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子どもと夫の関係がぎくしゃく…更年期を支えてくれる大きな存在はアラフォーで飼い始めた猫だった!

  • 2023.2.27

子どもの高校進学をきっかけに猫を飼い始めました。当時44歳で体と心の変化に戸惑い始めたころで不安でいっぱいでしたが、更年期の私にとって猫との暮らしが想像以上の癒やしとなりました。私が猫を飼い始めたきっかけと一緒に暮らす様子をお話しします。

飼い始める前に保護猫カフェに通って勉強

高校に入学したら、猫を飼いたいとず~っと言っていた子ども。2018年には予行練習(?)でハムスターを飼い始めましたが、案の定、世話をするのは私に。そして、突然呼吸が不安定になったなと思ったら、一夜を待たずに天国へ。動物を飼う責任をひしひしとかみしめていました。

それなのに「猫なんて世話ができるの? そして、そんな立派なペットをお迎えできるのだろうか(家の広さといい、経済状況といい……)」という思いが先に立ち、「受かったらね~」なんてお茶を濁していたら、高校合格後、「猫を飼いたい!」と子どもからの猛アピール。ケージを置いて自分の部屋で飼う、お世話もちゃんとする(私としては半信半疑というか3割信じて7割疑う)というではありませんか。ペットは子どもの情操教育にも良いし、思春期で会話の少なくなった子どもとの距離も良い感じになるかもと思い始めました。

まずは、家の近くにある保護猫カフェに行ってみることにしました。そこで骨抜きになったのは、私のほう。かわいい! かわい過ぎる! 純粋無垢な瞳に俊敏な動き、人を寄せ付けない凜としたお姿。そんな子が家でうろちょろしてくれるなんて、たまらんっ。とはいえ、私自身は猫を飼うのは初めてで、早速保護猫カフェでおこなっている猫飼い講座に申し込み、子どもとしっかりお勉強。そして、保護猫カフェにいた1匹の猫(推定年齢2~3歳)を迎え入れました。

猫を飼い始めたことで家族との関係が改善

夫と下の子どもを説得して家に来た猫は、子猫と一緒にいたところを保護されたお母さん猫。保護された日、2月14日のバレンタインデーにちなみ、「チョコちゃん」と名付けました。子どもを置き去りにせず、雪の寒い日も頑張っていた、私にとっては尊敬すべきお母さん猫。その愛情深さは感服のひと言。お手本にさせてもらっています。

当時、私はライターの仕事を続けていくべきかどうか迷い、将来を考えあぐねていました。生理が来る間隔が短くなっていたり、腰痛や肩凝りに苦しんでいたり。心と体の変化に戸惑い、イライラする日も多くて、子どもと夫との関係がぎくしゃくしていました。そんなとき飼い始めたチョコちゃんに、家族みんながメロメロ。彼女を囲んで会話が弾むようになりました。「今日チョコちゃん、こんなことしたよ!」などと、たわいのない会話のキャッチボールができることで、ギスギスしたりせずに家族と接することができるようになったのです

猫と一緒に過ごすことで気持ちがリセットできた

猫はみんなそうなのか、うちの猫がそうなのかはわかりませんが、うちのチョコちゃんはマイペースなんですよね。寝たいときに寝る。構ってほしいときに私の周りにまとわりついたり、甘えた声を出したりするので構っていると、気が済んだらプイッといなくなる。そんな自由気ままな姿を見ていると、うらやましいと同時に、自分の気持ちに忠実になってもいいのかなと思えたりしました

このころは、将来の目標として社会福祉士の資格取得を目指していました。根を詰めてガツガツ勉強していたり、受からないんじゃないか、受かってもどうなるのかと気持ちに余裕がなかったり。そんな気持ちに余裕がないときに限って、膝の上に乗りたいと超絶甘えてくることもありました。

時間がないのに……と思いつつも、ついお呼びがかかると従わざるを得ない。そうしているうちにすっと落ち着いてきて、良い小休止や気持ちのリセットになっていることも。彼女のおかげで、1日のうちの何十分かはふっと肩の力が抜けるときがあり、肩凝りや腰痛も幾分軽減できたような気がします

まとめ

猫との暮らしは、私の更年期の始まりとややシンクロしています。心も体も微妙なお年ごろで、ネガティブな感情、思うように動かない体に四苦八苦することもしょっちゅう。そんなときにかわいい声で鳴き、文字通り猫かわいがりできる存在がいることは頼もしい限りだと思います。だって、わが子が小さいころを彷彿とさせるんですもの。これまた文字通り猫なで声で話しかけ、良い子だねと存在そのものを愛でる。愛情ホルモンといわれているオキシトシンがだだ漏れに違いない!

トラブルに遭い、自分自身を見失いがちな更年期にとって、絶対的に足りないもの、渇望してやまないものを猫との暮らしで享受できていると思っています。さて、子どもがお世話をちゃんとしているか、気になる方がいらっしゃるかもしれません。1日2回のえさやりの1回はしています。でも、トイレのお世話や病院へ連れて行く、爪を切るなどは案の定私の係。なので、お世話の程度は予想通りでした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:杉田リエ

大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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