1. トップ
  2. おでかけ
  3. 世界からお届け!SDGs通信 台北編。社員の成長をサポートする〈鼎泰豐〉の福利厚生

世界からお届け!SDGs通信 台北編。社員の成長をサポートする〈鼎泰豐〉の福利厚生

  • 2023.2.25
世界からお届け!SDGs通信 台北編。社員の成長をサポートする〈鼎泰豊〉の福利厚生

栄養満点の食事にマッサージ、語学手当も!世界的な小籠包店〈鼎泰豐〉は福利厚生も一流

台湾を代表する小籠包の店、〈鼎泰豐(ディンタイフォン)〉。世界的に知られる味わいやサービスはもちろん、従業員・スタッフへのケアについても高い評価を得ている。

たとえば、店舗にはスタッフ専用の食事スペースが用意され、栄養士が監修した料理を3食無料で提供。日によってはデザートスープや名物の小籠包まで味わえる。スタッフ専用の休憩室もあり、形状記憶マットが敷かれたベッドやフットマッサージ機が置かれている。

希望があれば、プロのマッサージ師に依頼し、体をリラックスさせることができる。さらにストレスを解消できるように心理カウンセラーに相談できる日も設けられている。

賞与の面においては外国語で接客できる場合には「語言獎金(語学手当)」があり、一つの言語に対して毎月1000元から3000元(約4300円から1万3000円)が支給される。多言語が話せる場合は多言語手当もある。

接客態度が良好と評価された場合には「禮貌獎金(礼儀手当)」というものもあり、最高額で月5000元(約2万2000円)が支給されたことも。さらに、よりきめ細かなサービスに接するため、日本へ旅行することも奨励されており、その際には補助金が出るという。

スタッフを気遣うだけでなく、やる気や努力を適正に評価し、支援する制度が整っている〈鼎泰豐〉。こういった面においても一目置かれる存在である。

〈鼎泰豐(ディンタイフォン)〉の定員さん
外国語が話せるスタッフは胸に国旗のバッジを付けている。
〈鼎泰豐(ディンタイフォン)〉に設けられた快適な休憩室
二段ベッドが設けられた快適な休憩室。

Information

鼎泰豐(ディンタイフォン)

1958年に創業し、1972年に油問屋から小籠包店へと経営転換。現在は世界各地に店舗を設け、二代目の楊紀華はサービスの向上をより一層進めている。
HP:https://www.dintaifung.com.tw/jp/index.php

profile

片倉真理

かたくら・ まり/台湾在住ライター。雑誌や書籍の執筆・企画などに携わる。著書に『台湾旅人地図帳』『台湾探見』など。雑誌『&Premium』の「&Taipei」は連載4年目を迎える。『CREA Web』でも台湾土産に関する連載をもつ。
Instagram:@marikatakura

元記事で読む
の記事をもっとみる