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旬のカルチャー情報をお届けします!

  • 2023.2.17

アッププラス編集部がお届けする、話題のエンターテイメント情報。
今月も数ある中からチョイスしてお届けします。

MOVIE
全ての人の人生に光を差す奇跡と感動のストーリー

現代映画界&演劇界が誇る名匠サム・メンデス監督が満を持して、5度アカデミー賞作品賞受賞作を世に送り出したサーチライト・ピクチャーズとタッグを組んだ最新作。心に深い闇を抱える女性ヒラリーを、オスカー俳優のオリヴィア・コールマンが熱演。不安定な心の揺らぎや葛藤を、時に繊細に時に鬼気迫る表情でみせる彼女の演技から目が離せない。

『エンパイア・オブ・ライト』
監督/サム・メンデス
出演/オリヴィア・コールマン マイケル・ウォード コリン・ファース ほか
2/23より、全国にて公開
©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.

Story
1980年代初頭の英国。海辺の町の映画館で働くヒラリー(オリヴィア・コールマン)は、ある過去が原因で心に闇を抱えていた。夢を諦めた青年スティーヴン(マイケル・ウォード)が映画館で働く事になり、やがて2人は心を通わせていくが、思わぬ試練が待ち受けていた。

私がおすすめ メゾン合同会社 堀木英恵さん
映画が日常を変える魔法であった80年代が舞台

「映写室からライトを当てたフィルムで映画上映をしていた80年代の映画館が舞台。映画館で働く人たちや、映画を観に行く人にとって“、映画”が日常を変え、人生を支えてくれる光の魔法であることがわかります。生きる希望を見いだせずにいるヒラリーはどんな人と出会い、どう変わっていくのか?涙が止まらないラストを是非、劇場でご堪能ください!」

THEATRE
2023年劇団☆新感線 43周年興行・春公演Shinkansen faces Shakespeare 『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』

大胆に翻案され、12年ぶりにリターン!
部下イアーゴの計略によって破滅へと突き動かされる軍人オセロと妻デズデモーナを描いたシェイクスピアの四大悲劇のひとつ『オセロー』。 人間の本質となる喜怒哀楽を綴ったこの物語が、青木豪によって、2011年、戦前・戦中の関西らしき港町を舞台に、混沌とした時代に生きるヤクザたちの人情悲喜劇へと大胆に翻案され、いのうえひでのりによるダイナミックな演出で誕生。 それから年経った2023年、物語の舞台を戦前・戦中から、戦後のアメリカ文化が流れ込んできたポップな時代に改めて書き直し、装いを新たに上演。 主人公オセロを演じる三宅健をはじめ、松井玲奈、寺西拓人といった劇団☆新感線初参加陣と、粟根まこと、高田聖子とお馴染みの劇団員が織りなす歌って踊って笑える、奥深い人間ドラマ。

【作】青木 豪
【演出】いのうえひでのり
【出演】三宅 健/松井玲奈 粟根まこ 寺西拓人/高田聖子 ほか
【東京】3/10~28、
東京建物Brillia Hall(豊島区立芸術文化劇場)【大阪】4/13~5/1
COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
http://www.vi-shinkansen.co.jp/othello2023/

Story
戦後復興とともに新たな混沌が生まれつつあった1950年代の日本、関西の港町。そこでのし上がった沙鷗組の若頭、亜牟蘭オセロ(三宅健)は町医者の娘、村板モナ(松井玲奈)と恋に落ち、ヤクザ稼業から足を洗うことを決意する。だが、激化する抗争、そして男女の愛憎が生む不信は若頭補佐の汐見丈(寺西拓人)も巻き込み、人々を逃れられない悲劇へ誘うのだった。

私がおすすめ ヴィレッヂ 宣伝チームさん
喜怒哀楽盛り込んだ新感線流「任侠シェイクスピア」
「まだ出会っていない役者さんと、ガッツリと芝居に向き合える作品をやりたい」という企画意図と「それならこの作品だ!」というプロデューサーの発案から、作家の青木 豪さんと演出のいのうえひでのりで12年ぶりのリニューアルの準備を進めてきました。劇団☆新感線の魅力は、徹底的に「エンタメーテインメント」を追求しているところ。お客様をエンタメーテインメントでおもてなしする劇団です。今作もシェイクスピアの四大悲劇のひとつ『オセロー』を原作に、戦後日本の関西に舞台を置き換え、関西弁のヤクザたちの物語に仕上げて、とても親しみやすいエンターテインメント作品にしています。三宅さんの持つピュアで繊細な雰囲気で、今までにない「オセロ」になるのでないかと思います。悲劇だけでは終わらない、喜怒哀楽盛り込んだ新感線流「任侠シェイクスピア」をどうぞお楽しみに!製作発表では、青木 豪さん、いのうえひでのりさん、三宅 健さん、松井玲奈さん、粟根まことさん、寺西拓人さん、高田聖子さんが登壇。オセロの美しい妻・モナを演じる松井玲奈さんは慣れない関西弁に四苦八苦しているが、本番ではミナト町の空気を感じてもらえるよう頑張りたいと意気込みを語っていました。【撮影:田中亜紀】

ART
『ルーヴル美術館展 愛を描く』

ジャン=オノレ・フラゴナール 《かんぬき》 1777-1778 年頃 パリ、ルーヴル美術館 Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom

「愛」の名画・74点が一堂に集結
古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマのひとつとされてきた、人間の根本的な感情である「愛」。その概念が絵画芸術にどう描出されてきたか、ルーヴル美術館収蔵の16世紀~19世紀半ばまでの74点の絵画を通して考察する展覧会。

3/1~6/12、東京・国立新美術館 企画展示室1E
https://www.ntv.co.jp/love_louvre/

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フラゴナールの名画が26年ぶりに来日
寝室で争っているかのように見える男女。男は扉の「かんぬき」に手をかけて……。優雅さと緊張感、エロティシズムが混ざり合った、想像力を駆り立てる異彩を放つ名作です。

『憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷』

クロード・モネ 《ポール=ドモワの洞窟》 1886年 油彩/カンヴァス 茨城県近代美術館

30か所を超える所蔵先から約160点が集結
フランス北西部、大西洋に突き出た半島を核とするブルターニュ地方の19世紀後半から20世紀はじめに着目し、この地の風景や風俗、歴史をモティーフとした作品を一堂に展覧。画家たちがこの地に何を求め、何を見出したのかを探る。

3/18~6/11、東京・国立西洋美術館にて開催
https://bretagne2023.jp/

私がおすすめ 編集部
画家たちが捉えた厳しくも温かい自然
第1章では、画家たちがブルターニュ地方にひきつけられ始めた19世紀初めロマン主義時代の作品を展示。クロード・モネやウィリアム・ターナーの作品からは、自然に向けた真摯な眼差しが感じられます。

『ブルターニュの光と風 ―画家たちを魅了したフランス<辺境の地>』

モーリス・ドニ 《フォルグェットのパルドン祭》 1930年油彩/カンヴァス 54.5×82.5cm カンペール美術館Collection du musée des beaux-arts de Quimper, France

1872年開館の歴史ある美術館から一挙来日
ブルターニュに魅了された画家たちの描いた歴史や風景、風俗を幅広く紹介する展覧会。ブルターニュに関する作品を多数所蔵するカンペール美術館を中心に、45作家、約70点の作品を展示。

3/25~6/11、東京・SOMPO美術館にて開催
http://www.sompo-museum.org/

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ブルターニュはナビ派の画家たちも魅了
ナビ派を代表する画家モーリス・ドニは1883年にブルターニュを訪れ、人々の信仰の篤さに強く惹かれたと言う。聖母子像に口づけする様子や民族衣装、祭壇の様子などが描かれていて興味深い。

取材・文/山西裕美(ヒストリアル)

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