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ebookjapanマンガ大賞2023発表 BOOKウォッチの注目作は...

  • 2023.2.25

2023年2月24日、イーブックイニシアティブジャパンが主催するマンガ賞「ebookjapanマンガ大賞2023」の受賞作が発表された。

「ebookjapanマンガ大賞」とは、ebookjapan書店員が2020年12月1日~2022年11月31日の期間に単行本または電子書籍で第1巻が刊行・配信された作品を対象に、「いま最もおすすめしたい20作品」を選出し、その中からユーザーの投票によって大賞を決定するマンガ賞。新たな作品との出会いの場をつくるべく、ebookjapan創業20周年を機に創設された。

第3回となる今回は、2022年12月23日より投票受付を開始し、2023年1月15日に受付を終了した。結果は以下の通り。

大賞は『うるわしの宵の月』

【大賞】
『うるわしの宵の月』 やまもり三香
連載:「デザート」(講談社)

『ひるなかの流星』『椿町ロンリープラネット』のやまもり三香さん最新作。容姿端麗・スマートなふるまいで「王子」と呼ばれる女子・滝口宵は、周囲から憧れられていることに複雑な思いを抱いていた。そんな宵に、同じく「王子」と呼ばれる一つ上の男子・市村先輩が興味を持って...? 王子×王子の恋、繊細で優しい王道青春ストーリー!

【第2位】
『君が獣になる前に』 さの隆
連載:「週刊ヤングマガジン」(講談社)

年末の都内ターミナル駅で、史上最悪の毒ガステロが発生。666人の死傷者を出し、『獣の数字』にちなんで「The Beast」と呼ばれるその事件の実行犯は、希堂琴音。『俺』のたった一人の、幼なじみだった。君はなぜ、獣にならなければならなかったのか――? 事件の真相を追う衝撃サスペンス!

【第3位】
『私たちが恋する理由』 ma2
連載:「FEEL YOUNG」(祥伝社)

サラリーマンを愛する漫画家・ma2が贈る、大人の心くすぐる恋愛連作シリーズ。口数が少なくて、何を考えているのか分からない上司の、ふとした笑顔や思いやりに勝手に胸が高鳴ってしまう。職場でついに出会ってしまった、性癖ど真ん中な体型の先輩に妄想を止められない......。色とりどりのトキメキがギュッと詰まった、ほろ甘胸キュンオフィスラブ!

「全員片想い」「団地で薬膳料理」に注目

BOOKウォッチ編集部の注目は、『きみの横顔を見ていた』(講談社)、『しあわせは食べて寝て待て』(秋田書店)の2作品。

『きみの横顔を見ていた』は、高1男女4人による美しい青春群像劇。親友の美少女・麻里に見合う相手を探す、平凡で恋愛とは縁遠い光。ある日、クラスのムードメーカー・大谷くんと、学年一のイケメン・朝霧くんから話しかけられて――。彼ら4人は揃いも揃って、誰かに片想い中!

『しあわせは食べて寝て待て』は、団地に暮らす人々の交流を描いた作品。38歳独身、免疫系の病気でフルタイムで働けなくなったさとこは、医者から勧められた婚活ではなく、家賃の安い団地への引っ越しを決めた。さらに、そこで出会った面倒見の良すぎる大家さんとその息子の影響で、薬膳料理に興味を持ち始め――。自分を労わることの大切さを教えてくれる名作だ。

ほかのノミネート作品は以下の通り。

■賞ノミネート「いま最もおすすめしたい20作品」(作品名50音順)

『うるわしの宵の月』 やまもり三香(講談社)
『株式会社マジルミエ』 原作:岩田雪花 作画:青木 裕(集英社)
『君が獣になる前に』 さの隆(講談社)
『きみの横顔を見ていた』 いちのへ瑠美(講談社)
『クジマ歌えば家ほろろ』 紺野アキラ(小学館)
『サンダー3』 池田祐輝(講談社)
『しあわせは食べて寝て待て』 水凪トリ(秋田書店)
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』 地主(スクウェア・エニックス)
『すだちの魔王城』 森下真(講談社)
『スノウボールアース』 辻次夕日郎(小学館)
『住みにごり』 たかたけし(小学館)
『多聞くん今どっち!?』 師走ゆき(白泉社)
『ドキュンサーガ』 いとまん(KADOKAWA)
『日本三國』 松木いっか(小学館)
『ひかえめに言っても、これは愛』 藤もも(講談社)
『光が死んだ夏』 モクモクれん(KADOKAWA)
『矢野くんの普通の日々』 田村結衣(講談社)
『黄泉のツガイ』 荒川弘(スクウェア・エニックス)
『ルリドラゴン』 眞藤雅興(集英社)
『私たちが恋する理由』 ma2(祥伝社)

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