髪の毛が薄くなったかも？抜け毛防止に食べるべき物

お肌とともに、いつも女性らしく美しくありたいのが髪ですよね。髪質は年齢とともに変化し、ボリュームダウンやうねり、薄毛がだんだんと気になってくるものです。

髪質の変化の原因は一つではありませんが、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌の低下、血流の悪さなどが髪質の変化を引き起こしていることもあります。

美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、髪質の変化をサポートする食材を３つご紹介します。

大豆には、体内でエストロゲンと同じような働きをする大豆イソフラボンが含まれています。

エストロゲンは、年齢とともに分泌が少なくなる女性ホルモンです。

豆腐や豆乳などの大豆製品より、納豆、みそ、テンペなどの大豆発酵食品に含まれる大豆イソフラボンのほうが体内への吸収が良いといわれていますから、大豆発酵食品を毎日の食卓にプラスしてみましょう。

鶏肉には、アミノ酸の一つであるアルギニンが多く含まれています。

アルギニンは、成長ホルモンの分泌を促すだけでなく、血流を改善する働きもあります。

また、髪はタンパク質でできているため、良質のたんぱく質を摂ることも大切です。

髪が気になる方は、お肉を食べるときは鶏肉を選ぶとよさそうですね。

カカオに含まれるカカオポリフェノールには、抹消部の血流をスムーズにする働きがあります。

頭皮はお肌と同じで身体の一番外側にあるため血流が滞りやすい場所ですから、抹消部の血流をスムーズにする食材は積極的に取り入れたいものです。

抹消部の血流をスムーズにする食材はいろいろありますが、高カカオ製品であれば、高カカオチョコレート、ピュアココアなど、市販の製品で手軽に取り入れることができます。

内側からの体質改善は、一度にたくさん食べるのではなく、少しずつでも毎日続けることが大切ですから、手軽に取り入れることができるのが良いですね。

バランスの良い食生活、良質の睡眠はアンチエイジングの基本ですが、髪質が気になり始めた方は、さらに積極的にタンパク質や血流アップ食材を取り入れてみてくださいね。

（美養フードクリエイター・中医薬膳師岩田まなみ）