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安英学、鄭大世も在籍した水原三星に元横浜FC韓浩康が加入「夢が実現しました」…安柄俊とは同僚に

  • 2023.2.14

韓国Kリーグ1(1部)の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスは2月14日、Kリーグ2(2部)の全南(チョンナム)ドラゴンズから在日コリアンのDF韓浩康(ハン・ホガン、29)を獲得したことを発表した。

契約期間は1+1年で、背番号は5番を着用する。また、代わりに水原三星からDFファン・ミョンヒョン(21)が全南に1年間レンタル移籍することも発表された。

1993年9月18日生まれの韓浩康は京都府出身の在日コリアンで、朝鮮大学校を経て2016年にJ2のモンテディオ山形に加入。同年夏にJ3のブラウブリッツ秋田にレンタル移籍し、2018年から完全移籍でプレー。2020年には秋田のJ3優勝、J2昇格に大きく貢献した。

その後、2021年に横浜FCに完全移籍加入したが、昨年3月に全南へ完全移籍していた。日本での通算記録はJ1リーグ24試合、J3リーグ93試合7ゴール。全南ではリーグ戦15試合、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)5試合に出場した。

「安英学先輩が水原三星の自負心を…」

 

水原三星は「186cm、77kgの韓浩康選手はセンターバックとして打点の高いヘディングと対人マーク能力が長所として挙げられる。攻撃転換時のビルドアップは精巧で、ミドルキックも良く、カウンターの状況での活用度が高いものと期待している」と韓浩康に期待を寄せた。

韓浩康は水原三星加入に際し、次のように伝えている。

「尊敬する安英学先輩、鄭大世先輩が水原三星でプレーしていたときから夢見ていたことが実現しました。移籍が確定したとき、安英学先輩が電話をくださって、水原三星の自負心を話してくれました。水原三星のエンブレムに恥じない活躍をお見せします」

韓浩康は済州(チェジュ)でキャンプ中の水原三星に2月10日に合流し、チーム練習に参加している。

(写真=水原三星)韓浩康

なお、水原三星でプレーする在日コリアン選手としては、2008~2009年に在籍した安英学(アン・ヨンハ)氏、2013~2015年に在籍した鄭大世(チョン・テセ)氏、そして昨年7月から在籍する安柄俊(アン・ビョンジュン、32)に続き、今回の韓浩康が4人目となる。

また、チームには元清水エスパルスのDFイ・キジェ(31)のほか、元ヴァンフォーレ甲府、サガン鳥栖、FC岐阜のMFチェ・ソングン(31)、元セレッソ大阪、大分トリニータ、松本山雅FC、柏レイソルのMFキム・ボギョン(33)、元徳島ヴォルティスのFWキム・キョンジュン(31)といった元Jリーガーが在籍している。

水原三星は来る2月25日、ホームの水原ワールドカップ競技場で行われるKリーグ1開幕戦で昇格組の光州(クァンジュ)FCと対戦する。昨季は12チーム中10位で入れ替え戦に回るなど、深刻な不振に陥ったチームを上位に導くことができるのか、韓浩康の活躍に期待したい。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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