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【垂水】滋味豊か!塩屋の古民家カフェ「リュウカフェ」でいただく台湾ランチにうっとり♪

  • 2023.2.22
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<神戸発> 垂水区塩屋。昔ながらの入り組んだ路地街に新旧ユニークなお店が点在し、近年ぐっと注目度が上がっている町です。2021年8月にオープンした「Ryu Cafe(リュウカフェ)」も塩屋の魅力の一つ! 塩屋駅近く路地奥の古民家をリノベーションしたこのお店は、日本×台湾カップルのご夫婦が営む、本場の台湾茶やスイーツを楽しめるカフェです。予約制の台湾ランチは大評判でいつも満席! 今回は念願のランチ訪問です♪

古民家カフェで感じる異国情緒が心地よい

車が入り込めない入り組んだ路地が塩屋スタンダード! Ryu Cafeも路地にあります。

リュウカフェ店頭
出典:リビング兵庫Web

塩屋駅から(迷わなければ)徒歩2分の路地奥にある Ryu Cafe。この大きな窓はかつて塩屋駅海側にあった旧ジョネス邸から引き継いだもの

古い家屋を店舗用にリノベーションする作業は、店主さん夫婦が自ら手がけたそう。畳を剥がして床にしたり、大変な作業でも楽しかったと話していました。

リュウカフェ店内1階
出典:リビング兵庫Web

廃屋寸前だった古民家をリノベーション。趣のある家具は地域の方から譲り受けたり、中には作ってくれたものも!

店内はしっとり落ち着いた雰囲気。静かに流れている中国語の女性ヴォーカルのギター弾き語り曲が耳に心地よいです。

リュウカフェ 店内
出典:リビング兵庫Web

レトロ照明もかわいらしい。店内あちこちに、台湾モチーフがちらりと

満席のランチタイムですが、テーブルの間隔が広いからか、ゆったりしています。お客さんも和やかに談笑していて、穏やかな時間が流れていました。

リュウカフェ店内 レトロ家具
出典:リビング兵庫Web

2階の大きな執務机と絵画も旧ジョネス邸から引き継いだもの。展示の台湾茶器は購入できます

すべて本格台湾メニューのランチはデザート・ドリンク付き

Ryu Cafe 台湾ランチ(1900円)の内容は月替わり。2月のメイン料理はお粥か麺から選びます。お店の定番だと聞いていたお粥にしました。地元塩屋で収穫の旬を迎えている海苔を使った「塩屋産海苔粥」です。 因みにもう一つは、鶏肉を花雕酒(紹興酒の一種)や生姜などと煮込んだ、冬にぴったりのピリ辛スープ麺料理だそう。こちらもおいしそう…。

リュウカフェ ランチメニュー2月
出典:リビング兵庫Web

2月メニュー。ドリンクも季節や日によって変えているそうで、温かい台湾茶や蓮の葉茶、冷たいフルーツティーが人気

間もなくお粥料理が席に。大きな椀皿の淵までお粥がなみなみと盛られていて、わぁっと歓声を上げてしまいました。お重を開けるとトッピングの小皿が8つ、並べられています。

リュウカフェ 台湾粥
出典:リビング兵庫Web

たっぷりのお粥に8種類のトッピング

お粥はふわっといい香り…。まずお粥だけでひと口。舌にトロットロの感触と、鶏と貝柱のお出汁が優しく、でもしっかりした味わいで体に沁みる~。おいしい! 塩屋の海苔がふわっと香ばしさをプラス。 台湾では、お粥はたくさんのトッピングと一緒に食べるのがポピュラーだそうですが、危うくこのままお粥だけでパクパク食べてしまいそうになるおいしさです。

リュウカフェ お粥 海苔 貝柱
出典:リビング兵庫Web

たっぷりのお粥はトロットロ。ひと口食べると味わい深くて、「滋味」という言葉を思い出しました

さて、台湾流にお粥をいただきましょう! Ryu Cafeでは、ピータンや紅腐乳など台湾から仕入れた食材と、神戸産野菜など地元の旬の食材を使い、台湾本場の味を日本人の私たちが食べやすく楽しめるように工夫してメニューを作っているそうです。

リュウカフェ お粥トッピング ピータン 紅腐乳
出典:リビング兵庫Web

手前はピータンと赤大根の胡麻和え、その奥が紅腐乳(豆腐を紅麹で発行させたもの)、右奥が里芋を甜麵醬で味付けしたもの、右手前が菜の花お浸しにネギ生姜をかけたもの

ピータンは台湾でとてもメジャーなお粥トッピングだそう。日本人はピータンを食べ慣れていない場合が多いので、パリッとした赤大根と合わせて胡麻和えにしたそう。私もピータンはほとんど食べたことがなかったのですが、ツルップリッとした食感が良い! 赤大根はしっかりしょっぱく味付けされ、シャキシャキです。メリハリのある味わいがトロトロお粥に包まれて、このおいしさも納得です。 しょっぱい紅腐乳も、ほっくり甘辛い里芋も、ピリッとネギと生姜で合わせた菜の花も、それぞれトロトロお粥との相性が抜群。台湾粥って楽しい~!

リュウカフェ お粥トッピング 薬味 ザーサイ
出典:リビング兵庫Web

もう4種は黒キクラゲ、ザーサイ、レンコンの甘酢漬け、ネギとショウガ

たっぷりの台湾粥をたくさんのトッピングで楽しくおいしくいただき、満腹になりそうなのに食べ足りないと感じてしまいました。期待以上に満喫しましたよ!

デザート豆花は滑らかさにこだわった一品

デザートは豆花(トウファ)。豆乳を固めた台湾で人気のスイーツで、シロップとトッピングと食べます。Ryu Cafe 自慢のスイーツ! 塩屋商店街の田仲とうふ店の豆乳を使っています。 特に滑らかさにはこだわっていて、1℃単位で細かく温度調整して作っているそうです。

リュウカフェ デザート トウファ 豆花
出典:リビング兵庫Web

食後のデザートなのでさっぱり食べられるよう、冷たいシロップで出しているそう。カフェタイムでは希望すれば温かくできます

ほんのり甘い生姜シロップはすっきり。トッピングは白キクラゲと小豆、イチゴで、それぞれ味と食感が違うので食べて楽しいです。シロップもトッピングも季節や旬の食材に合わせて変えて出しているそうです。 豆乳自体は甘さはなく、豆乳のおいしさが誠実に生かされていて、舌に滑らかです。シロップとトッピングと引き立てあって、スルッと頂けるおいしいデザート! 実は私、豆花も初めてで。とても楽しみにしていました。初豆花をRyu Cafeで頂けて嬉しい。

ドリンクは蓮の葉茶をいただきました。美容にいいんですって♪ 冷たい豆花と熱いお茶で、ゆったりとランチタイムを締めくくることができました。ごちそうさまでした!!

ランチの予約は前月15日正午から、インスタグラムDMで

Ryu Cafe のランチは予約制です。現在は、インスタグラムのダイレクトメールでのみ、受け付けています。ランチ希望日の前月15日正午に受付スタート。例えば4月のいずれかの日に予約希望なら、3月15日に申し込みます。詳しくは投稿内容を確認してください。

カフェタイムは予約不要♪ 本場の茶器で台湾茶を

14時以降のカフェタイムは予約はいりません。Ryu Cafe名物の豆花(700円)もいただけますし、カフェタイムから注文できる台湾菓子もショーケースから選べます。 台湾茶器で自分で淹れる台湾茶セット(1100円~)は、1~2名でゆっくり楽しめるそうですよ。

リュウカフェ 台湾スイーツ
出典:リビング兵庫Web

ショーケースに並ぶお茶菓子も何が出るかお楽しみ

リュウカフェ 台湾茶 茶器
出典:リビング兵庫Web

販売用の台湾茶も。茶器は台湾の作家さんに直接オーダーしているそうです

店主夫婦のナイスコンビネーションが作る、日本・神戸塩屋の台湾カフェ

Ryu Cafeを切り盛りするのは、調理担当の藤井さんと接客担当の劉さんご夫妻。日本人と台湾人のご夫婦です。お二人とも以前は東京本部のホテル勤務をされていて、日本各地で仕事をしたそう。ホテルなのでさまざまなジャンルの料理を経験してきたそうですが、台湾でリゾートホテル立ち上げのために夫婦で2年間駐在し、台湾料理を深めるきっかけに。2020年秋に帰国、退職して「実は農業をしようと思って」神戸にきたところ、縁あって翌年夏に台湾カフェRyu Cafeをオープン、今に至る…という事です。 主に藤井さんが考案、劉さんが最終的にチェックをして、ここ神戸で日本人が楽しめるホンモノの台湾カフェメニューを日々作っているそうです。

リュウカフェ 店主夫妻 笑顔
出典:リビング兵庫Web

笑顔がステキな店主ご夫妻。店名「Ryu Cafe」とは「劉(リュウ)さんのカフェ」だそう!

お店は雰囲気抜群だし、もちろんランチは大満足。店主さんご夫妻のお人柄がとても温かく、お店の空気感や料理の良さはお二人から始まっているのかなと思いました。 すっかり塩屋に溶け込み町の魅力の一つとなっているRyu Cafe。またランチ予約ができますように!

Ryu Cafe(リュウカフェ) 住所: 神戸市垂水区塩屋町3-8-4 (JR塩屋駅・山陽塩屋駅より徒歩約2分/駐車場無し) 電話番号: 無し ※連絡はインスタグラムのダイレクトメールで 営業時間: ランチ11:00~or13:00~(予約制)/カフェ14:00~17:00(予約不要) 定休日: 日曜日(不定休有り) Ryu Cafe(インスタグラム): https://www.instagram.com/ryucafe_kobe

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