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強制すると勉強嫌いに? 子どもが自発的に宿題をやる「声かけ」のコツ

  • 2015.11.21
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【ママからのご相談】

小学生の息子を持つ母です。うちの子は学校から帰ってきてからすぐに遊びに出掛けていきます。うちのルールとして、「宿題が終わるまで遊びに行くことは禁止」と決めているのですが、何度言ってもやりません。 もっと勉強を好きになってほしいのですがなかなか難しいです。このまま言い続けていればいつかはやってくれるようになるのでしょうか。心配です。

●A. 宿題を強制すると子どもの勉強嫌いはますます加速します。

ご相談ありがとうございます、ママライターのみいゆです。

学校から帰ってきたら宿題をしてから遊びに行くとルール決めしている家庭は多いかと思います。実際筆者の子どもも小学生になってからそのように決めていました。しかし、子どもは学校から帰ると疲れきってなかなか宿題がはかどりません。遊びに行く元気はあるようですが……。

実は、「勉強しなさい!」と子どものためだと思って言っていることが本当は逆効果の場合もあります。では、子どもが宿題を率先してするようになるにはどうすればいいのでしょうか。

●「みんなやっている」「宿題をやってから遊ぼうね」は禁句

小学生のお子さんをお持ちのお母さん方は一度は言ったことがあるのではないでしょうか。

ルール決めをすることはとても良いことですが、子どもの場合勉強を強制させられると勉強自体が“つらいこと”に感じてしまいます。その結果、“つらいこと=嫌いなもの”となり自発的に勉強しなくなります。将来、受験のときなどに本人が困ることになってしまいます。そうならないためにも、子どもが小学生のころから親の声かけや態度は重要なのです。

●放任もしないけれど執着もしない

思春期になると、「○○しなさい」という親の言葉は全く意味を成さなくなります。しかし、まだ小学生の時期はしっかりと宿題に関して親が管理する必要があります。どんな宿題が出ているのか把握し、音読もしっかり聞いてあげることが大事です。音読の宿題は、実際やっていないのに子どもが勝手にサインしていることも多いようです。

宿題を強制するのではなく、「音読をたくさんやったら難しい本も読めるようになるよ」など、勉強に対してプラスになることを言ってあげたほうが子どもにとって宿題が苦痛なものではなくなります。

神戸セミナー校長の喜多氏は、著書の中で、学力アップには“勉強をつらいと思わないこと”がもっとも大切だとおっしゃっています。「宿題しなさい!」と言いたくなるのをぐっとこらえ、子どもに寄り添って勉強することを促せるようになると良いですね。

【参考文献】

・『あなたの子どもはなぜ勉強しないのか』喜多徹人・著

●ライター/みいゆ(ママライター)

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