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不倫相手の家に突撃! 覚悟を決めた30代サレ妻の「恐るべき行動」【後編】

  • 2023.2.19

引っ越し作業をきっかけに夫の不倫を知った真美さん(仮名)。夫への制裁を計画するも、引っ越し先に不倫相手も引っ越してきたことから、事態は予想外の展開へ…。夫を取り戻すべく不倫現場に乗り込んだ30代妻のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。

強気の不倫相手と直接対決

探偵から受け取った資料により不倫相手が暮らすアパートを知った真美さんは、夫が不倫相手と会っているであろうタイミングを見計らって現場に乗り込むことを決意。不倫相手と直談判して夫と別れさせ、取り戻す覚悟を決めたそうです。

「不倫相手と対面するのは気が重かったのですが、それよりも夫に不倫をやめさせたいという気持ちのほうが強かったですね。私が相手の家のインターホンを鳴らすとすぐに不倫相手の女性が出てきて、奥には夫の姿も見えました」

真美さんはその場で夫と別れるよう、不倫相手に迫ります。しかし、驚くことに不倫相手の態度は強気で「あなたこそ、彼と離婚してください!」と怒鳴り出し、修羅場と化してしまったそう…。

「夫は真っ青な顔をして黙ったままで、その場では私にも不倫相手にも何も言いませんでした。私と相手の女性が罵り合うのを怯えながらただ見ているだけ。
私はこのままじゃらちが明かないと思って、うろたえる夫を無理やり引っぱって自宅に帰りました」

夫への愛情も信頼も急速に消え失せて

それから夫と真美さんは数週間かけて話し合いを重ね、夫は真美さんとの合意を守る形で、不倫相手との関係を完全に清算したそう。不倫相手には弁護士を通じて文書を送り、慰謝料を請求してきちんと支払ってもらったそうです。

「そして私は、夫が不倫相手と完全に切れたことを確認してから離婚しました。不倫を知った当初は離婚までするつもりはなかったのですが、不倫相手との一連の出来事や、夫との話し合いを重ねていく中で、夫への愛情や信頼が冷めるどころか、マイナス感情のほうが強くなっていったんです。
夫の転勤で見知らぬ土地に住むことになったけれど、そんな夫のために私だけが負担を強いられる必要はないだろうと思ったら、夫婦でいることがバカバカしくなりました。
夫は離婚を拒みましたが、とてもじゃないけれど修復できるレベルではありません。最終的には弁護士を交えて話し合い、夫に離婚と慰謝料の支払いを認めさせました。今は不倫相手と夫からの慰謝料を元に新生活をスタートさせて、やっと軌道に乗ってきたところです」

不倫にまつわる一連の出来事によって、どんどん夫への気持ちが冷めていくのを感じたと振り返る真美さん。どんなに好きで結婚した相手でも、自分を裏切り続けていた事実を知れば、その瞬間から相手への信頼を失ってしまっても無理はありません。不倫を知った衝撃もさることながら、夫婦間のその後のやり取りを通じてじわじわと夫婦関係が崩壊してしまうことも、不倫の怖さといえるのではないでしょうか。

©yamasan/gettyimages
©ふじよ/PIXTA

文・並木まき

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