忘れられない旨さ！仙台牛の熟成肉が味わえる銘店「炭火焼肉 牛仁」

こんにちは！商店街レポーターの斎藤麻衣です。

みなさんは「熟成肉」を食べたことがありますか？「熟成肉」とは、厳しく定められた「温度・湿度・風」の基準のもと管理を行い、寝かせたお肉のこと。余分な脂や水分が落ち、アミノ酸が分解されることによって、うま味がぎゅっと凝縮されるそう。

今回紹介するのは、宮城県内で唯一、仙台牛を「熟成肉」として提供している「牛仁」です。

牛仁では、おいしさを最大限引き出す熟成期間を見極め、35日以上熟成させた『超熟成肉』を提供。他では味わえないお肉を目がけて、他県から足を運ぶ方も少なくないといいます。

炭火焼肉 牛仁

訪れたのは一番町本店。ぶらんど～む一番町商店街、１階にツルハがあるビルの２階にあります。高級感漂う入口。以前から気になっていたお店でした。

一番町本店のほか、仙台泉店・石巻蛇田店・石巻駅前店の4店舗があります。その他、和牛熟成肉専門店として石巻に「焼肉店が営む精肉店」やこだわりの厳選食材・独自製法で焼き上げる「食パン工房Kanon」も展開されているそうです。

階段を登るごとにワクワクと期待感が高まります。

広々としたフロア。落ち着いた雰囲気です。

雰囲気が異なる個室席

客席は全て個室。長い通路が続きます。

こちらの個室は入口が低く造られていて、隠れ家的な印象を受けました。

掘りごたつのお席も。居心地の良さを感じます。子どもが一緒でも安心して過ごせますね。

１室最大25名まで利用できるお部屋もあります。

こちらは喫煙室。テーブル中央に鉄瓶が置かれ、なんともいえない懐かしい雰囲気です。

私は2人掛けのテーブル席へ。牛仁ではタレ・岩塩はセルフではなく、あらかじめ1人分ずつ提供されます。心遣いが感じられますね。荷物や上着を置ける戸棚があり、上着への臭い移りにも配慮されていました。

不思議な置物の正体

こちらは通路に置かれた置物。瓦製の特注品です。

なんと社長さんのお顔をモチーフにした置物なのだそう！笑った鬼は福を呼ぶ意味合いもあり、お客さんへの想いが込められているそうです。

同じ表情の物はなく、各部屋に１体づつ置かれています。

私の個室にはこちらの置物がありました。穏やかな優しい表情です。

他系列店舗にも置かれていて、各店ごとにデザインが異なるそう。泉や石巻のお店に行った際に、探してみるのも面白いですね。

高級店の気になるメニュー

高級店で知られる牛仁ですが、いくらで味わえるのか気になりますよね。

「やっぱり高いの？？」「メニューは多いのかな？」「ランチはあるの？」

私はこの点が気になっていました。

まずはディナーメニュー。一通り見てみると、焼き方の違いや部位ごとの豊富なメニューが揃っていました。

「盛り合わせ」は、熟成牛赤身盛りや特選牛仁盛り、ホルモン盛り、海鮮盛りなど。

私が興味を惹かれたのは、こちら「塩焼物」です。「素材の味を楽しむ塩焼」として、タンや希少部位などのメニューが掲載されていました。一番気になったのは「前バラみぞれ焼き」です。片面焼きで大根おろしと一緒に食べるそうで、とても美味しそう！！

「ステーキ」のページでは、こちらの写真に心がわしづかみにされました。様々な部位を味わえるようで、数えるだけでも13種類はあります。ひとことで「ステーキ」と言っても、こんなに種類があるんですね。とても驚きました。

そのほか前菜や焼き肉、デザートまでたくさんのメニューが揃っています。「和牛を余すところなく味わえる」そんな印象です。

もちろん、ソフトドリンク・お酒の種類も豊富です。ビールからカクテル・日本酒などがありました。

土日祝日限定ランチメニュー

牛仁では、土日祝日限定でランチ営業されています。ランチメニューでは、高いコストパフォーマンスで和牛を味わうことができるようです。

価格は1,620円から５種類、１プレートで様々な部位を楽しむことができます。全てのプレートに人気メニューが必ず含まれているそうで、どれを選んでも満足できるように考えられています。

一番人気は数量限定の「伊達ランチ」。すぐ売り切れてしまうそうでなので、限定メニューをお目当てに来店する際は予約することをお勧めします。

先ほど紹介したお酒を含むディナーメニューは、ランチタイムにも注文可能です。

お勧めメニューを味わう

厚切りタン 2,068円

こちらは人気の厚切りタンです。ディナー・ランチ共に人気で、ランチ時には別注文する人が多いそうです。

１㎝程はある厚切りタン。両面を香ばしく焼き、ミディアムレアで。

岩塩をつけていただきました。とても柔らかくて、ひと口でも満足感があります。よく耳にする牛タンの感想は「サクッとした歯ごたえ」と聞きますが、ミディアムレアでいただくこちらは全く別物。

美味しいものを食べると自然と笑顔になるもので、ひとり微笑んでしまいました。

伊達焼き 2,068円

牛脂の輝きがなんとも言えません！綺麗にサシの入った伊達焼きは薄切りながらも大きく、しっかりとした重量が感じられます。

こちらは軽く炙ってから黄身・特製タレと共に味わいます。

とても柔らかくて、牛脂の甘さも上品で美味しかったです。熟成肉を初めて食べましたが、こんなに旨味を感じる和牛は初めてでした。特製たれは程よく甘く、和牛との相性も抜群です。

熟成肉は柔らかい仙台牛の雌牛のみとのこと。そのままでも十分おいしい仙台牛ですが、さらに熟成させておいしさを最大限に引き出しているんですね。

せりサラダ 968円

大変人気だというサラダ。こちらを目当てに他県から足を運ぶ人も多いそうです。メニュー表では掲載されていませんが、通年注文することができます。

特製ドレッシング・大根おろし・ナッツで和えてありました。ナッツの歯ごたえと大根おろしの味わいも相まって、一人で食べ切れてしまうほどの美味しさ。もちろん根まで入っています。見た目以上のボリュームを感じました。

これだけでもお酒が進みそうです。セリ好きな方は是非食べてもらいたい！！季節ごとに香りや味わいが異なるそうで、お勧めの逸品です。

炭火で味わう感動の美味しさ

牛仁では、お客さんが来店してから炭に火を入れてくれます。部屋に炭火を入れてもらった瞬間から室内に心地よい暖かさが広がり、炭火の良さを改めて実感。香ばしく焼いた和牛は、炭火だからこそ味わえる香りや美味しさ・魅力を感じました。

温かな炎は、見ているだけで穏やかな気持ちになりますね。火入れまでに時間がかかるそうなので、お急ぎの場合は予約がお勧めです。

牛仁の想い

「こだわりの確かな食材を手の届く範囲で安心して味わっていただきたい」。そんな思いから、和牛の素材を大切に、地産地消も心がけた食材を提供しているそうです。ひとりでの利用も多く、平日でも早い時間から予約のお客さんが絶えず来店していました。様々なシチュエーションに対応できるよう居心地良い店づくりにも力を入れているといいます。

食材・お店づくりから全てに力を入れ、牛仁でしか感じることのできない特別感・オリジナルを確立されています。食材提供ひとつひとつの心遣いからお客さんを想う気持ちが感じられました。

手土産・贈り物に

一番町本店ではテイクアウトはできませんが、贈り物・おみやげ用として「キムチ」や「タンスモーク」、黒毛和牛牛タン入りの「シュウマイ」なども販売されています。他店ではお弁当の販売もあるそうです。

最後に「食パン工房Kanon」の紹介

冒頭でも説明しましたが、グループ店として石巻で「食パン工房Kanon」も営業されています。食材・製法にこだわり、子どもでも安心して食べられるように作られているそう。店舗では「みるく食パン」「トースト食パン」「彩りレーズン食パン」など購入できるようですよ。一番町本店ではトーストを使用したラスクが販売されていました。

来店の際はこちらもチェックしてみてくださいね。

DATA

炭火焼肉 牛仁 一番町本店 住所：宮城県仙台市青葉区一番町3-11-9 電話番号：022-216-1129 営業時間 ランチ11：30～15：00（Lo14：30） 土日祝日のみ ディナー17：00～23：00（フードLo22：00 ドリンクLo22：30） 休日：年末年始（その他臨時休暇の場合有り） HP：https://gyuuzin.com/