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【連載#2:松村未央の毎日が末広がり】「仕事がんばって。協力する」 夫(陣内智則さん)の保育園送りで始まった私の本格始動

  • 2023.2.25

報道番組などに出演するフジテレビアナウンサーの松村未央さんは、2017年にタレントの陣内智則さんと結婚。翌年に第1子となる女児を出産しました。夫の陣内さんとの夫婦の関係や、キャリアと家事・育児の両立――。松村さんが日々、感じたり、考えたりしていることを率直に語るコラムを、毎月第4土曜日にお届け。今回は松村さんの1日をご紹介します。

夫との馴れ初めから結婚についてお話しした初回の連載は様々な反響がありました。友人から「読んだよ」と連絡が来て。その延長で互いの近況を報告しあうなど、いいきっかけになりました。
「(私たち夫婦の)人柄が伝わってきた」「良い記事だった」といったことも言われて、とても嬉しかったです。

でも、夫(陣内智則さん)は……。ランチに行ったときに聞いたら、「連載始まってるの? もう載ってるの?」と言われました。きっと、読んでないですね(笑)。

そんな夫と4歳の娘と生活する私の1日。日によってスケジュールは違うのですが、今回は仕事で朝が早い日をご紹介します。家を出るのは夫や娘が起きる前の朝4時半ごろ。2人を起こさないようにそーっと起きます。朝食は、起きてから簡単なものを用意するか、前日の夜に軽く準備しています。数パターンしかないですけどね(笑)。

主食はパンかご飯、たまにシリアル。マストのフルーツは切った状態でお皿に入れてラップをかける。加えて、スクランブルエッグやだし巻き卵などの卵料理にハムやタコさんウインナーを添えるといった感じですね。ウインナーは当初は、そのまま出していたんですけど、タコさんにしないと娘が食べなくなって。

朝日新聞telling,(テリング)

娘のためにタコさんウインナー

朝ご飯は大事なのに、娘があんまり食べない。少しでも多く口にするよう、工夫するようになったんです。タコさんウインナーもそうですし、キャラクターのピックを料理にさすことも。夫も朝食はあまり食べず、フルーツだけをつまむ日も多いです。

料理ができるパートナーには憧れます。夫は料理が苦手で、しようともしないので……。食事は私が出る前にセットしないといけない。ただ、私の出社後に夫は、娘を保育園に送ってくれています。私が仕事で不在の曜日は、朝の仕事をなるべく入れないように事務所と調整してくれていて、とても助かっています。

お互い仕事をしている以上は、協力は欠かせない。前日に仕事で遅く帰ってきたり、娘が早く起きたりすると、夫は「眠たい」と言いながらも、嫌な顔をせずにしてくれています。送った先の保育園ではママ友とは、あいさつ程度のようですが、園長先生とは娘のことなど色々と話しているようです。娘が2歳のころから保育園に送っているので、すっかり慣れたのでしょうね。

朝日新聞telling,(テリング)

全員の“食が細い”我が家では…

一方、社に着いた私は生放送でニュースを読んだり、ナレーションの収録をしたり。起きてからずっと、断続的に何かをしている状況。ゆっくりしているのは移動時間くらいです。昼食は仕事の間にサッと済ませることが多いですが、帰宅する途中で食べることも。14時に帰ってからは、洗濯や掃除といった家事をちょっとした後に娘を迎えに行きます。

保育園のママ友と会ったら、私も少し立ち話。そこから娘の習い事の送り迎えをしたり、途中でスーパーに寄って一緒に買い物をしたりして、16~17時くらいに帰宅。そこからご飯の準備。夫は仕事で夜が遅くなることが多いので、基本的に夕食は2人。だから、短時間で作れる料理、パスタや丼モノに、スープやおみそ汁を付けるということが多いです。野菜を食べてもらいたいのでパスタにはブロッコリーやタマネギを小さくして入れています。混ぜてこねて焼くだけの簡単なハンバーグも、意外とよく作りますね。

当初は食事の作り置きも試みたのですが、全員の“食が細い”我が家では余ってしまってもったいない。そうならば、できたての簡単な料理を毎日、美味しく食べようと思って、時短料理にシフトしました。

最近は食材を切って調味料と一緒に鍋に入れ、スイッチを押すだけで料理が完成する、自動調理鍋も愛用。いいお値段だったので、家電量販店の貯まっていたポイントで購入(笑)。具材と調味料を入れて、ボタンをピッと押せば20~30分で肉じゃがやロールキャベツ、回鍋肉といった料理ができるんです。ほったらかしで料理が完成するのはありがたいです。

18時くらいに夕食を食べたらお風呂に入れて娘を21時ぐらいに寝かせます。4歳になっても「抱っこ、抱っこ」と言ってくるのが悩み。大きくなって重くもなってきましたからね。ただ、抱っこをすれば寝るまでは数分。片付けなどを済ませたら私の時間になります。「罠の戦争」(関テレ制作、フジ系)といったドラマを見たり、翌日の仕事の準備をしたりなどして過ごしています。

朝日新聞telling,(テリング)

阪神ファンの陣内さんが○○し始めたら2月!

夫は番組の収録やロケなどで普段は夜が遅く、私は朝が早い。だからじっくり話すのは、私の出社が早くない日のお昼。ただ熱狂的な阪神タイガースファンなので、2月1日にキャンプが始まってからは、CSで放送している阪神キャンプの中継を昼もずっと見ています。夫がキャンプ中継を見始めたら、2月になったと実感します(笑)。

これまで私の1日をご紹介してきました。育休・産休からの復帰直後の2年半前は、慣れるまで大変でしたが、会社の制度も整っていましたし、4月と10月の大きな改編期でもない7月だったので、割とゆったり再開することができました。それでもコロナ下でもあり、育休中は家族以外の大人と話すことも無かったので、人と会うこと自体に緊張。復帰直後に長めのインタビューを受けたときは、ちゃんとお話をできているかさえ、不安でした。久しぶりの番組出演はBSフジの数分のニュースだったのですが、新人のときくらい緊張して、心臓が飛び出そうになりました。時間を見て、カメラを意識して、原稿を間違わないように読むというのが久々過ぎて――。

朝日新聞telling,(テリング)

料理が苦手な夫、気づいたらしていることとは…

その後はナレーションをしたり、単発のロケに行ったり。そんなある日、突然、現在も担当している土曜日の「FNN Live News days」や「めざましどようび」(朝6時)内のニュースの代理を頼まれて。久々の地上波の生放送だし時間も長い。しかもいきなりの話。始まる前は不安があったのですが、いざカメラの前に立ってみると、自然にできたんです。私はこの日限りの代役のつもりだったのですが、「来週から毎週、お願いします」と言われて。

とはいえ、毎週土曜日の朝が早くなるので、娘の保育園の送りの調整をしないといけない。夫が対応できないなら、私の親に頼るしかないので、急いで夫に確認。「わかった、仕事がんばって。協力する」とすぐに言ってくれ、土曜日の番組を担当できるようになりました。私の仕事に対して夫は今に至るまでずっと、応援してくれていますね。

我が家では家事・育児の分担は、娘の保育園への送りの日くらいしか決めていません。“気づいた方がする”スタイルです。夫も料理こそできないものの、気づいたら洗濯物をたたみ、掃除をしてくれています。

こんな日々の中、家族3人が揃う日はランチや公園に行って過ごしています。公園で娘がブランコに乗っている姿を見ていたり、みんなでだるまさんが転んだをしていたりするときは楽しいし、幸せだと実感しますね。

まもなく春。出会いと別れの季節でもありますが、私は桜が咲くこの時期が好き。散っていく姿に哀愁を感じるし、桜が満開な時期には気持ちがシャキッとします。
春は近くなっていますが、寒い日が続いています。みなさんもお体にはお気を付けください。次回は、陣内家と新型コロナウイルス感染症などについて、お話ししようと思います。

■松村未央のプロフィール
横浜市出身。慶応大学法学部卒業後の2009年、フジテレビに入社。現在は「めざましどようび」内のニュース、「FNN Live News days」(土曜)、「めざまし8(ナレーション)」などに出演している。趣味はテニスやゴルフ、カフェ巡りなど

■岩田智博のプロフィール
ハイボールと阪神タイガースを愛するアラフォーおひとりさま。神戸で生まれ育ち、学生時代は高知、千葉、名古屋と国内を転々……。雑誌で週刊朝日とAERA、新聞では文化部と社会部などを経験し、現在telling,編集部。20年以上の1人暮らしを経て、そろそろ限界を感じています。

■岡田晃奈のプロフィール
1989年東京生まれ、神奈川育ち。写真学校卒業後、出版社カメラマンとして勤務。現在フリーランス。

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