泡立ちがよくてしっかり落ちる！最高のヘアケアを叶えるシャンコンTOP10【アヴェダ、TSUBAKI、パンテーン】

泡立ちがよくてしっかり落ちるのはどれ？ 本命シャンコン ガチ検証！

思い通りにまとまる髪を手に入れることができたら、毎日のお出かけ準備が楽になること間違いなし。泡質、汚れ落ち、まとまり具合、手触りの向上度など、ヘアケアに求めることをあらゆる角度から検証！ 自分的に最高なコンビを見つけて！

01：アヴェダ

【右】カラー コントロール シャンプー

200ml ￥3850

【左】カラー コントロール コンディショナー

200ml ￥4070

カラーリングした髪を保護しながら洗い、毛先まで輝くようなツヤをプラス。

02：サブリミック

【右】エアリーフロー シャンプー

250ml ￥2860／資生堂プロフェッショナル

【左】エアリーフロー トリートメント（T）

250g ￥3740／資生堂プロフェッショナル

うねりやクセがあってまとまりにくい髪も、洗って乾かすだけで扱いやすく。

03：サボリーノ

【右】ハヤラクシャンプー モイスト

440ml ￥1540／BCL

【左】ハヤラクトリートメント モイスト

440ml ￥1540／BCL

お疲れ頭皮のダメージを癒しつつ、濃密補修で寝ている間にしっかりケア。

04：スティーブンノル

【右】モイスチュアコントロール シャンプー W

500ml ￥1760（編集部調べ）／コーセー

【左】モイスチュアコントロール コンディショナー W

500ml ￥1760（編集部調べ）／コーセー

内部＆外部をダブルで潤い補修。乾燥やパサつきが気になるときの味方！

05：TSUBAKI

【右】プレミアム EX インテンシブリペアシャンプー

490ml ￥1078（編集部調べ）／ファイントゥデイ資生堂

【左】プレミアム EX インテンシブリペアコンディショナー

490ml ￥1078（編集部調べ）／ファイントゥデイ資生堂

毛髪の断面形状の変化に着目して進化。新次元のダメ―ジケアが叶う。

06：パンテーン

【右】エクストラダメージケア シャンプー

400ml ￥823（編集部調べ）／P＆G

【左】エクストラダメージケア トリートメント in コンディショナー

400g ￥823（編集部調べ）／P＆G

ケアしているのに広がる髪特有の、蓄積ダメージに着目してしっかり補修。

07：フローディア

【右】フローディアシャンプー グランメロウ

250ml ￥2970／デミ コスメティクス

【左】フローディアトリートメント グランメロウ

200g ￥3190／デミ コスメティクス

頭皮の常在菌に着目し、ハリ・コシの低下などエイジングサインに立ち向かう。

08：ボタニスト

【右】ルース ボタニカルスカルプセラムシャンプー

ストレート

490ml ￥1760／I-ne

【左】ルース ボタニカルスカルプセラムトリートメント

ストレート

490g ￥1760／I-ne

髪質の変化を感じている大人の地肌にアプローチ。奥深いスパイスの香り。

09：ミルボン

【右】リニューイング シャンプー

200ml ￥2640（美容室専売品）

【左】リニューイング トリートメント

200g ￥3520（美容室専売品）

傷んでスカスカになった髪の密度を高める成分を配合。絡まりも抑える！

10：ラックス

【右】ラックス ルミニーク バランス ダメージリペア＆カラーケア シャンプー

480g ￥1073（編集部調べ）／ユニリーバ・ジャパン

【左】ラックス ルミニーク バランス ダメージリペア＆カラーケア トリートメント

480g ￥1073（編集部調べ）／ユニリーバ・ジャパン

カラーした髪のダメージを補修しながら、色の持ちを高め輝きもアップ。

【TEST.1】泡立ちのよさは？

同量のシャンプーを毛束になじませ、30秒間泡立てたときの状態を、写真と100倍のマイクロスコープで観察。泡の大きさや質感は、髪を洗ううえで大事なポイント。泡の量や大きさ、軽さなど、細かいところまでチェック。

01：アヴェダ

小さい泡の中に大きい泡がちらほら混じる。べったりして量は少ない。

02：サブリミック

なめらかだけど量は少なめで、拡大すると小さい泡と大きい泡が混在する。

03：サボリーノ

かなり弾力のある泡が立つ。泡のサイズは大きめで量はたっぷり！

04：スティーブンノル

もったりしていて量は普通。小さい泡とやや大きめの泡が混在している。

05：TSUBAKI

なめらかで、きめの細かい泡が立つ。量は多くも少なくもなく普通。

06：パンテーン

もったりとした感触で、小さい泡と大きめ泡が混在。量は少なめ。

07：フローディア

量は普通だが軽やかな泡立ち。小さい泡と大きい泡が混じり合っている。

08：ボタニスト

弾力のある泡がたっぷりと立つ。小さい泡、大きい泡が混在している。

09：ミルボン

大小サイズ違いの泡が混在。軽やかでふわふわしていて量は普通。

10：ラックス

もったりとした泡がたっぷり。小さい泡に混じって大きい泡もちらほら。

【TEST.2】泡の持ちは？

シャンプーを30秒間泡立ててから、その泡をビーカーにすりきりいっぱい入れる。上にそっと一円玉を2枚重ねて置き、沈むまでの時間を計測。泡持ちがいいのはどれ？

一円玉が沈むまで、もっとも時間がかかったのは6分16秒の10。06も同じような、もったりとした泡で第2位に。泡がなめらかな02、05も好成績。07も5分台、09、04は3分台なので、洗髪する間は持ちそう！

【TEST.3】皮脂汚れを落とす？

モデル皮脂を星形に塗布したすりガラスに、シャンプーの泡をのせる。それを水で洗い流してから紺色の台紙にのせ、落ち具合をチェック。星形が濃く透けるのは、皮脂が落ちていないという証拠。泡をのせただけで落ちるシャンプーは？

01：アヴェダ

皮脂による透けは輪郭などは薄くなってはいるが、あまり落ちていない。

02：サブリミック

星形がほとんどわからないぐらい落ちた！ 皮脂を落とせるシャンプー！

03：サボリーノ

星形がくっきりとわかるほど、全体的に濃い。ほとんど落ちていない。

04：スティーブンノル

皮脂による透けで、星形が濃く見えている。ほとんど落ちていない。

05：TSUBAKI

部分的に残ってはいるが、輪郭は消えているのでほどほどの落ち具合。

06：パンテーン

星形の影も形も見えなくなった！ 皮脂をスッキリ落とせる優秀作。

07：フローディア

星形がはっきりわかるほど、全体的に皮脂による透けが目立っている。

08：ボタニスト

星形くっきり。全体に皮脂による透けが目立ち、ほとんど落ちていない。

09：ミルボン

皮脂による透けで星がくっきり見える。皮脂は落ちていないようだ。

10：ラックス

色はうっすらしか残っていない。皮脂はかなり落とせるといえる。

【TEST.4】スタイリング剤は落とせる？

ボール状のファーに市販のワックスを塗布したあと、シャンプーで洗って流水ですすぎ、乾かしていく。水では落ちにくいワックスがちゃんと取れていれば、ファーがふわふわに復活するはず。ファーボールの変化を観察！

01：アヴェダ

ワックスが全体的に落ちているようで、ふんわりしている。ただ束感も少しだけ。

02：サブリミック

ふわっとしている部分もあるが、落としきれず、束っぽくなっているところがある。

03：サボリーノ

だいたいは落ちてふんわり感が復活しているが、少しだけ束っぽくなっている部分も。

04：スティーブンノル

ワックスがキレイに落ちたようで、全体的にふわふわ。バッチリ落とせるタイプ！

05：TSUBAKI

ふわっと毛束が復活しているように見えるが、よく見ると落としきれず束っぽく。

06：パンテーン

落としきれず、束になっているところが多い。ワックスは落としにくいといえそう。

07：フローディア

ファーボールがふわっふわに復活！ ワックスをキレイに落とせるシャンプーだ。

08：ボタニスト

全体的にひとまわり小さくなったような感じ。落としきれず、束っぽくもなっている。

09：ミルボン

ふわふわが復活せず、いびつな形に。スタイリング剤は落としきれなかった。

10：ラックス

束っぽくなっている部分が何ヵ所も目立つ。スタイリング剤は落としにくいタイプ。

【TEST.5】乾かしたあとの手触りは？

重要視する人が多い、洗い上がりの手触りをここで検証。コンディショナーを塗布してからすすぎ、乾かしたあとの表面の摩擦を計測する。数値が低いほど表面のすべりがよくなったということで、洗い上がりの手触りがなめらかになるとみなす。

コンディショナーをつけることで、もっとも表面がなめらかになるのは07だった。摩擦の小ささが100未満だったのはこの1品のみで、あとは100以上。2位は03、3位は02で、なめらかな手触りを好む人は、このあたりのコンディショナーを使うと仕上がりに満足できそう。4位の06、5位の08も、かなり表面はツルツルになるタイプ。とはいえ今回はどれも数値が近く、ダントツでいいものも突出して悪いものもないという結果になっている。

【TEST.6】仕上がりのボリュームは？

モールをシャンプーとコンディショナーで洗浄、自然に乾燥させて状態を観察する。束が細くなるものはしっとりまとまるタイプ、ふわっとするものはボリュームが出るタイプ。

01：アヴェダ

ふわっと広がってほどほどにボリュームが出る感じ。軽やかな仕上がりになるタイプだ。

02：サブリミック

先細りにシュッとまとまった。ボリュームはあまり出ないタイプのヘアケアといえそう。

03：サボリーノ

均一にまとまる感じの仕上がり。ボリュームは出ずに、ペタンとするコンビのようだ。

04：スティーブンノル

ふわっと広がり、ボリュームが出る感じ。まとまるというよりは軽さが出る仕上がり。

05：TSUBAKI

根元と毛先はボリュームが出るけど、部分的にはまとまり、動きのある仕上がりに。

06：パンテーン

根元に少し広がりがあるものの、ボリュームは出ず、比較的均一にまとまっている。

07：フローディア

根元から毛先まで、均一な仕上がり。広がりすぎず、まとまりすぎずという印象である。

08：ボタニスト

根元はふんわり、毛先はややシュッと。でも全体的にボリュームのある軽やかな印象。

09：ミルボン

毛先はシュッとしているが、全体にふんわりした仕上がり。軽やかにボリュームが出た。

10：ラックス

全体的にシュッとまとまっている感じ。仕上がりは均一で、ボリュームはあまり出ない。

【TEST.7】ハリと毛先のまとまりは？

毛束をシャンプーとコンディショナーで洗ったあと、自然乾燥したときの垂れ具合を観察。人毛だと個体差で結果が変わるので、今回は人工毛で実験。毛先のぱらつきを見つつ、垂れ具合でハリ感も確認しよう。

01：アヴェダ

やわらかく垂れる感じ。毛先は少しぱらつくような仕上がり。

02：サブリミック

毛先にややぱらつきが見える。やわらかく自然なハリ感。

03：サボリーノ

毛束はほとんど垂れず。ハリがあって、毛先までまとまった。

04：スティーブンノル

ほとんど垂れないのでハリはあるけれど、毛先には広がりが。

05：TSUBAKI

やわらかく垂れるタイプで、毛先まで見事にまとまっている。

06：パンテーン

ハリ感は自然な感じ。毛先はややぱらつき、広がってしまう。

07：フローディア

あまり垂れないのでハリ感があって、毛先もまとまっている。

08：ボタニスト

毛束がほとんど垂れないのでハリはある。毛先はぱらつく感じ。

09：ミルボン

やわらかく垂れるタイプ。毛先は少しぱらつきが見られた。

10：ラックス

自然にやわらかく垂れる感じ。毛先にはぱらつきが見える。

【TOTAL】総合評価

01：アヴェダ

軽くてふんわり！ ほどよくボリュームも
シャンプーはもったりとしたテクスチャーで、それほど泡立たない感じ。泡量も少ないので、モコモコにして洗いたいなら、ちゃんと泡立てたほうがいい。でもスタイリング剤を落とせる洗浄力はあるのでご安心を。コンディショナーは重ためだけど髪にはスムーズにのばせる。洗って乾かしたあとは、やわらかくふわっと仕上がる。

02：サブリミック

抜群の泡持ちで落ちにくい汚れも洗浄
なめらかだけど泡の量はやや少なめ。でも皮脂の落ちはバッチリだ。コンディショナーは簡単に髪にのばせる心地よいテクスチャーで、なじみはとてもいい。すすぐとひっかからずスベスベとした髪になるのもうれしい。ドライヤーで乾燥させたあとは、やわらかな質感。ボリュームが抑えられるタイプを使用したので、まとまりもいい！

03：サボリーノ

弾力のある泡がたっぷり！ 手触りもバッチリ
シャンプーはかなりゆるめで、弾力のある泡がモコモコ立つ。量もたっぷりなので、頭皮や髪に負担をかけず気持ちよく洗えそうだ。検証では皮脂が残ってしまったが、スタイリング剤は問題なく落とせる洗浄力だった。コンディショナーのテクスチャーはとても濃厚。乾かしたあとはハリがあって、毛先までなめらかになり、まとまる感じ。

04：スティーブンノル

軽やかなのにハリのある髪になる
パール感のある白色のシャンプー。量は普通ぐらいだけどもったりとした泡が立ち、スタイリング剤をスッキリ落とす洗浄力もある。コンディショナーはゆるめで、髪全体に広げやすい質感。洗い上がり、乾燥させたあとはふわっとしていて軽い感じ。ハリもあるけれど、毛先はややパサつくかもしれないので、自然乾燥はNGだ。

05：TSUBAKI

やわらかくすんなり、動きのある仕上がり
クリーム色でパール感のあるシャンプー。きめ細かくなめらかな泡が立ち、しかも持ちがいいから、シャンプーしている間もヘタらず頭皮や髪のクッションになってくれそうだ。コンディショナーはオレンジ色で、のばしやすいテクスチャー。すすぐとスベスベの手触りになり、乾かしたあとはしっかりまとまるので、クセがある人にも◎。

06：パンテーン

もったりとした泡でストレスなく洗える
泡の量は少なめだけれど、皮脂はスッキリ落とせる洗浄力。泡持ちは10品中2位という結果だったので、ゆっくり洗っても最後までしっかりクッションになってくれるはず。黄みがかったコンディショナーは重たいテクスチャーながらのばし広げやすい。乾かしたあとはやわらかい手触り。比較的まとまって、さらっとした印象の髪に。

07：フローディア

手触りのよさはNo.1！ すべすべ髪を望むならコレ
ふんわりと軽やかな泡がすばやく立つ。量は普通ぐらいだけど、スタイリング剤がキレイさっぱり落ちるほどの洗浄力である。コンディショナーは髪になじませやすいゆるめのテクスチャーで、流したあとはすべすべ＆なめらかな仕上がりに。均一でまとまりがよく、毛先までパサつかないからするんとした質感で扱いやすくなりそう。

08：ボタニスト

たっぷりとした泡で、ふんわり洗い上げて
弾力のある泡がたっぷり立つ。清涼感のあるスッキリとした使用感なので、爽快感が欲しい夏は特に気持ちよく洗えそうだ。泡がそれほど持たないので、手早くサッと洗ったほうがいいかも。コンディショナーはかためで、なじませにくいので丁寧に広げたい。乾かせばふんわりと軽い感じ。ハリを出したい人にもおすすめできそう。

09：ミルボン

泡立ちもなじみもよく、仕上がりはサラッ！
ゆるめのテクスチャーだけに、シャンプーは軽くふんわりとした泡が立つ。泡の持ちは普通ぐらい。やや手早くすすぐようにすると、最後まで気持ちよく洗えそう。洗髪後は、なめらかさが残る感じ。皮脂やスタイリング剤は落としきれないかもしれないので、気になるときは二度洗いを。乾かしたあとは、軽やかでふんわり広がる髪に。

10：ラックス

泡の持ちトップの実力で、最後までヘタらず洗髪
水あめのようなねっとりとしたテクスチャーで、もったりした泡がたっぷり。泡の持ちはトップクラス！ ゆっくりマッサージしながら洗っても、最後までクッションになってくれるはず。皮脂もちゃんと落とせるので、ベタつきが気になるときにもおすすめ。コンディショナーはやわらかく、なじみ抜群。乾燥後も比較的まとまりやすく！

サイエンスな結論

シャンプーするとき、気になるのが泡の質。抜群の泡持ちで量もたっぷりな10、量は少ないけどもったりとした持ちのいい泡が立つ06、少なめだけどなめらかで泡持ちがいい02の3品は、泡にこだわる人でも満足して洗えそう。洗浄力は、皮脂汚れなら断然06！ さらに02と10もかなり落とせる。ワックスなどのスタイリング剤をつけることが多い人は、04、07、そして01、03を使うと安心。仕上がりの好みは人によって違うもの。ふんわりボリュームが欲しいときは01、04、08、09で洗えば、ペタンコにはならなそう。05はまとまりとふんわりが共存し、動きがある髪になるユニークなタイプ。うねりやクセで広がる髪質も03、05、07を使えば問題なし。07、03、02はとにかくスベスベ髪が好みの人に最適！

撮影／石田健一（実験）、藤本康介（静物） 実験／エフシージー総合研究所 取材・文／穴沢玲子 構成／佐野桐子