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元G大阪チュ・セジョンが韓国1部昇格組の主将に就任!最優先目標は“残留”「後悔なく戦いたい」

  • 2023.2.14

韓国Kリーグ1(1部)の昇格組・大田(テジョン)ハナシチズンは“キャプテン”のMFチュ・セジョン(32)を中心に一つにまとまっている。

チュ・セジョンは昨シーズン、夏の移籍市場を通じて大田のユニホームを着た。Jリーグのガンバ大阪を離れ、レンタルの身分で在籍し、チームの1部昇格に大きく貢献した。

ハイレベルなプレーと誠実な態度で昇格の立役者となったチュ・セジョンは、今冬に大田へ完全移籍し、正式にチームの一員となった。そして、2023シーズンは指揮官の要望でキャプテンまで引き受けることになった。

「選手たちも彼を信じている」

2月13日、大田の春季キャンプ地である巨済(コジェ)の三星(サムスン)ホテルで報道陣の取材に応じたイ・ミンソン監督は、チュ・セジョンをキャプテンに指名した理由について次のように語った。

「チュ・セジョンが加入してからの6カ月間を見守ったが、序盤こそ適応する期間があったものの、以降はチームの中心を取ってくれる姿がとても良かった。それでキャプテンをお願いし、快く承諾してくれた」

「確固たるクオリティがある。選手たちも彼を信じてついていく。監督が選手に直接伝えることも良いが、キャプテンが話して選手が理解することも効果的だ。役割をとても良くしてくれている」

このようにチュ・セジョンへの厚い信頼と期待感を示した指揮官だが、選手たちの考えも同様だ。

昨季に大田のキャプテンを務めたDFチョ・ユミン(26)は、「セジョンさんがシーズン途中に合流し、個人的な困難や悩みも多かったと思います。ただ、選手たちが感じるには途中から来た選手の感じではなかった。横にいるから言うわけではなく、本当の意味で、セジョンさんが来ていなかったら昇格は大変だっただろう。それぐらい力になった。ヒョン(兄さん)が残ると聞いてとても嬉しかった。必ず残ってくれる、僕たちを置いて離れるわけがないと思った」と、チュ・セジョンに対する信頼を示した。

実際のチュ・セジョン本人は、「レンタルの身分としてチームに溶け込むため、雰囲気に適応した。シーズンの初めからユミンを筆頭のほかの選手たちがチームを作ってきたなかで、そこに自分も入って前に出て話すことには慎重だった。これからはチームの一員に昇格し、バトンを受け継いでキャプテンを務めることになった。チームがKリーグ1でも実力を十分発揮できるよう、助けるために努力している」と伝えた。

「挑戦者の立場で、後悔なく戦いたい」

8年ぶりに1部復帰した大田は新たな挑戦に乗り出す。1次目標は残留だ。

「冷静に考えると我々は12位だと思う。(同じ昇格組の)光州FCは昨季Kリーグ2を優勝して自動昇格したチームだ。我々は入れ替え戦を経て昇格した」と話したチュ・セジョンは、「12位からスタートする。1マスずつ上がるためには、より多くの努力をしなければならない」と、1部残留のために最善を尽くすという目標を明かした。

もっとも、実際には心配や懸念よりも期待が大きい。大田は昨季から変化の幅が少ないからだ。

チュ・セジョンはもちろん、元京都サンガF.C.、SC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津の日本人MF石田雅俊(27)ら昇格に貢献した選手の大部分が残ったなかで、元ガンバ大阪、FC東京、名古屋グランパスのDFオ・ジェソク(33)を筆頭に、昨季Kリーグ2年間ベストイレブンFW部門のブラジル人FWチアゴ(29)とFWユ・ガンヒョン(26)など、実力のある選手の補強に成功した。効果的に戦力をアップグレードできた格好だ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)チュ・セジョン

最後に、チュ・セジョンは「長い間待ち続けた末、Kリーグ1に昇格した。選手構成だけ見ても、1部で競争すべき選手が多い。楽しくチャレンジしたい。冬のトレーニング期間に体力も大幅に補った。戦術的な練習もたくさん行っている。今季、大田が競争力があることを示すことができるという期待感を抱いて準備している。選手たちには“1部に相応しく練習し、試合をしよう”と言ったが、責任感を持って真剣に取り組んでいる。挑戦する立場でプレッシャーを感じず、後悔なく戦いたい」と意気込みを伝えた。

なお、大田のKリーグ1開幕戦は来る2月26日に行われ、ホームの大田ワールドカップ競技場で江原FCと対戦する予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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