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トンツカタンの勝手にマナー大喜利

  • 2023.2.28
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人生、いたるところにマナーあり!でも、正解がわからない。ここはトンツカタンに決めてもらおう。彼らが出した“答え”と、マニアックな作法を紹介。

一緒に考えてくれました

トンツカタン>> お抹茶(左)、森本晋太郎(中)、櫻田佑(右)のトリオ。人間の機微を描き出したネタに定評がある。最新の情報はHP(www.p-jinriki.com)にてチェックを。

1.ハガキ職人が向かうべきはポスト


かつて麒麟・川島明も熱心に投稿していたように、大多数のラジオ番組でメールでのメッセージ募集が主流となっても、ハガキの伝統は脈々と受け継がれる。どうしても採用されたいと思うあまり、「東京都中央区、ラジオネーム“ギンザ男”です。初めまして、今日のテーマですが…」なんて、自分の体に延々とネタを書き込んで、局の前で待っているのはマナー違反。また、面白エピソードを取り上げてほしいからと、複数の番組に同じ内容でアプローチをするのは、熟練のハガキ職人の間ではご法度とされている。事前に告知されているコーナーについては放送前日までにメッセージを送ると、スタッフに喜ばれるとか。当然、番組で読まれる可能性は高くなる!?

2.コワーキングスペースではクールに


同じ目的に向かって業務に励む人たちがデスクを並べたオフィス事情から一変、快適にリモートワークできる場所はすっかり定着。見ず知らずの人たちが、それぞれのスケジュールで黙々と作業をする。そんな状況は「なんか仕事場っぽくなくて味気ない」と感じるからといって、定期的にまわりを誘って円陣を組み、「ファイト! オー!」「次の1時間もがんばろー!」と、やる気やモチベーションを高めるのはさすがにやり過ぎ。パーソナルスペースを配慮しながら、お互い心地よく過ごすのが大人の気遣い。椅子の複数使いを控えたり、使った場所を原状回復してキレイに整える。長時間の電話やリモート会議は、決められた場所で行うのもエチケットだ。

3.美容室でのオーダーはひねらない!


「今日はどうしますか?」。スタッフから最初に聞かれる定番の言葉だ。迷いに迷った結果、隣の人に目を向け、「この人と同じ髪型にだけはしないでください」なんて言うのは、空前絶後のマナー違反。また、悪気がなくても美容師さんを困らせる行為も存在するので気をつけるように。フーディやタートルネックはシャンプーやブロウがしづらくなるため避けるのがベター。「痒いところありますか」と聞かれたら、もじもじしないで、ちゃんと答えるべし。初めて訪れる美容室では、とにかく“正直”になること。ブリーチやパーマ歴をきちんと伝えないと、傷んだ髪にさらにダメージを与えて、突飛な髪型になってしまうかも!?

4.オンラインゲームは寛容な心で


顔が見えない人たちとともにプレイするオンラインゲームにおいて、たとえ無慈悲な仕打ちを受けようとも、突然裏切られようとも、怒りに任せて対戦相手を責めるのはNG。勢いでコントローラーを破損してもあくまで自己責任。「チーム戦のときはポイントを独占しない」「自分勝手な行動はしない」「フレンドに性別や居住地など、プライベートを詮索する質問はしない」など、対面での人間関係では気をつけていることも、画面越しだとつい感覚が鈍ってしまうから注意を。ちなみにプロ並みの実力を持つゲーマーは、Wi-FiではなくLANケーブルで直接回線を引いて、途中で接続が切れないようにしているとか。こちらもマナーとして知っておきたい。

5.相席でのお近づきのしるし?


テレビ番組『相席食堂』みたいに、人と触れ合いたい。だからといって、親愛の表現として、カレーのルーを相手のごはんに「さあ、どうぞ」とかけるのは言語道断。千鳥のふたりに、スタジオのスイッチを押されて「ちょっと待てぃ〜」と言われること間違いなし!同じテーブルに座る際は、まずは「こちらよろしいですか?」と一言を添えよう。自分が相席される側なら、メニューや箸立てなど共用で使っているものを相手に取り出しやすい位置に整えるなど、ほんの少しのアクションを心がけたい。その店の常連客同士であれば、もしかしたら、カレールーもOK?「今日はよばれよ〜」なんて、自分からもらいにいってしまうかも。

6.一人キャンプで不安になっても…


孤独と大自然を楽しむ。ヒロシのYouTubeを観まくって気持ちを高めて、実際にフィールドに出てみたら心配だらけ。「いざ!」というときを想定して、自分の存在を周囲に知らしめるべく、テントに名前を書いたり、表札を掲げるのはやめよう。正直、なんのアピールにもなりません。一人に浸ることを目的にしている場面も多いので、騒音には細やかに配慮する。他人のサイト(敷地)をショートカットで横切ったり、炊事場など共有部分を雑に使ったりなど、自分がされて嫌な行為はしない。初心者の憧れである、焚き火を見つめる時間。こちらは細心の注意を払って行うのがマナー。風が強い日は控えるなど、野山では的確な状況判断が問われることを肝に銘じよう。

7.フェスの“足”は現場調達NG


フジロックにロッキン、そしてサマソニ!やっと夏フェスに活気が戻ってきた。輪になって踊るサークルは一体感があって楽しいけれど、そのまま家まで帰ろうとするのはあまりにもトリッキー。そもそも、コロナ禍などの影響もありサークル自体が禁止されている場合もあるため要注意。過去に何度も参加していてもルールが少しずつ変わっているので、順応こそが心からライヴを満喫するコツ。ただ、変わらずマナー違反なのは、「地蔵」になること。お目当てのバンドが出演する前から最前列に居座り、出番まで直立で盛り上がらず、つまらなそうな顔をしている人たちを、一部界隈ではそう呼び、煙たがられる存在になっている。すべてのアーティストに敬意を払い、知らない曲でもノリノリになるのが、フェスを愛する人の作法だ。

8. 家庭菜園で名前萌えはキケン


シーアスパラガスやデトロイト・ダークレッド(ビーツ)、スイスチャードなど、高級スーパーなどで売られているニューカマーの野菜。栽培欲をくすぐられるネーミングで見た目も華やか。でも、勢いにまかせて名前だけで選ぶと痛い目に遭うかもしれない。下調べなくタネを植えたら、予想以上に手間がかかったり、大きく育ってしまったり。ベランダなどの限られたスペースでは手に負えなくなる。畑を間借りして菜園を作る機会もあるだろう。その際は、野菜の成長に日々注意を払うことがマナー。ツルが隣のスペースまで伸びて、ときに“ご近所”トラブルの原因に。あるいは、気づかぬうちに、大切な“収穫”が自分の畑外にぽとりと落ちたり、コロコロ転がるという残念な結果にもなる。

9.小旅行の弁当は勢いで作らない


いくつになっても、テレビ東京の土・日曜夜の番組みたいな、自由で気ままな小旅行には心惹かれる。ワクワクしてオヤツの用意をする遠足前の小学生のごとく、弁当をたくさん作ったからといって、車内やホームなどで売り歩かない。だって、営業許可がないから。じゃなくて、当然のマナー。ここ最近増えているのが、ネットでの口コミや評価などを鵜呑みにして店やスポットを訪ねて、その通りでないとクレームを言う人たち。季節や状況によって変わることも多く、何よりもその場所のしきたりというものもある。それらを受け入れ、訪れた瞬間をとことん楽しむ気持ちでいることが、小旅行の何よりの作法。乗り継ぎや帰りのバスなどの最終時間のチェックも忘れずに。

10.お笑いライヴはお初の気持ちで


日々、劇場に立っているトンツカタンにとって、もっとも得意なテーマがこちら!?テレビなどで何度か観たおなじみのネタに出くわす機会もあるだろう。だからといって、ミュージシャンのライヴと同じようなテンションで、フリやオチを口ずさむのは、まさに「芸人殺し」の所業。ユニゾンだろうが、ハーモニーだろうが、タレントに対して失礼と覚えておきたい。あとは、芸人より面白いガヤを飛ばすことも、もちろんNG事項。演者のテンションだだ下がり、という事態を招くことにもなりかねない。当然だが、勝手に撮影するのも、暗転中のスマホチェックもマナー違反。ファンとして、いいライヴを一緒に作り上げる姿勢が大切だ。

11.熱波師とコール&レスポンス!?


全国でサウナ愛好家が増加。女性の間でも盛り上がりつつあり、今では専用施設があるほど。初心者も気になるロウリュだが、水をかけ過ぎるのはNG。つい好奇心で何度も試したくなるけれど、回数を増やすたびにサウナ内は灼熱地獄と化し、周囲に迷惑をかける。熱波師にロウリュしてもらった際に、興奮のあまり湘南乃風のファンばりにタオルをぐるぐるまわして呼応するのも、収拾がつかなくなるからやめたほうがいい。また、扉を開けて、選択肢があるなら最初は下段に座るように。室内は上段の方が高温のため、暑さに慣れていない1ターン目は下段のほうが過ごしやすい。そして、水風呂を浴びるためなどで外に出る際、タオルで場所を陣取らないのも肝要。「すぐ戻るから、いっか」では、サウナー失格だ。椅子を使ったら、かけ湯をすること。次に使う人のことを考え、場を整える。マナーを守ってこそ、身も心も整うのだ。

12.“推し”を愛するがあまり…


一目でもこっちを見てほしい。そんな願望から、推しのアイドルが気づいてくれそうな団扇の文字をデコる文化がある。「こっち見て」「指さして」は定番だけど、「月収いくら?」「家賃いくら?」といった超個人的な質問は行き過ぎだ。さすがのプロでも顔がひきつってしまいそう。コンサート以外にタブーを犯しやすいのはSNS。ファンクラブ会員やプライベートメールに登録している人しか見られないコンテンツや、雑誌やTVなどのメディア情報の転載は、モラルの観点だけではなく、法律で厳しく取り締まられている。その代わり、公式がWEBなどにアップしている記事や投稿は、応援の気持ちを込めて精いっぱい拡散!境目が曖昧だからこそ、しっかり見極めて。

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