バスク地方の定番、にんにくオイルをゆで野菜にかけるだけ。にんにくのカリカリ食感と香ばしさが食欲を掻き立て、たっぷり野菜もすいすい箸が進みます。ワインを片手に、自宅でバル気分はいかが?今回はさまざまなバル風のつまみをマドリード滞在歴14年の料理研究家、丸山久美さんに教えてもらいました。
■“ゆで小松菜のカリカリにんにくオイルがけ”のつくり方
スペイン風おひたしのような感覚で、たっぷりと食べられる。塩は小松菜を盛りつけた上にふるだけ。オイルをかければ自然となじむ。
おいしく飲むコツ!〈お薦め:赤ワイン〉
野菜ににんにくオイルをかけるのは、バスク地方で親しまれている食べ方。ゆでた赤いんげん豆やキャベツ、かぼちゃにかけるのが定番。お好みの野菜で。
◇材料 (2人分)
小松菜:1/2束
塩:適量
A :
・ にんにく:1片分(粗みじん)
・ 赤唐辛子:1本分(小口切り)
・ オリーブオイル:大さじ2
(1)小松菜の下準備
小松菜はゆでて水気を絞り、食べやすい長さに切って器に盛り、上から塩をふる。
(2)にんにくオイルをつくる
フライパンにAの材料を入れて弱火にかける。じっくりと加熱して香りを出し、にんにくが色づきカリカリになったら1に回しかける。
――教える人
「丸山久美 料理研究家」
ツアーコンダクターとして世界中を回った後、スペイン・マドリードで14年暮らす。2001年に帰国後は、スペインの家庭料理を中心に料理教室を主宰しながら雑誌やウェブでも活躍。著書も多数出版。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。
取材:鹿野真砂美 撮影:竹内章雄