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BTSやSEVENTEENが所属する芸能事務所HYBE、過去最高の売上高を記録…右肩上がりのワケ

  • 2023.2.22

BTS(防弾少年団)ら人気アーティストが多数所属するHYBEが、マルチレーベル体制を基盤にした多様なアーティストの同時多発的な活動のおかげで、過去最高の売上高を記録した。

HYBEのマルチレーベル戦略は、HYBEレーベルのアーティストたちの相次ぐデビューとカムバック、ツアー活動を成功させ、全社の実績を牽引する役割を果たした。

HYBEは2022年の連結基準で、1兆7780億ウォン(約1778億円)の売上高、2377億ウォン(約237億7000万円)の営業利益を達成した。

HYBE、飛躍の理由は?

 

売上高は前年比42%成長し、営業利益は25%も上昇した。この3年間の年平均売上高の成長率は49.4%、営業利益成長率は27.8%を記録した。

四半期基準では、第4四半期の売上高5353億ウォン(約535億3000万円)、営業利益517億ウォン(約51億7000万円)を記録。2022年の第4四半期の売上高は、前年同期比17%増加し、前期比20%増加した。

(写真=HYBE)HYBE本社ビル

この成果は2022年の1年間、HYBEのアーティストたちが精力的な活動を行った結果だ。アルバムチャートはもちろん、コンサートとMD部門でも頭角を現した。

アルバムの場合、海外での成果が目立った。

日本のオリコンチャートの年間アルバム販売量トップ15のアーティストのうち、HYBEアーティストが韓国アーティストとしてチャートに名前を載せた。そのなかでもSEVENTEENとBTS、ENHYPENのアルバム販売量が目立った。LE SSERAFIMは日本デビューシングル『FEARLESS』の初動(発売日から1週間)販売量22万枚を記録し、K-POPガールズグループの日本デビューアルバムの初動新記録を樹立。

アメリカではBTSとTOMORROW X TOGETHERがビルボード年間アルバム販売量チャートのトップ10に名前を上げた。

BTS

コンサート活動は第4四半期に特に活発だった。SEVENTEENとTOMORROW X TOGETHER、ENHYPENのツアーに支えられ、第4四半期だけで647億ウォン(約64億7000万円)の公演売り上げを記録した。SEVENTEENの日本ドームツアーは全席売り切れを記録し、TOMORROW X TOGETHERとENHYPENのワールドツアーも好評だった。そんな爆発的な反応に支えられ、これら3グループの2023年の公演規模は前年比2倍以上拡大する見通しだ。

(写真提供=PLEDISエンターテインメント)SEVENTEEN

多様なグループが同時多発的に独立的な活動ができたのは、2019年から始まったHYBEのマルチレーベルシステムがあったからこそだ。マルチレーベルシステムは、表面に現れる独立した組織構造だけを確保するのではなく、完全に独立した創作基盤と事業アイデアを後押しするインフラが必須条件だ。

ここにデビュー1年もせずに2枚のミリオンセラーアルバムを披露したNewJeansを誕生させたADORのミン・ヒジン代表のようなクリエイターはもちろん、才能のある構成員の存在が加わり、マルチレーベル戦略の完成度を引き上げた。

(写真提供=ADOR)NewJeans

2023年にも様々な新規アーティストがデビューを控えており、BTSの活動計画の輪郭も明らかになった。BTS メンバーはソロ活動を持続する計画で、JIMINのソロアルバムが3月に発売され、SUGAのワールドツアーが4月から進行される。他メンバーの活動も近いうちに行われる予定だ。

HYBEのパク・ジウォンCEOは、「HYBEはBTSメンバーが国防の義務を果たし、再び完全体として復帰するまで、詳細な活動計画を立てて体系的にこれを遂行している。BTSが継続的にグローバル音楽産業に記念碑的な歴史を作っていけるよう、全力を尽くして支援する計画だ」と明らかにした。

またパク・ジウォンCEOは、「財務成果および利益分配と関連して透明性と予測可能性を提供し、より広い範囲の投資家を誘致してHYBEの企業価値を高める」と話した。

(記事提供=OSEN)

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