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自宅で簡単「バーニャカウダの作り方&レシピ5選」歴史や名前の由来もご紹介

  • 2023.2.21

そもそもバーニャカウダとはどこの国の料理で、どうやって誕生したのかご存知ですか? 知っていると知らないとで、楽しみ方も変わりますよ。バーニャカウダに関する豆知識もご紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

■バーニャカウダとは?

バーニャカウダとは、イタリア北部・ピエモンテ州を代表する郷土料理です。「フォイョ」と呼ばれる陶器製の小鍋の中に熱いソースを入れ、野菜などをディップして食べます。バーニャカウダソースの材料はオリーブ油、ニンニク、アンチョビの3つが基本ですが、生クリーム、牛乳、チーズなど加えてアレンジすることも。

ディップする食材はキュウリ、ラディッシュ、パプリカ、ミニトマト、カブ、ニンジン、ブロッコリー、ジャガイモ、カボチャがおすすめです。キノコ類、肉や魚、パンもOK。これといった決まりはないので、冷蔵庫にあるお好みの野菜を使ってみてください。さまざまな色の野菜があると、盛りつけたときに見た目が華やかになりますよ。

■バーニャカウダの歴史・名前の由来

バーニャカウダ発祥のイタリア北部・ピエモンテ州はアルプス山脈の麓にある寒さが厳しい地方で、農民が体を温めるために食べていた料理が「バーニャカウダ」の始まりとされています。海に面していないピエモンテ州は、沿岸地域から関税の高い塩の代わりに、イワシの塩漬け(アンチョビ)を輸入していたため、バーニャカウダにも広く使われてきました。

名前の由来は熱いソースに野菜をディップすることから、イタリア語で「熱い」という意味のカウダ(Cauda)、「ソース」という意味の「バーニャ(Bagna)」を組み合わせて、バーニャカウダ(Bagna Cauda)と呼ばれるようになったそうです。

■レンジで簡単15分! バーニャカウダの作り方

【材料】(2人分)

キュウリ 1/2本

ニンジン 1/2本

大根 1/8本

黄パプリカ 1/2個

ラディッシュ 4個

<バーニャカウダソース>

ニンニク 2片

アンチョビ(みじん切り) 5枚分

オリーブ油 50ml

生クリーム 50ml

【下準備】

・キュウリは端を落とし、スティック状の長い乱切りにする。ニンジン、大根は皮をむき、キュウリに合わせて切る。

・黄パプリカはヘタと種を除き、キュウリに合わせて切る。ラディッシュは葉つきのまま半分に切る。

【作り方】

1、ニンニクはラップに包み、電子レンジで2分加熱し、潰す。

2、耐熱容器に<バーニャカウダソース>の材料を入れ、電子レンジで1分加熱する。一度取り出してよく混ぜ、さらに1分加熱する。

3、器に野菜を盛り合わせ、<バーニャカウダソース>を添える。

■野菜別レシピ&アレンジレシピ5選

・旬野菜のバーニャカウダ

冬から春にかけて旬の紅菜苔(こうさいたい)、スティックセニョール、ニンジン、ラディッシュを集めたバーニャカウダ。色鮮やかな見た目で、食卓に小さな畑ができたようになります。ニンニクの効いたソースで、旬の野菜の風味を楽しんでください。

・蒸し野菜とバーニャカウダ

野菜は蒸すことで甘みがグッと増します。ニンニクの風味とアンチョビの塩気が効いたソースもたまりません。蒸すのに使う水の量はたっぷりの野菜に対し、大さじ5のみ。あとは野菜そのものの水分で蒸せばOKです。

・赤ワインに合う生野菜とバーニャカウダ

こちらのバーニャカウダソースは、生クリームを多めに入れてクリーミーに仕上げるため、赤ワインにもよく合います。生野菜はもちろん、スライスしたバゲットにつけても美味しいです。バーニャカウダとワインのペアリングを楽しむなら、バーニャカウダ発祥のピエモンテ産ワインを合わせてみてはいかがですか?

・シイタケのバーニャカウダ風

大きくて肉厚なシイタケが美味しく食べられる簡単レシピ。切る、混ぜる、電子レンジにかけるの3ステップで完成し、調理時間はたったの5分! アンチョビペースト、ニンニクチューブ、オリーブ油と身近な材料でソースが作れるのもポイントです。ちょっとお酒を飲みたいときや、あと一品ほしいときに重宝しますよ。

・ヘルシー豆乳のバーニャカウダ風

オリーブ油の量を抑えて、豆乳ベースで作るヘルシーバーニャカウダです。牛乳で作るよりも、さっぱりとしていて食べやすく、たっぷりディップもおすすめ。クルミを入れて香ばしさをプラスしましょう。冷めるととろみがなくなるので、熱々のうちに召し上がれ。

熱々のバーニャカウダは冬にこそ食べたい、体を温めてくれる料理です。野菜を美味しくたっぷり食べられるため、不足しがちな栄養素を摂ることも可能。ぜひ今回ご紹介レシピを参考に、自宅で作ってみてくださいね。

(川原あやか)

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