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2月22日は「おでんの日」!その由来は・・ラジオ番組?!

  • 2023.2.21

猫の日として知られる2月22日には、「おでんの日」という記念日もあります。

しかし、なぜ「おでんの日」が2月22日となったのでしょうか。 その背景にはあるラジオ番組が関係しているそうで・・・!

ここでは、この「おでんの日」という記念日について見ていきましょう。

「おでんの日」とは

 

まずは「おでんの日」がどのような記念日なのか、という点について見ていきましょう。

誰がいつ制定した記念日なの?

「おでんの日」が制定されているのは、毎年2月22日。 これは、2007年におでんを新潟の名物にすべく活動する団体「越乃おでん会」が制定した記念日です。

その団体の趣旨もあり、新潟のおでんをPRすることを目的として制定された記念日です。 新潟県で包装されているラジオ番組「クチこみラジオ 越後じまんず」の「新潟発の記念日をつくろう」という企画から2007年に誕生した記念日です。 日本記念日協会にも認定・登録された記念日のひとつとなっています。

なぜ「2月22日」なの?

2月22日とされたのは、熱々の「おでん」を食べる様子から来ています。

「おでん」食べる時は、ふーふーと冷まして食べますよね。 その様子を、「ふー(2)ふー(2)ふー(2)」と語呂合わせしたことから来ています。。

「おでん」とは

 

ここからは、そもそも「おでん」がどのような食べ物なのかを見ていきましょう。

おでんの原型は「田楽」!?

「おでん」は、「田楽」を意味する女房言葉だったと考えられています。

女房言葉というのが生まれたのは室町時代のこと。 当時、宮中や院に仕える女官や使用人といった女性のことを女房と呼んでいました。 この女房たちの中で生まれたのが女房言葉です。 この女房言葉には、語頭に「お」を付けたり、語尾に「もじ」が付けたものなどがあります。

「おでん」の場合は、「田楽」の頭に「お」を付け逆に「楽」を外したものです。 ここでいう田楽というのは、味噌田楽のことで豆腐だったり里芋やこんにゃく、ナスといった食材を串に通して焼いたものに味噌を塗った食べ物です。

江戸時代になって生まれた「おでん(煮込みおでん)」

最初は串に刺した食材を焼いて味噌を塗った料理を刺していた「田楽」ですが、後に食材に串をさすことなく煮込む料理が登場します。 これが「煮込み田楽」です。

「おでん」はこの新しく誕生した「煮込み田楽」を指す言葉となり、「田楽」は「焼き田楽」のことを意味するようになりました。

おでんにまつわる豆知識

 

ここからは「おでん」にまつわる豆知識をまとめます。

地域によって取り扱う具材が変わることもある

静岡おでんのように「おでん」の具材や食べ方が独自性が生まれることもありますが、そもそもおでんは地域によって具材やだしが変わることもあります。 定番の具材としては大根や卵、昆布やこんにゃくなどが挙げられるでしょう。

しかし、関東と関西では「おでん」に入れる具材もそれぞれ変わってくるのだとか。 例えば、関東はちくわぶやはんぺんなど練り物を入れる習慣があるのに対して、関西は牛すじ肉やたこ足など畜産物から海産物まで入れる習慣があります。

味付けに関しても違いはあり、関東では濃口醬油を入れるのに対して関西は薄口醤油を入れる傾向にあるそうです。

しかも、こういった地域性はコンビニおでんにも反映されているのです。 一部コンビニエンスストアでは、地方によって異なる種が販売されています。 冬の寒い時期に旅行などにでかけた際は、コンビニに寄って見慣れないおでんの種がないかを確認するのもいいかもしれませんね。

10月10日は「紀文・いいおでんの日」

10月10日は「紀文・いいおでんの日」という記念日が制定しています。

これは、ちくわやはんぺんといったおでんの種となる食品も多く手掛ける株式会社紀文食品が制定した記念日です。 その日付は、「1(いい)0(お)10(でん)」という語呂合わせから来ています。 秋も深まりおでんが体に沁みるシーズンが到来することで、おでんの美味しさを味わってもらうことを目的として制定されました。

まとめ

毎年2月22日は「おでんの日」とされています。 この記念日は、新潟県のラジオ番組の企画から生まれた記念日です。

あつあつのおでんを冷ます様子を、「ふー(2)ふー(2)ふー(2)」と語呂合わせしたことから来た日付となっていますよ。

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