「え？ 何が？」妻の言動はまったく想像できないものだったが、なぜか夫の気持ちは

ごく普通の家庭だと思っていた夫。それがある日、他人からは決して見ることができない地獄を見ることに……。妻の怪しい電話の会話を聞いて浮気を疑っていた中、1カ月の長期出張に出ていた夫・勇気。そこで出会った同僚Aに妻のことを相談すると、同僚Aから連休を使って妻に内緒で家に帰ることを提案されました。勇気は浮気の真相を確かめるために帰宅すると、早朝、妻が知らない男と一緒に車へ。そこで妻と目が合うものの、そのまま車は乗り走っていき……。

妻が男と一緒にいるところを目の当たりにした勇気。この状況が何一つ理解できずにいました。妻に電話するも出なかったため、知り合いに電話をして居場所を探しました。でも、手掛かりは何もつかめないまま。精神的なダメージを受けながらも、1カ月の出張が終わり、家に戻るため車のエンジンをかけようとしたそのとき、妻・ゆうなから着信が！

勇気は「今まで何していたんだ！？ どこにいる！？ ちゃんと説明しろよ！！」と妻に言うと、妻からは想像もしなかった言葉が飛び出して……。

妻がとった行動は

男と一緒にいる場面に遭遇したあの日から、妻と音信不通だった夫・勇気。

その妻から電話がかかってきた。

言いたいことはたくさんあった。しかし、妻の口からは想像もつかない言葉が出た。

「ちゃんと説明しろ」

「え？ 何が？」

「とぼけるな……っ。あの男はなんなんだよ！」

「何言ってんの？ 夢でも見たんじゃない？」

妻がとった行動は【しらを切る】だった。

「ふざけるな！」そう思う感情とは裏腹に、少しうれしい気持ちもあった。

妻との修羅場を回避できたことに、安堵する自分がいたのだ。

今振り返れば不思議な話だが、精神的にどん底で生活していたことがそういう思考回路になったのか、元々そういう性分なのか……。

一種のうつ状態だったのではないかと思う。

「帰ったら家族がいる。真相を知りたい！」。夫は休憩することなく帰宅した。

家に着くと「おかえり〜」「お土産は〜？」という子どもたちの姿が。

1カ月前と変わらない景色だった。でも、そんな訳がない……。

「ねぇ、後で話があるから」

夫は妻にそう切り出した。

堂々と「しらを切る」戦法に出た妻、相当肝が座っているのでしょうか。久しぶりの家族の姿は変わらないように見えたけれど、そんな訳はないですよね。今度こそ、夫は妻とちゃんと話ができるといいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者：マンガ家・イラストレーター ガマ太郎

ブロガー。壮絶な離婚を経て、再婚し、人生2週目に入っている。離婚経験を役立ててほしい一心でブログを開設。作画は妻のもこが担当。

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