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【俳優・田中圭さんインタビュー】俳優としてのベースは連ドラ、やっぱドラマが大好き【いま彼】

  • 2023.2.20

レディたちが気になる「彼」の本音に迫る『#いま彼を知りたい』。今回は俳優・田中圭さんのインタビュー後半をお届けします。

インタビュー前半はここからチェック!>>>

連ドラはチームみんなで喜びを分かち合う瞬間が何回もある

出典: 美人百花.com

「久々の連ドラで初心に戻っています」

ーー2023年のスタートは半年ぶりとなる連続ドラマ「リバーサルオーケストラ」。しかも変人マエストロ(指揮者)役ということで、現在はクラシックと悪戦苦闘しているらしい。

「僕、本音を言うとクラシックはどの曲を聴いても同じ曲に聴こえるぐらいわかっていない人で。夏ぐらいから練習をしているのですが、手応えはまだありません。さっき指揮棒を持って撮影したときも2〜3秒で脇汗が出てました(笑)。オーケストラの動画とかを観ても、指揮者の方によって同じ曲でも全部動きが違うんです。(指揮者が)派手に動けば曲が派手になるし、かと思うと小さく動いても派手になったりもして『どんなテレパシー出しているの?』って映像だけではわからない。まぁでも、まだオケのみなさんを前にして指揮をする楽しさがわかっていないので、手応えがあったらむしろおかしい。これからそういうシーンが入ってきて、少しずつ少しずつ僕自身が変わっていくんだと思います」

ーー田中さん演じる朝陽のキャラクターもまだ完全にはつかめておらず、自分の中に入れている段階。

「彼は音楽が好きで音楽に対するこだわりや探究心が強く、そこに対してがんばらない人が嫌いなんです。だから自分にも人にも厳しいのだけど、僕は自分にも人にも超甘い人なので感覚がイマイチわからない。でも台本を読むと、いくらでもやりようがあるというか。いい意味で演じる余白があって監督はこれをどういうバランスでやりたいのかなって考えるとワクワクします……ってすみません、ちょっとクリエイターっぽいことを言っちゃいました(笑)」

出典: 美人百花.com

ーー大変なはずなのにめちゃくちゃうれしそう。これまでの取材でも田中さんは難しい役やハードな状況になるほど「楽しくてしょうがない」とテンションが上がる『M傾向』があったけれど、今回は「初心に戻った」連ドラ効果も大きいのかもしれない。

「僕が俳優として生きてきたベースは連ドラですし、やっぱドラマが大好きで。映画も舞台もやらせてもらっているし、芝居すること自体もちろん好きなのですが、連ドラは連ドラだけの楽しみがある。続けてやっていくものだからひと筋縄ではいかなかったり苦労したりもするけど、チームみんなで喜びを分かち合える瞬間が何回もあって、そこは連ドラならではなのかなと。あと単純に、毎週誰かに楽しみにしてもらえるってとこが好きで。ドラマを通して観てくれる人たちの中で共通の話題やそのきっかけが生まれたり、そういうのを考えているとうれしくなっちゃうんです」

ーーなんて幸せそうな顔をするんだろう。その満ち足りた表情を見ていたら、こちらも温まり取材後もしばらく夢心地。5年間取材をしてきて、もうこれ以上は上がりようがないと思っていた高値安定の好感度もさらに更新された。これだから「田中圭の定点観測」はやめられない。

タートルネック¥66,000、ジャケット¥286,000、パンツ¥110,000/以上ボッテガ・ヴェネタ ジャパン

Information

ドラマ「リバーサルオーケストラ」

出典: 美人百花.com

元天才バイオリニストの市役所職員・谷岡初音が変人マエストロ・常葉朝陽に巻き込まれ地元のポンコツオーケストラを立て直すことに。主人公たちが数々の障害と強敵を乗り越えていく崖っぷちの音楽エンターテインメント!

出演:門脇麦、田中圭他 日本テレビ系列にて毎週水曜よる10時から放送中

Profile

田中圭(たなかけい)

1984年7月10日生まれ。2000年デビュー。数々の作品に出演し、2022年はドラマ2本の他、「女子高生に殺されたい」「ハウ」など5本の映画が公開。Amazon Originalドラマ「A2Z」も配信中。

掲載:美人百花2023年2月号「#いま彼を知りたい」

撮影/中村和孝 スタイリング/山本隆司(style3) ヘアメイク/関早矢香(スタジオまむ) 取材・文/若松正子 再構成/美人百花.com編集部

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