日本全国各地に、さまざまな駅がありますよね。その中には、見た目からは想像もできないような、難しい読み方をするものもあります。
そこで今回は、そんな“難読駅名”について、西日本エリアから7つピックアップしてみました。さて、いったいいくつ読むことができますか?
1.十三駅
漢数字の「十」と「三」が組み合わさっている「十三」駅。初見の方は「じゅうさんえき」と読んでしまったかもしれませんが、残念ながら不正解です。
人名のように「じゅうぞう」と読む…わけでもありません。しかし、実はとっても惜しいんです!ある部分から「濁点」をとってみてくださいね。
そう、気になる読み方は「じゅうそう」駅でした!
こちらは大阪府大阪市淀川区にある「阪急電鉄」にあります。「神戸本線」「宝塚本線」「京都本線」の分岐点になっている、とても重要な駅なのだそうですよ。
2.学文路駅
「学文路」駅を読むことはかなり大変!もちろん「がくぶんじ」駅や「がくぶんろ」駅なんて簡単な読み方はしませんよ。
ヒントをお伝えすると、なんと「○○○」駅と、全体の読み仮名はたったの3文字なんです。ちなみに、昔は「禿」と書いたそうですよ(出典:『日本大百科全書』小学館)。この漢字、どこかで見たことはありませんか?
気になる読み方は「かむろ」駅でした!
こちらは和歌山県橋本市にある「高野線」の駅名です。南海電鉄の公式ホームページによると、こちらの入場券は受験に縁起が良いものとして人気を集めているそうですよ。
3.廿日市駅
「甘いもの」を好んで食べる方は多いはず。「廿」はよく似ていますが、よく見ると「甘」より横線が1本少ないですよね。もちろん「かんにちいちえき」なんて読み方はしませんよ。
それでは、ここでヒント!「廿日」という言葉は「二十日」と書くこともできます。「廿日市」駅の読み方を考える際、これが重要な手がかりになりますよ。
気になる読み方は「はつかいち」駅でした!
こちらは広島県廿日市にある「山陽本線」の駅名です。ヒントでお伝えした「二十日」「廿日」はもちろん「はつか」と読みます。たしかに「廿」は、言われてみれば「十」が2つ組み合わさっているようにも見えますよね。
4.浅海駅
「え、あさうみ・せんかい駅とは読まないの?」
そのような疑問を抱いた方も多いかもしれません。たしかに気持ちはわかりますが、「浅海」駅の読み方は「あさうみ」「せんんかい」駅ではないんです。
でも、かなり惜しいところまできています!「あさうみ」の1文字を変えるだけで、正しい読み方になりますよ。
気になる読み方は「あさなみ」駅でした!
こちらは愛媛県松山市にある「予讃線(よさんせん)」の駅名です。「あさなみなら浅波じゃないの…?」と不思議に感じてしまいますよね。なぜこのような読み方をするのか、理由が気になるところです…!
5.飫肥駅
「飫肥」駅は、今回取り上げる7つの駅名の中で、読み仮名が最も少なく2文字になります。つまり「○○」駅と読みますよ。
ちなみに、この地域の郷土料理に「飫肥天」というものがあります。なんでも「揚げかまぼこの一種。味付けに味噌と黒糖を用いるのが特徴」なのだとか(出典:『デジタル大辞泉プラス』小学館)。
気になる読み方は「おび」駅でした!
こちらは宮崎県日南市にある「日南線」の駅名です。先ほどお伝えした「飫肥天」は「おびてん」と読みます。特徴的な味付けをしているだけに、ぜひとも食べてみたいものですね…!
6.大畑駅
「大」も「畑」も、小学校で習う比較的難易度の低い漢字ですよね。しかし、「大畑」駅を正しく読める方は、意外と少ないかもしれません。
ストレートに「おおはたけ」駅と読んでしまっていませんか?もしくは「だいはたけ」駅でしょうか。残念ながら、どちらも正しい読み方とは大きく異なります…!
気になる読み方は「おこば」駅でした!
こちらは熊本県人吉市にある「肥薩線(ひさつせん)」の駅名です。熊本県公式観光サイトによると、こちらは「日本で唯一、ループ線とスイッチバックを併せ持つ秘境駅」なのだそう。鉄道ファンの方ならば、ぜひ1度足を運びたい場所なのかもしれませんね…!
7.河堀口駅
最後にご紹介するのは「河堀口」駅です。「大畑」駅同様に、それぞれの漢字は簡単に読むことができそうですよね。
しかし、組み合わさることで意外な読み方になっているんです。「かわほりぐち」駅や「かわぼりくち」駅とはもちろん読みませんよ。
気になる読み方は「こぼれぐち」駅でした!
特に「河」の読み方がカギになりましたね。なお、こちらは大阪府大阪市にある「南大阪線」の駅名になります。