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「孫はまだ?最低でも2人は産みなさいよ」義母からの執拗な孫産め攻撃にモヤッ!

  • 2023.2.23

40歳で結婚した私は、子どもは絶対に欲しいとは考えておらず、「ご縁があれば」程度に思っていました。しかし、義母が「38歳で出産した私からすれば、年齢なんて関係ない。とにかく子どもは絶対に産みなさい」と言ってくるのです。義母からの『孫産め攻撃』は、かなりしつこくて……。

最初の孫産め攻撃

結婚して初めて義実家にお邪魔したときのことです。部屋の外から義両親が呼ぶので、何事だろうと近寄った私。ほかの家族から隠れるように部屋のドアを閉められたあと、まずは義父から「遠いところからわざわざありがとう」と封筒を渡されました。

結婚祝いでプレゼントを買おうと思ったけれど、何がいいかわからずお金を用意してくれたとのこと。突然お金を渡されて戸惑う私に、今度は義母が「まだ子どもはできていないのか?」と尋ねてきました。

私は40歳で結婚したので、これから産むとなると高齢出産になりますし、「子どもができたらもちろんうれしいけれど、まぁご縁があれば」くらいにしか考えていませんでした。しかし、義母は「結婚したなら子どもを産むのは当然」という考えのようで、38歳で夫を出産した義母は、年齢なんて気にすることない、子どもは絶対に産みなさいと言うのです。その場はとりあえず、「はあ、まだのようです……すみません」とあいまいに返事をして会話を切り上げました。

1人目を出産しても2人目を催促され…

それからしばらくしたあと、ご縁があって子どもを授かった私。無事に出産を終えて、お正月に義実家に帰省したときのことです。子どもを見た義両親はたいへん喜んでいて、赤ちゃんの一挙手一投足にみんなの視線が集まります。義両親がうれしそうにしてくれていて、私はホッとしました。

そうこうしているうちに私の育休も終わりにさしかかり、2カ月後には職場復帰することに。仕事が忙しくなるとなかなか帰省できなくなるので、子どもを連れて再び義実家を訪れました。

すると、遊んでいる子どもを見ながら義母が、「やっぱり子どもは1人じゃだめだね」とポツリ。3人の子どもを産んだ義母には、「子どもは最低でも2人は産まないといけない。きょうだいは必要だ」との考えがあるようなのです。

私は高齢出産かつ出産時も長期入院した挙句の大変な難産だったので、夫と話をして子どもは1人だけと決めていました。とてもではないけれど、もう1人子どもをつくる気にはなれません。しかし、私がもうすぐ職場復帰することや出産時の事情を何も知らない義母は、「2人目をつくりなさい」と執拗に催促してくるようになったのです。

義母にとって孫とは?

そんな義母から逃げるようにして職場復帰を果たした私。仕事が忙しくなって子どもが成長してくると、義実家に帰省する間隔が空くようになりました。私が土日出勤の仕事に就いていたため、子どもが年長になってからは、夫と子どもだけ義実家に行くことが増えました。

そんな中、法事で久しぶりに義実家に帰省したときのことです。私たち夫婦の子どもを見て、ふいに義母が「えーと、この子はなんという名前だったかな?」と言い出しました。どうやら子どもの名前を忘れてしまったようです。

義実家は他家へ嫁いだ義姉の元に3人、義兄の元に1人と、わが家の子どもが生まれるまでにすでに4人の孫が誕生していて、ときどき義母は孫たちの名前を言い間違えることがありました。それを見た私は、なんだか急に全身の力が抜けてしまいました。義母は孫一人ひとりの存在が大切なのではなく、きっと多くの孫に囲まれているのが好きなんだ……と感じてしまったのです。

今まで、義母から「早く2人目を産め」と言われるたびにモヤモヤしていましたが、義母が孫の名前を呼び間違える姿を見たら、なんだかすべてがどうでもよくなってしまいました。それからは、義母に「孫はまだか」と言われても、「はあ……」とテキトーに流しています。

子どもを産む目的は、親を喜ばせるためではないと思います。今後どのような家庭を築いていくか、子どもを何人つくるかは、夫婦で話し合って決めていくものです。たとえ自分の両親や配偶者の両親から「子どもをつくれ」と言われたとしても、夫婦で相談して決めた答えを尊重すべきだと感じました。

著者/さわ ゆき
作画/霜月いく

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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 霜月いく

マンガとイラストを描いてます。

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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