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日本では考えられないチェコの「交通事情」。深夜2時に日本人男性が目撃した“衝撃の光景”とは?

  • 2023.4.28
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筆者撮影

こんにちは。旅が大好きなライターのけんちょです。

海外はこれまでに、25の国と地域を旅してきましたが、その中でも再訪したいと思えるくらいよかった場所の1つが、チェコの首都プラハです。

今回の記事では、旅好き筆者のお気に入りの街プラハで見つけた、日本とは異なる驚きの公共交通機関事情についてご紹介します。

千年の都と称される、美しきプラハの街

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筆者撮影

まずはプラハの街について、簡単にご紹介します。

東欧チェコの首都であるプラハは「百塔の街」という愛称で親しまれ、ゴシック様式の教会や巨大な天文時計など、中世の面影を残す美しい街です。

国民一人当たりのビールの消費量は世界一(※)を誇り、プラハ市内にはビアホールが点在するなど、街並みやグルメ、歴史など、実は観光資源に溢れる魅力いっぱいの街なのです。

市民の足として発達するプラハ市内のトラム

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画像:Ondrej_Novotny_92/Shutterstock.com

そんなプラハ市内を便利に動き回るために欠かせないのが、市内を走るトラム(路面電車)です。

運行系統数は30を越え、プラハの市内中に張り巡らされた電車網によって、このトラムでほとんどの観光名所へアクセスすることができます。

メトロとは異なり地上を走るため、プラハの美しい街並みを眺めながら移動できるのも、トラムならではの特徴です。街全体が世界遺産に登録された中世の街並みを眺めながら、気の向くままに旅をするなんて、とても素敵ですよね!

プラハ市街地を走るトラムは驚きのオールナイト運行

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画像:Yasonya/Shutterstock.com

例えば観光を思いっきり楽しんで、時計を見たら深夜2時過ぎ。「もう終電ない…」。いいえ、チェコ・プラハでは電車走ってるんです!

観光客にとって必須の交通手段でもあるトラムは、市内中心部を走る主要区間はなんと、オールナイトで運行しているのです。全ての区間ではありませんが、0時から5時までは深夜便として、休むことなくトラムが街中を走っています。

その理由は定かではありませんが、チェコといえば国民一人当たりのビールの消費量が世界一を誇る、まさにビール大国(※)。プラハ市内の各地にビアホールが点在し、呑んべえの多い街だからなのではないか、と筆者は想像しています。

終電を気にすることなく飲みに行けるなんて、ビール大国ならではで、終電のある日本人からしてみると羨ましい限りですよね…!

公共交通機関の料金形態も日本とは全く異なる

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画像:ZhakYaroslav/Shutterstock.com

終電がないというだけでも驚きですが、乗車料金の仕組みも日本の公共交通機関とは全く異なります。

乗車券は30分、90分、24時間、72時間の時間制となっていて、乗車区間ごとに料金がかかる日本の公共交通機関とは対象的。購入した乗車券の有効期間内であれば、地下鉄やバス、トラムなどの公共交通機関が全て乗車可能かつ、何回でも乗り放題という日本では見かけない斬新な仕組みが採用されています。

しかもその乗車料金は、30分券が30CZK(約190円)、90分券が40CZK(約260円)、24時間券が120CZK(約760円)、72時間券が330CZK(約2,080円)と格安(2023年4月26日時点)。

乗り放題がゆえに、景色を眺めながら心惹かれる場所で途中下車したり、気の向くままに旅を楽しんだりすることができるのです。

海外では何気なく利用する公共交通機関にも違いがある!

プラハでは当然のように採用されている時間制の乗車券や、主要区間のオールナイト運行など、日常的に利用されている公共交通機関ですら、それぞれの国によって独自のルールが存在し、驚くべきことがたくさんあります。

もしかすると私たちにとっては普通のことでも、日本へ訪れている外国人観光客にとってはビックリするようなルールだった、なんてこともあるのかもしれませんね。

 

※記事内の情報は筆者購入時および記事執筆時点の情報です。
※参考文献:「2021年 世界主要国のビール消費量」キリンホールディングス株式会社



ライター:けんちょ(Instagram / Webサイト
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数25カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。