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なくならない痴漢被害。変わるべきなのは|旦那がチカンされた話

  • 2023.2.15

この作品は、イラストレーターのミワカモ(@miwakamo_)さんの夫がかつてあった痴漢被害体験と、それに対していだいた考えを漫画にしたものです。夫の経験談から、痴漢についていろいろと話してみることにしたミワカモさん夫妻。通勤や仕事の環境、万が一被害にあったときの理解度など、社会全体の仕組みを考えてみることに…。『旦那がチカンされた話』第6話をごらんください。

不快な思いだけでなく恐怖心や周囲からの視線など、心を深く傷つける痴漢という犯罪。そんな犯罪に対する被害にあわないためにはどうしたらよいのか、ミワカモさん夫妻は真剣に話し合います。

大前提として痴漢という犯罪自体が減ってほしいことはもちろんとして、テレワークや出勤時間の自由化、女性専用車両を増やすなど、社会全体で取り組めることはまだありますよね。

痴漢被害者の3%は男性

警察庁が発表している「平成29年度 犯罪被害類型別調査 調査結果報告書」によると、これまでに痴漢被害を受けたことがあると回答した人のうち、3%は男性。回答数が少ないため参考値ですが、女性ばかりと思われがちな痴漢被害者の100人のうち3人は男性だと思うと、想像より多い気がしませんか。そして通報率を見てみると、通報している率は痴漢被害に関する回答全体で16.0%。被害を知られたくないという思いなどから、通報できない人がいることがわかります。

ミワカモさんの夫も被害にあったように、男性でも痴漢の被害にあうことがあります。そして、被害を訴え出ることは恥ずかしいことではなく、その後の被害を出さないためにも必要なことです。

警視庁は防犯アプリ「Digi Police」(デジポリス)を使用し、被害を訴えやすく、あるいは周囲の被害者を救いやすくすることを進めています。電車通勤などで不安がある方は、女性でも男性でも、こうしたアプリを活用するのも有効かもしれません。性別によって先入観を持たず「男女に関わらず痴漢にあう可能性がある」という知識を持っておきましょう。

  • 調査期間:平成30年1月19日(金)~28日(日)
  • 対象者:インターネットによる調査モニター(20歳以上)から抽出した、過去に所定の犯罪被害にあったことがある人
  • 本調査有効回答数:1,696名

著者:ママリ編集部

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