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着なくなった服はまだ捨てないで! 部屋中がきれいになる「古着、古布の簡単活用法」

  • 2023.2.15

女性たちが実際にやっている、身近なエコ活動をご紹介。81回目は、ecocoメンバーの弥真望さん。今回は簡単に作れて掃除などに便利なウエス(汚れをふき取る布、雑巾)を活用したエコな生活をご紹介します。

お洋服を捨てる前にちょっと待って。ウエスにして部屋中きれいに

【最近やってるecoなこと】vol. 81

ウエスとは、汚れなどを拭き取る布、雑巾のことをいいます。古着や古布をカットしたもので、簡単に作れるので最近はおうちに常備している方も増えているようです。

ウエスを作ったきっかけ

弥真さん 以前は食器を洗う際にキッチンペーパーで油を拭き取っていましたが、息子の幼稚園探しで自然学校の見学に行ったとき、ランチの後に子どもたちが各自で食べた食器をウエスで拭いていて「これだ!」と思い、おうちでも取り入れることにしました。今では食器を拭くだけでなく、掃除にも重宝しています。
3歳の息子にも、自分のお皿をウエスで拭いてもらう習慣を付けたいと思っています。

そもそもキッチンペーパーで油を拭くようになったきっかけは、天ぷら油大さじ1杯(20㎖)を水で薄めて魚が住めるくらいにするためには約6000ℓもの水が必要ということを知ったから。その内容はとても衝撃的でした。たった大さじ1杯なのに。(※1)

それからは、調理器具や食器に付着した油汚れを洗う前に拭き取るようになりました。手間に思うかもしれないけれど、この小さな積み重ねが大きな効果を期待できることを知り、私にもできることを、という気持ちで行っています。

ウエスの作り方

弥真さん 古着や古布をハサミでカットするだけ。今回は7cm×5cmと小さめに切りましたが、大きめのサイズも用意しています。大きめのサイズは拭き掃除や多めに油を使った際に使用することが多いです。きっちり測るというよりは感覚で切っています。

ウエスに向いている服

弥真さん 吸収性が高い綿100%のTシャツ、タオル類やレギンス、スウェットなどをウエスにすることが多いです。靴下は埃が良く取れるので、埃取りなどの掃除に使っています。

ウエスの使い方

弥真さん 最初は食器を洗う前段階の油拭きとしてだけでしたが、今では雑巾やティッシュの代わりとして何にでも使っています。
床拭き、シンク・コンロ拭き、トイレ掃除、窓拭き、鏡拭き、調理中に何か飛び散った時、洗面台や埃が溜まりやすい花瓶や写真立ての下など家中をウエスに頼っています。

第二子が生まれてからは離乳食時にこぼした物や口周りの汚れ、また鼻水が出た時などにガーゼを使ったりウエスで拭いたりしています。

日本人はティッシュの使用量が世界1位らしく、街中でもポケットティッシュを配っていてエコではないですよね。フランスやイギリスなどではハンカチで鼻水を拭く文化があると聞き、私もできる限りティッシュの使用を控えるようになりました。

ウエスの収納方法

弥真さん 写真のように瓶にどさっと入れて保管しています。切って入れるだけなのでズボラな私でも続けられています。

いかがでしたか?
ウエスはあらゆるところで使える、とても便利な道具です。おうちにある古着や古布をカットしてすぐに作れるので、ぜひ試してみてくださいね。

弥真望
35歳。二児の母。
外資系IT企業を退職後、沖縄移住。子どもがきっかけとなり日々の食事を見直したり、当たり前だと思っていたことに疑問を持ったりするようになる。現在は自然と触れ合いながら子育てに奮闘中。

ecoco代表 平野絢子
エコをテーマとし全国の女性を集めた団体「ecoco」を立ち上げ、身近にできるエコ活動、エコを通した地域活性とウーマンエンパワーメントを推進している。
また岡山県の観光特使として東京を拠点に行き来するデュアルライフを行いながら、せとうちの農園や市場、工場などに自ら足を運び、創り手の‟想い”を伝えるため、商品開発、営業、PRなどを企業と一緒に行っている。

文・平野絢子 イラスト・宮本志保

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