って移動することがあるそうです。なので川と繋がってない池にウナギが住んでることもあるのだとか。ここももしかしたら雨の日にウナギの散歩が見られるかもしれませんね。

真冬は運が良いと日本最大級の鳥・オオワシがビジターセンターの上空を飛ぶこともあるそうです(この日は残念ながら見られませんでした…)。

出典:リビング仙台Web

園庭を飛び出してお隣の小さな山へ行きます。ここでは絶景が見られるのだとか。

出典:リビング仙台Web

山の頂上からの景色、北上川の下流が広がります。

出典:リビング仙台Web

「日本の音百選」の一つにも選ばれた北上川のヨシ原も見えますね。夕暮れには夕日に照らされ、黄金色に輝きます。

出典:リビング仙台Web

こちらは北上川の河口。「月浜」と呼ばれている砂浜が見えます。先日こちらの浜には大きなクジラが打ち上げられました。海洋生物の生態系の頂点に位置するクジラがいるということがこの海の豊かさを証明しています。

川のビジターセンターといっても川だけではない山や海の魅力もここにはあります。

復興とこれからと

川のビジターセンター施設長の平井和也さんにお話を伺いました。

出典:リビング仙台Web

「津波による被災から復興してこの周辺地域は国立公園になりました。これからも自然とふれあう企画を継続して、できるだけ多くの方々に周辺地域の自然の良さについて知っていただきたい」(平井さん)

雄大な自然に囲まれて気分爽快! 羽ばたく鳥たちを見て、いつか自分もこの石巻から大きく羽ばたいていけるようにと思いました。

皆さんもぜひ石巻・川のビジターセンターへ行ってみてください。

DATA

石巻・川のビジターセンター 宮城県石巻市北上町十三浜字東田1 http://kawatouminovisitorcenter.jp/kawa/

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