【俳優・田中圭さんインタビュー】2023年やりたいことはまさかの「カフェ経営」!?【いま彼】

レディたちが気になる「彼」の本音に迫る『#いま彼を知りたい』。今回は俳優・田中圭さんのインタビューをお届け。現れた瞬間、鮮度アップされたフレッシュ&ツヤオーラをガツンとくらった定点観測6年目。何度会っても慣れないし、毎回好きになれずにいられない。やっぱりその存在そのものが「あざとい」んです♡

海外ドラマにハマりすぎて1日10分睡眠で仕事したことも

――いつ会っても心地よく、でも新たな波紋を起こしてくれる人。昨年は30代男性らしからぬ「透明感」に驚かされたが、この日の田中さんはさらに鮮度が200％に。フレッシュで、なのにツヤツヤの色気は増し増しで(取材6年目なのに)興奮と驚嘆が止まらない。

「2022年はいい感じで放っておかれ、僕的にはすごくゆっくりできまして。作品がかぶることもなく週に1回お休みみたいな、ちょっとゆるいサラリーマン生活をしていました(笑)。でも、あまり時間の使い方がうまくはないので、何かやろうって気持ちは湧くけど実際はやらない。唯一夏の終わりに筋トレを本気でやってみようと週3回で通ったのですが、次の舞台で『筋トレをやめてください』と言われてストップするしかなくて。僕、そういうことが多いです。それ以来一切やってないので、今日から筋トレを再開しようかなと」

――実は田中さん、ハマると沼になるタイプ。「執着」とか「固執」とは無縁のイメージだったのでちょっと意外だった。

「ルーティンみたいなのはないんですが、1回好きになると、そればかりやってしまうのでむしろハマりやすい方です。以前、数独にハマったときもずっとやめられなくて、同じ問題を3日間やり続けて知恵熱を出しました。あと『ウォーキング・デッド』にハマったときはあの膨大なシリーズを1週間ぐらいで全部観ようとして。その頃、朝から晩まで撮影していたのに帰ってもずっと観ていて1日10分ぐらいしか寝なかったときもあって。シリーズ最後の方は頭がぼーっとして内容なんか入ってないのに『でも観なきゃ』ってわけわからず無理やり起きている状態で、ハマっちゃうと本当にダメな人なんです」

――いや、大人になってそこまで没頭できるのは才能です。その一方で田中さんは過ぎたことは速攻で忘れるリセット魔。切り替えが異常に早いのだ。

「昔のことはほぼ覚えてないし、根に持つこともないです。ただ、それもタチが悪くて誰かとケンカしても忘れちゃうというか。振り返ればどうでもいいことなら〝なかったこと〟にしちゃうとこがある。でも相手は引きずっている場合もあるじゃないですか。そうすると今度は『いつまで引きずっているの！』ってやりとりが始まってまたもめるという(笑)。ま、それも込みで結局、忘れちゃうのですが」

――その手放しの満面スマイル、力の抜け切ったラフ感にこちらは毎回魅了され、毎回しっかり覚えていますが、それも定点観測の楽しさ。さらに「2023年にやりたいことは？」という年始めの型通りの質問にも「特にないけど絞り出しましょう」とおおらかなサービス精神がうれしい。そして絞った答えは「カフェ経営」。予想外すぎるんですけど、本当？

「いや、具体的に何も決まっていないけど、『カフェをやりたい』って願望を言うのは自由でしょ？ でも実現したらちゃんとやるし、店にも立ちたいです」

タートルネック¥66,000、ジャケット¥286,000、パンツ¥110,000/以上ボッテガ・ヴェネタ ジャパン

Information

ドラマ「リバーサルオーケストラ」

元天才バイオリニストの市役所職員・谷岡初音が変人マエストロ・常葉朝陽に巻き込まれ地元のポンコツオーケストラを立て直すことに。主人公たちが数々の障害と強敵を乗り越えていく崖っぷちの音楽エンターテインメント！

出演:門脇麦、田中圭他 日本テレビ系列にて毎週水曜よる10時から放送中

Profile

田中圭（たなかけい）

1984年7月10日生まれ。2000年デビュー。数々の作品に出演し、2022年はドラマ2本の他、「女子高生に殺されたい」「ハウ」など5本の映画が公開。Amazon Originalドラマ「A2Z」も配信中。

掲載：美人百花2023年2月号「#いま彼を知りたい」

撮影/中村和孝 スタイリング/山本隆司(style3) ヘアメイク/関早矢香(スタジオまむ) 取材・文/若松正子 再構成/美人百花.com編集部