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10カ月で112キロ→64キロ…クイズ王をダイエットに奮起させた"フォロワーのコメント"

  • 2023.2.21

ダイエットを成功させるには、どうすればいいのか。AI食事管理アプリ『あすけん』の公式サイトでは、減量に成功した人たちの体験談を紹介している。第2回目は、過去の自分に向けられた声がきっかけとなり、10カ月で48kgの減量に成功したクイズ作家・古川洋平さんのストーリーです――。

古川 洋平さん
古川洋平さん
フォロワーの声でダイエットを決意

――112kgから64kgまで減量されたとのことですが、ダイエットを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

小学生の頃から太っていて、30年以上“デブキャラ”としてやってきました。バカにされたり、笑いを求められたりすることも多く、痩せたいという気持ちはあったものの、まあいいか……と過ごしてきました。

その後体重は増え続け、112kgになっていた一昨年、たまたま30代前半頃の写真をTwitterに上げたら、フォロワーさんから「痩せててかっこいい!」というコメントが届いたんです。けど、その“痩せててかっこいい自分”も100kgを超えていて(笑)。それって、比較したら今よりは痩せていてマシ、というだけのことなんですよね。

そう考えたら、自分はこの先劣化していくだけなのではないか、という事実にハッとしました。過去の自分しか褒められないって、悲しくないか? と。

そこで少し体でも動かしてみようかと、かかりつけ医に何かいい運動はないかと尋ねたところ、勧められたのは意外にもNintendo Switchのゲーム『リングフィットアドベンチャー』だったんです。ゲーム!? と思いましたが、ひとまず購入。けれど、買ったもののなかなか腰が上がらず、しばらく箱も開けませんでした。

それからほどなくして、世の中はコロナ禍に入り、それまで仕事一辺倒だった生活に時間の余裕が生まれたんです。

SNSでの声・リングフィットアドベンチャー・おうち時間、の3つが揃って、「よし、本格的にダイエットしてみるか」と決意しました。

ダイエット前の古川さん。この頃は112kgあった
ダイエット前の古川さん。この頃は112kgあった

――ダイエットは順調に進みましたか?

最初は順調そのものでした。初日はリングフィットアドベンチャーをして、就寝。翌日体重を計ると減っている。気を良くして、その日もリングフィットアドベンチャーを前日よりしっかりやって就寝。すると翌朝また減っているんです。

これはもう痩せられると確信し、嬉しくなって焼肉を食べたら、翌日、ダイエット開始時より増加。「なんでだ!」と思うと同時に、これはもしかして、運動よりも食事の方が大事なのか……? という疑問が浮かびました。

そこで、栄養について学んでみようと思った時に、参考にしていたYouTubeチャンネルで『あすけん』を使っていたので、自分も真似してダウンロードしたんです。

–48kgの成功を支えたのは「知識」だった

――そうだったんですね! あすけんを使い始めていかがでしたか?

クイズでさまざまな知識を学んできていたこともあり、栄養に関してもある程度は理解しているつもりだったのですが、実際にあすけんに食事入力して知ったことがたくさんありました。

それまでもダイエットに取り組んでは失敗、というのを何十回と繰り返してきたんです。無理な食事制限でリバウンドしたり、野菜を食べようとドレッシングをドバドバかけたり。そんなにドレッシングをかけたら脂質の摂りすぎで痩せないですよね。

今ならわかりますが、当時は痩せる理屈を理解しておらず、雰囲気や根性だけでやっていたのでうまくいかなかった。ですが今回は、あすけんを使って栄養状態を把握したり、自分でも学んだりしたことで、“知識の後ろ盾”ができ、正しい判断ができたのが成功の決め手だと思います。結果がついてくることで、気持ちも折れることなく続けられました。

48kg痩せた古川さんの現在のお姿
48kg痩せた古川さんの現在のお姿

――食事を見直してからのダイエットは、どんなふうに進んだのでしょうか?

最初は糖質を減らすことに焦点を当て、あすけんで「ゆる糖質制限コース」を始めました。糖質は体内で水分と結合しているため、糖質を控えることで水分が減り、体が軽くなりやすいんです。僕は元の体重があったこともあり、糖質を制限することでみるみる減っていきました。数字に表れるとモチベーションが上がりますよね。それってダイエットを続ける上でとても大事なことだと思います。

ある程度痩せた頃には、論文を読んだりダイエットについて自分でも勉強したりするようになりました。クイズ王の資質が活きましたね(笑)。

ダイエットの大敵は停滞期だと思うんですが、ずっと同じ方法で続けるとどうしても体重は落ちにくくなります。また、糖質制限だけで引き締まった体を作るのは難しいと思い、後半は脂質制限に切り替えました。

そうして栄養管理とリングフィットアドベンチャーを約10カ月間続けた結果、目標体重だった64kgまで落とすことに成功しました。

ダイエットはチャレンジしがいのある“山”

――痩せてからの変化はありましたか?

電車に遅れそうになって走った時に、「わぁ、体が軽い!」と実感したことが印象に残っています。春だったんですが、風を切って走るのがとても気持ちよく、痩せたんだな、と改めて思いました。

そして大袈裟ではなく本当に、街が色鮮やかに見えました。それまではオシャレな服屋など自分には関係ないと思っていたんですが、痩せたら着られる洋服の選択肢が増えるなど、興味や活動範囲が広がりましたね。

痩せたらファッションの幅も広がったそう!
痩せたらファッションの幅も広がったそう!

30年以上痩せることを目標にしてきたので、達成した今、「頑張ればなんとかなる」という思いが強くなったのもあります。あと、自分に今まで以上に価値を感じられるようになりました。

健康面では医者に、今回のダイエットによって寿命が20年延びた、と言われた時は驚きました(笑)。疲れにくくなり、体調も良く過ごせています。

――20年はびっくりですね! それほど大きな影響のあった今回のダイエットですが、どんな気持ちで取り組んだのでしょうか?

僕は人生をどう過ごすか考えた時、“山”をいくつ登るかが大事だと考えます。性格的に中途半端で終わることができず、大きな大会で優勝してきたクイズをはじめ、なんでも突き詰めるタイプなのですが、ダイエットは自分の努力がそのまま反映される山だと思っています。

ダイエットというと大変な部分だけがフィーチャーされがちですが、他人の能力に依存せずに結果が出せるという点では、非常にわかりやすいですよね。とはいえ挫折しがちなポイントはあるのでテクニックは必要ですが、自分の努力で登頂できるという意味では、有意義でチャレンジのしがいがありました。

究極の目標はあすけんからの卒業

――現在はどのように体調管理されていますか?

目標体重をクリアしてからは、次に登る山は「ボディメイク」と決め、筋トレを始めました。一時期はボディビルダーと同じような生活を送っていたのですが、自分はどこを目指しているんだっけ? となり(笑)。今はストイックに鍛えるだけでなく、食事やずっとやめていたお酒を楽しむ時期を設けたり、体が緩んできたと思ったらトレーニング量を増やしてまた引き締めたりしています。

――完全に体型をコントロールされていますね! それができるのは、ご自身の身体を理解しているという証ですよね。

今回のダイエットで痩せる理屈がわかったので、もし今後また太ることがあっても、絶対に痩せられる自信があります! あすけんで栄養を数値で見るなど、ちゃんと知識を習得したことが大きいですね。

――あすけんを使いこなしてくださっていますが、食事記録を習慣化するためのコツはありますか?

古川洋平『-48kgでもリバウンドなし。別人に生まれ変わる クイズ王式ダイエット』(幻冬舎)
古川洋平『-48kgでもリバウンドなし。別人に生まれ変わる クイズ王式ダイエット』(幻冬舎)

痩せたいから食事記録をする、となるとどうしても面倒に思えてしまうんですが、ダイエットの成功には栄養管理が必要で、どうしたら最も簡単にそれができるか? という視点で発想を変えてみるのがオススメです。そうすると、あすけんに入力さえすれば栄養価が数値化されてひと目でわかるんだから、ラクだし便利だな~と発想が変わるはずです。

あとは何事も3週間継続すると脳が「これは習慣だ」と認識するようなので、まずはどんなに面倒でも3週間だけは続ける! と決めてやってみるのがオススメです。

――まずは3週間ですね! 最後に、今後の目標や、目指していることがあれば教えてください。

究極の目標は、あすけんを使わなくても体調管理ができるようになることです。あすけんを何年も使い続けると、この食材にはどんな栄養価があるかなど、わかるようになりますよね。それって人間としての成長だと思うんです。

新しい食材に出会った時などはもちろん参考にしますが、それ以外は、自分の知識が正しいかどうかを確かめるために使う、というふうにしたいですね。

ストイックに痩せることだけを目指す人生は豊かだと思わないので、友人と食事を楽しんだりしても体型が維持できるような、“実生活に即した健康管理”を行っていくことが向こう何十年の目標です。

古川 洋平(ふるかわ・ようへい)さん
クイズ作家。1983年、宮城県生まれ。仙台一高クイズ研究部時代に「パネルクイズアタック25」「タイムショック21」の高校生大会で優勝。その後、立命館大学クイズ研究会に所属。学生日本一決定戦「abc」3連覇、社会人日本一決定戦「ABC」2度優勝などの成績を収める。2014年よりクイズ法人「カプリティオ」でクイズ作家として活躍している。

取材・執筆/城石愛

AI食事管理アプリ『あすけん』
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