【脱・3パット】打てない人必読！ 肩を“ヨコ回転”させれば強い球が打てる

「パット・イズ・マネー」といわれるように、スコアを縮める決め手となるのはパッティング！ そこで今回は、3パットのミスをしないために簡単にできる「ツアープロが実践しているひと工夫」をレッスン！

肩は「タテ」ではなく「ヨコ」に動かす

Never up,never in（カップに届かなければ絶対に入らない）という有名な格言があるように、ショートのミスは絶対にダメ。つねにカップをオーバーするくらい、強めに、かつ直線的に打つというのが私の信条です。そのために私が強く意識しているのは「肩のヨコ回転」です。タテ回転で打つ方法もありますが、ドライバーなどのショットと同様、パットもヨコ回転のほうが自然な円運動の動きになり、ボールに力が伝わるからです。コツは、胸の面がテークバックで右に、フォローで左を向くように、肩をヨコに動かすこと。実際の動きは小さいですが、この軸回転を意識しましょう。

また、肩のヨコ回転を主体にして、手を使わずにストロークを行ないましょう。フォローまで手首の角度をキープすれば、狙ったところに真っすぐ打ち出せます。

西山ゆかり
●にしやま・ゆかり／1982年生まれ、神奈川県出身。162cm。レギュラーツアーは15年Meijiカップ、18年バンテリンレディスで優勝。今季はステップアップツアーで、3試合連続を含む4度の2位をマーク。フリー。

構成＝小山俊正、鈴木康介
写真＝相田克己、圓岡紀夫